あのオチョナンさんがスクリーンに!?中山昌亮さん原作『不安の種』が本気布陣で最恐実写化
日常の中に潜む怪異な何かに出会ってしまうストーリーを10ページあまりで展開し、読者をじわじわとした恐怖に絡め取る中山昌亮さんのコミック『不安の種』(少年チャンピオン・コミックス)。怪異のものについての説明もせず、特に解決も示すことのないという投げっぱなしぶりながら、そのビジュアルのインパクトが鮮烈な印象を残しており、特に人間の目と口を縦長にしたような顔をしている何か、オチョナンさんの不気味な容貌は、ふとした瞬間に視線が気になってしまうという読者も多いはず。
あまり実写向きとはいえそうもない『不安の種』ですが、ドラマ『失踪HOLIDAY』や『妖怪人間ベム』などで好演を見せた若手実力派・石橋杏奈を主演に迎えて映画化。2013年7月20日より東京・シネクイントと大阪・テアトル梅田でレイトショー上映が始まります。
監督・脚本には、伝説的深夜ドラマ『放送禁止』シリーズなど、怪談・心霊ドラマを数多く手がけている長江俊和氏。特殊造形・メイクには、『バイオハザード ディジェネレーション』のクリエイター・百武朋氏が担当しています。
公式サイトにアクセスすると、吊り目になっている危険なオチョナンさんの立ち姿がいきなり登場し、もう既に気味の悪さ抜群。公開されている予告編でも最後に現れます。
キャストには須賀健太、浅香航大といった注目株のほか、北野武作品やテレビドラマで幅広く活躍しているベテラン・津田寛治、そして作家の岩井志麻子もクレジットされており、どんな演技を見せてくれるのか気になるところ。予告編を見る限りでは、何よりも石橋がキレた役どころを怪演して、ある意味オチョナンさんよりも怖いのではないかと思わせるセリフを聞かせてくれているあたり、期待が高まります。
また、前売りチケット(1300円・税込)には、先着順で『オチョナンさんが乗っています』特典ステッカーという、いかにもシネクイント上映作品らしいプレゼントが用意されているということなので、気になる方はお早めに。
不安の種 公式サイト
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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