遊ぶように楽しくお金を学ぶ!親子で挑んだ「BANKING IS PLAYABLE」金融教育イベントレポート

すべての学びは「なぜ?」から始まる。BOSS E・ZO FUKUOKAで開かれた、お金の教養講座

こんにちは。みんなの銀行広報 兼 公式note編集長の市原です。

去る4月12日(日)、デジタルバンク「みんなの銀行」はみずほPayPayドーム福岡隣の複合エンターテインメント施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」にて、高校生とその保護者を対象とした金融教育イベント「BANKING IS PLAYABLE」を開催しました。

2022年度から高等学校での金融教育が拡充され、「貯蓄から投資へ」という大きな潮流が生まれる一方、社会の「キャッシュレス化」は凄まじい勢いで進んでいます。このような変化の時代だからこそ、

「スマホでお金の管理なんて、うちの子にはまだ早いのでは?」

「キャッシュレスは便利そうだけど、セキュリティは大丈夫? 金銭感覚が鈍りそう……」

といった、デジタルでのお金に対する漠然とした不安の声を、多くの保護者の皆さまから伺っていました。そこで、私たちは「知識」と「実践」を繋ぐことが不可欠だと考えました。

座学で金融知識を学ぶだけでなく、デジタルネイティブである高校生の皆さんが、保護者の方々と一緒に、安全な環境で「実践」を通じて学ぶ。

これからの時代に必須となるお金のデジタル管理を、“自分ごと”として体感してもらうことこそ、漠然とした不安を解消する最良の方法だと考えたのです。

その「実践のための学習ツール」として、今回は私たちのサービスである「みんなの銀行」アプリを活用し、何より「遊び」のように楽しく学べる体験型イベントを企画しました。

なぜ、会場はBOSS E・ZO FUKUOKAだったのか?

ここで少し、私たちが今回の会場として「BOSS E・ZO FUKUOKA」を選んだ理由についてお話しさせてください。それは、お金の学びが「机上の空論」であってはならない、という強い想いがあったからです。

「BANKING IS PLAYABLE」——銀行(取引)はもっと、楽しめる。

私たちのイベントコンセプト「BANKING IS PLAYABLE」を体現するには、従来のセミナールームだけでは不十分でした。

お金は、ただ貯めたり節約したりするだけのものではありません。どうすればもっと楽しく、賢く使えるのか。その使い道の先には、美味しい食事や、心躍るエンターテインメントといった、人生を豊かにする自分にとっての価値ある「体験」が待っています。

講義で学んだ知識を、すぐに隣接する店舗やアトラクションで「実践」できる。予算を立て(Box)、キャッシュレスで食事をし(Debit Card)、ATMも利用しながら(現金の入出金)、家族と体験を共有する(振込)。この一連の流れは、まさに人生の縮図です。

エンターテインメントの聖地であるこの場所は、お金との付き合い方を学ぶための、最高の「実践フィールド」だと、私たちは考えたのです。

未来を生き抜くための「お金の教養」

イベント前半は、BOSS E・ZO FUKUOKA内の「MLB café FUKUOKA」での座学からスタート。「人生をゆたかにするお金との付き合い方」と題し、金融教育テキストの内容を基に、約30分間の集中講義を行いました。

写真:みんなの銀行 行員 兼 公式YouTuberの和田さんによる講義。参加した親子もメモを取りながら熱心に耳を傾けます。

講義で触れた4つのテーマ

・経済と金融の違い
「経済」がモノやサービスの流れ全体を指すのに対し、「金融」は”お金”そのものの融通を指すこと。そして、銀行がその中心で「お金を必要とする人」と「お金に余裕がある人」を繋ぐ、社会の血液のような役割を担っていることを、身近な例を挙げて解説しました。

・現金とキャッシュレス
現金には「使いすぎを防ぎやすい」「どこでも使える」という利点がある一方、キャッシュレスには「ポイント還元」「利用履歴の自動記録」「スピーディな決済」といった大きなメリットがあること。それぞれの特性を理解し、場面に応じて使い分ける賢い付き合い方を提案しました。

・SNSに潜む金融犯罪
SNSなどでみられる「#高収入バイト」「#即日現金」といった言葉をきっかけに、知らないうちに犯罪に加担してしまう口座売買などの金融犯罪の危険性を、具体的な手口を交えて紹介。自分の身は自分で守るための正しい金融知識(金融リテラシー)の重要性を強調しました。

・リアルなライフプランニング
大学進学(約500万円)、一人暮らし(約50万円)、結婚(約300万円)、子育て(一人あたり約1,000万円以上)、住宅購入(約3千万円)……人生の各ステージで、具体的にどれくらいのお金が必要になるのかをシミュレーション。遠い未来の話ではなく、「自分ごと」としてお金を捉えるきっかけを提供しました。

写真:「金融の役割」「金利」についての講義。お金の基礎を、親子で一緒に学びます。

クイズを交えた講義に、参加者の皆さんは前のめりに参加。参加した高校生からは、「SNSでの犯罪といったリアルな話が聞けて、身が引き締まる思いだった」という声や、「ライフプランの話を聞いて、今から少しずつでもお金について考えておくことが大事だと思った」といった感想が聞かれました。

保護者の方々も、改めてご自身の知識を整理するように、深く頷きながら聞き入っていたのが非常に印象的でした。

いざ、実践の舞台へ!親子で挑む7つのマネーミッション

知識をインプットした後は、いよいよ「みんなの銀行」アプリを学習ツールとして活用し、体で覚える実践パートです!

前半の座学で学んだ「お金の教養」を、本当の意味で「生きる力」に変えるため、参加者の皆さんにはBOSS E・ZO FUKUOKAの施設全体を舞台にした「マネーミッション」に挑戦していただきました。

ここでの目的は、アプリの操作を覚えることではありません。座学で学んだ「計画的なお金の使い方」や「キャッシュレスの利便性」、「支出の振り返りの重要性」などを、実際のツールを通してどのように実践できるのかを体験してもらうことです。

参加者の皆さんには、体験資金として1万円を現金で進呈。銀行口座をその場で開設したら、高校生が主体となり、親子で知恵を絞りながら、7つのミッションに挑みます。

写真:みんなの銀行の口座開設に初めて挑戦!写真は「本人確認(eKYC)」のシーン(※)

※eKYC:Electronic Know Your Customerの略

MONEY MISSION:未来につながる7つの指令

① 軍資金1万円を自分の「銀行」へ入金せよ!

いよいよここからが実践編! 最初のミッションは、今日の体験の元手となる「軍資金」1万円を、スマートフォンを使って自分の口座へ入金することです。

多くの参加者が初めてとなる「スマホでのATM入金」に挑戦。最初は少し戸惑いながらも、すぐに慣れた手つきで操作を進めていく高校生たちの姿が印象的でした。現金がデジタルなお金に変わる瞬間を目の当たりにし、「おお!」「本当に入った」と声が上がります。これは、お金のデジタル化をリアルに体感し、管理の第一歩を踏み出すための重要なミッションです。

写真:スマホを使ってATMで自分の口座に1万円を入金するミッションに挑戦!

写真:ミッション達成!思わず「できた!」と笑顔がこぼれます。

② 入金したお金を「目的ごと」に仕分けよ!

無事に入金が完了したら、次はその1万円を「Box(貯蓄預金)」という機能を使って、目的別に仕分けるミッションに挑戦します。

これは、前半の座学で学んだ「収入(お小遣い)が入ったら、まず目的別に分ける」という計画的なお金の管理を、実際にアプリで体験するものです。

写真:前半の座学で、親子で相談しながら立てた「お金の使い方プラン(計画)」

「ランチ」「アトラクション」など、親子で話し合いながら、思い思いの名前をつけたBoxにお金を移動させていきます。

「何に、いくら使うか」を事前に決めることで、衝動買いを防ぎ、計画的にお金を使う練習をします。これは、将来のライフプランニングにも繋がる、極めて重要なステップです。

写真:事前に立てた「お金の使い方プラン(計画)」に沿って、アプリのBoxで仕分け。親子で一緒に、計画を形にしていきます。

③ 相棒に作戦会議費100円を振込みせよ!

高校生から相棒である保護者に100円を送金するミッション。「ことら送金」の仕組みを利用しているため、手数料は無料。相手の口座番号を知らなくても、携帯電話番号だけで、しかも一瞬で送金が完了する手軽さに、未来の当たり前を実感しているようでした。

④ いざ、キャッシュレス決済!デビットカードでお買い物をせよ!

お金の計画を立てた後は、いよいよお店での決済体験です。このミッションでは、みんなの銀行の「(バーチャル)デビットカード」を使って、BOSS E・ZO FUKUOKA内のお店でグッズの購入、ランチ代の支払いに挑戦します。

レジの端末にスマホをかざすだけで、瞬時に支払いが完了するキャッシュレス決済のスピード感に、参加者からは「すごい!」「できた!」と驚きの声が上がりました。

支払い後はすぐにアプリに利用通知が届き、口座の残高が更新されるのもデビットカードならでは。Boxで分けた予算と見比べながら、「あといくら使えるかな?」と親子で相談する姿は、まさに生きた金融教育の実践そのものです。

写真:ランチの支払いも、スマホをかざしてキャッシュレスで。初めてのデビットカード決済も、親子で一緒なら安心です。

⑤ 「もしも」の時に備えよ!現金でアトラクションを体験せよ!

キャッシュレスの便利さを体感した次のミッションは、あえて「現金」を使ってみること。キャッシュレス化が進む現代でも、現金しか使えない場面はまだまだ存在します。

そこでこのミッションでは、参加者の皆さんにスマートフォンを操作して「ATMから現金を引き出し」、その現金でアトラクションの利用料を支払う、という一連の流れを体験していただきました。

「現金がないと、これができなかったね」という会話も聞こえてきます。スマホ一つでいつでも現金を引き出せる安心感と、キャッシュレスと現金を場面に応じて使い分ける重要性を肌で感じてもらうことが、このミッションの最大の目的です。これにより、どんな状況にも対応できる実践的な金銭感覚を養います。

⑥ 使ったお金の振り返りをせよ!

デビットカードの利用明細に、「#ランチ」「#アトラクション」といったオリジナルの「#(ハッシュタグ)」をつけて支出を記録。これにより、後から見返したときに「何にいくら使ったのか」が一目瞭然になります。「お金の流れを“見える化”」し、次の消費行動に活かす「振り返り」の習慣を学びます。

⑦ シークレットミッションをクリアせよ!

そして、当日発表された最後の指令は、デビットカードを使って「“お土産”を購入せよ!」でした。

しかし、これは単なる最後のミッションではありません。実は、参加者の皆さんが「ある重要なこと」に気づくための、最後の仕掛けでもありました。それは、「お金はあるだけ使っていいものではなく、不測の事態に備え、余裕をもって管理することが大切」だということ。

そして、そのために「予備費Box」などをあらかじめ作り、「使ってはいけないお金」として分けておくことの重要性です。このミッションは、その学びを肌で感じてもらうための、集大成となるものでした。

「百聞は“一体験”に如かず!」参加者のリアルな声と、運営が見た親子の変化

すべてのミッションを終え、興奮冷めやらぬままカフェに戻ってきた参加者の皆さん。そこからは、今日一日の「体験」を「学び」へと昇華させる、最も重要な時間である「振り返り」の時間です。

ミッションでの気づきや感想を親子で語り合い、シートに「結果」を記入していくその表情は、イベント開始前とは比べ物にならないほど、自信と達成感に満ち溢れていました。

写真:全ミッションを終え、達成感に満ちた笑顔で振返りシート(結果)を記入し、親子で話し合っている様子。

イベント終了後の「満足度アンケート」でも、5段階評価で、高校生が4.6、保護者が4.9という、望外の評価をいただくことができました。その数字以上に、私たちを喜ばせてくれたのは、アンケートに綴られた熱量の高い「リアルな声」の数々でした。

<高校生のリアルボイス>

「計画を立てて遊べたのが楽しかった!」(高3・女性)

「自分がやりたいことを自由に計画できたのが良かった」(高3・女性)

「パスワードなどの入力にとても苦戦したけど、とても楽しく操作できてよかったです」(高2・女性)

「支払い時に(スマホを)かざすだけだったので支払いが楽でとても良かった」(高1・女性)

<保護者のリアルボイス>

「親が想像した以上にアプリを使える事におどろいた」(50代・男性)

「(子どもが)デジタルでのお金の管理を身を持って学べたことが良かったです」(50代・女性)

「私が当たり前だと思っていた通帳や口座の管理を、娘ができない様子を見て、親子の意識の違いに気づいた。(これを機に)もう少し娘と話していきたいと思います」(40代・女性)

ある保護者の方からは、「現金でしか買い物をしたことがなかったので、デビットカードの使い方を覚えることができてよかった」という、嬉しいお声もいただきました。

まさに「百聞は一体験に如かず」。今回のイベントの価値を、参加者の皆さま一人ひとりのリアルな声が、何よりも雄弁に物語っていました。

成功だけが学びじゃない。「失敗」から得た、もう一つの教訓

順調にミッションをクリアしていく親子がいる一方で、あるミッションに頭を抱え、大苦戦している親子の姿もありました。

イベント終了時刻が迫り、多くの親子が施設内で最後のミッションに挑んでいた時のこと。「ATMで現金を引き出し、アトラクションに乗る」というミッションに、ある親子が駆け込んできました。

しかし、ATMを目の前にしたその時、先ほど設定したばかりの4桁の暗証番号を忘れてしまったのです。

「あれ……、なんだっけ!?」

残り時間はあとわずか。焦る気持ちの中、アプリから再設定を試みます。普段であれば簡単なその手続きも、迫りくるタイムリミットへのプレッシャーから、画面の文字がなかなか頭に入ってきません。気づけば、ここで20分もの時間を費やしていました。

そのお母さまはこうお話ししてくださいました。

「パスワードを忘れてミッションに大苦戦してしまい、子どもも本当に悔しがっていました。『落ち着けばできることも、パニックになると何もできなくなってしまうんだ』ということを、親子で痛感した貴重な時間でした。」

そう語ってくださったお母さまが、最後に、「まさか、たった4桁のパスワードを忘れるなんて信じられない!」と、照れ笑いされていたのが、とても印象的でした。

このエピソードにこそ、私たちがイベントを通じて伝えたかった、もう一つの重要なメッセージが凝縮されています。

便利な世の中だからこそ、自分の情報を自分で守る責任があるということ。
そして、安全な場所で思いっきり「失敗」することこそが、何よりの学びになるのだと。

この親子にとって、「大苦戦したミッション」は、他のどのミッションよりも価値のある「成功体験」になったに違いありません。

未来へつなぐ、学びの証。そして、明日からできること

写真:この日の学びの証である「認定書」を、永吉頭取から授与。少し照れくさそうな表情の中に、確かな達成感がみなぎります。

熱気に満ちた振返り会を終え、イベントはいよいよフィナーレへ。この日の学びと体験が、参加者の皆さんにとって、未来につながる確かな一歩となったことを証明する「証」を授与する時間がやってきました。

未来へつなぐ、学びの証

イベントの最後には、全ミッションをクリアした未来のデジタルバンカーたちへ、その健闘を称え、みんなの銀行 永吉頭取より一人ひとりへ「マネーミッションクリア認定書」を手渡しました。

閉会の挨拶で、永吉頭取は次のように語りかけました。

「皆さん、今日はお疲れ様でした。皆さんが見せてくれた、新しいテクノロジーへの好奇心、そして親子で協力しながら課題に立ち向かう姿に、私自身、大変感銘を受けました。

今日学んだことは、皆さんがこれから長い人生を歩んでいく上で必要となる『生きる力』の、ほんの入り口に過ぎません。

お金は、それ自体が目的ではありません。皆さんの夢を叶え、人生を楽しく、豊かにするための大切な『道具』です。しかし、その使い方を正しく学ばなければ、将来の不安に繋がる危険なものでもあります。

大事なのは、今日のこの日を『楽しかった』で終わらせないことです。ぜひ、ご家庭に帰ってからも『お金ってどう思う?』『将来のために何ができるかな?』そんな会話を広げていってほしい。今日の体験が、そのきっかけになることを、心から願っています。」

力強いエールに、会場は温かい拍手に包まれました。

今回の「BANKING IS PLAYABLE」を通じて、参加者の皆さんが「お金の管理って、なんだか面白いかも」「キャッシュレス決済って、意外と安心で便利なんだな」と、少しでも感じていただけたのであればこれほど嬉しいことはありません。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

「BANKING IS PLAYABLE」——銀行(取引)はもっと、楽しめる。

みんなの銀行は、これからも、すべての世代が“遊び心”をもってお金と向き合える、そんな新しい金融体験を届けていきます。

※この記事は、みんなの銀行公式noteからの転載です。
最新情報やサービス詳細は、みんなの銀行公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://www.minna-no-ginko.com/

(執筆者: みんなの銀行)

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 遊ぶように楽しくお金を学ぶ!親子で挑んだ「BANKING IS PLAYABLE」金融教育イベントレポート
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。