VITUREのハイエンドARグラス「VITURE Beast」レビュー 視野角58°・174インチ相当の大画面で「Forza Horizon 6」を満喫
VITUREが5月から一般販売を開始したARグラス「VITURE Beast XRグラス」のレビューをお届けします。VITURE製品で最大の視野角を持ち、大画面を表示できるハイエンドモデルという位置づけの製品。この機会に、リリース後なかなか遊べなかったゲーム「Forza Horizon 6」を大画面で楽しんでみました。
シャープな映像で単体3DoFやダイナミック調光に対応するハイエンド仕様
VITURE Beastは、ソニー製microOLEDを搭載し、片眼あたり1920×1200の高解像度、120Hzの高リフレッシュレート、最大1250nitsの高輝度で視野角58°の大画面が表示可能。4m先の距離に174インチ相当の大画面を表示できる仕様とされています。0.68インチという大型microOLEDの採用と光学系の最適化により、画面の端がぼやけたり暗くならず、シャープな映像を実現するのが特徴です。
左右レンズの間にRGBカメラを搭載。外部デバイスがなくても、グラス単体で空間上に画面を固定する3DoF(Degree of Freedom、自由度)の空間ディスプレイを実現します。今後専用アプリ「Space Walker」のアップデートにより、前後方向にも画面を固定する6DoFに対応を予定しているとのこと。
テンプル(つる)のボタン操作により、常に画面が正面にある「0DoF」モード、顔の向きに合わせて滑らかに画面が追随する「Smooth Follow」モード、画面を空間上に固定する3DoFの「Anchor」モードに切り替えが可能。どんなときにどのモードを選ぶかは好みによると思いますが、安定した姿勢でじっくりPC作業やゲームに集中する場合は3DoFのAnchorモード、移動中の動画視聴はSmooth Followモードをおススメします。
後述するゲームのプレイではAnchorモードを選択。飛行機の中で映画を観る際は、Smooth Followモードが最も疲れず快適に楽しむことができました。質感が高く洗練されたデザインで、機内でも違和感なく装着できます。
この他、本体のボタン操作は画面サイズや音量を変更できるだけでなく、9段階のダイナミック調光にも対応。周囲の明るさや画面へ没入したい度合いに応じて、レンズの暗さを調節することができます。Anchorモードでは、左右や下に顔を向けると自動でレンズを透過させて手元や隣を見られるオート透過機能を搭載。PCに接続して目の前の画面で作業しながら机に置いた紙の資料を確認するなど、仮想スクリーンと現実世界との行き来がしやすいのが便利です。
Forza Horizon 6の世界に没入
美しい大画面が楽しめるVITURE Beastで、日本を舞台にさまざまなミッションや探索を楽しむオープンワールドレースゲーム、Forza Horizon 6を満喫することに。ひとまず、ARグラスと非常に相性のよい携帯ゲーミングPC「ROG Xbox Ally X」にインストールして遊んでみます。USB-Cケーブル1本で接続でき、手軽に遊べるのが魅力。日本の美しい風景の中で繰り広げられる迫力のレースを鮮やかで滑らかな映像で楽しめるだけでなく、HARMAN監修のサウンドシステムによる音響にも注目。エンジン音を響かせるレースだけでなく、好きなラジオ局から流れるBGMを聴きながら、まったりドライブするのも素敵な体験です。もちろん、携帯ゲーミングPCなら「Steam Deck」との相性もバツグンです。
外出先やちょっとした時間に楽しむなら、スマホをつないでXBOX Cloud Gamingでプレイ。DP Alt(DisplayPort Alternate Mode)対応のUSB-Cポートを搭載するスマートフォンならケーブル1本で接続でき、さらにゲームコントローラーとスマホクリップを組み合わせれば、外出先でも手軽にコンソールライクな大画面プレイ環境が実現します。XBOX Game Passに加入していれば、コンソールでもPCでもクラウドでも、以前遊んだ続きを好きな環境で再開することができます。
充実したアクセサリーで可能性が広がる
VITURE製品は、ARグラスの接続性や機能を拡張する充実したアクセサリーをラインアップしているのが特徴です。
「VITURE Pro モバイルドック」は、13000mAh容量のバッテリーを内蔵し、USB-CポートやHDMIポートに接続した外部デバイスの映像をARグラスに出力するドッキングステーション。
ゲーム機やPCをHDMIケーブルで接続できる他、Nintendo Switch/Switch 2をUSB-Cケーブルで接続してTVモードで起動可能。ARグラスは2ポート接続でき、それぞれARグラスを装着した2人で画面を共有して一緒にゲームをプレイしたり映画を観ることができます。
「VITURE Proネックバンド」は、Android OSを搭載し、スマホがなくても単体でAndroidアプリや映画のストリーミング、クラウドゲーミングが利用できる首掛け型のデバイス。
本体のボタンやスマホアプリ「Neckband Remoto」を使ったリモコン操作が可能な他、本体に搭載するカメラを利用したハンドジェスチャーも利用できます。
8BitDo Ultimate C Bluetoothコントローラーと組み合わせると、ネックバンド上でXBOX Cloud Gamingを起動してForza Horizon 6をプレイすることができました。
価格は8万2880円
VITURE Beast XRグラスの販売価格は8万2880円(税込)。VITURE Pro モバイルドックの販売価格は2万1800円(税込)。VITURE Proネックバンドの販売価格は、12GB RAMとm256GBストレージの搭載モデルが5万9980円(税込)。8BitDo Ultimate C Bluetoothコントローラーの販売価格は5480円(税込)です。
昨年発売したARグラス「VITURE Luma Ultra」と比べると、視度調整の機能を持たない、グラス単体で6DoFやハンドジェスチャーに対応しない、といった機能の違いがあるものの、視野角の広さ、画面の最大表示サイズ、映像のシャープさ、9段階のダイナミック調光の機能でVITURE Luma Ultraより優れるVITURE Beast。コンテンツの視聴環境や実務の作業環境としてARグラスを探しているなら、有力な選択肢と言えるのではないでしょうか。瞳孔間距離(IPD)に応じてレギュラー(IPD 64.0±6.0 mm)、ラージ(IPD 68.0±6.0 mm)の2サイズをラインアップするので、購入時にはIPDを把握しておくことをオススメします。
製品提供:VITURE
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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