【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

2026年6月13日、東京・Spotify O-WESTにて、PIGMONZ全国ツアー〈GO GO PIGMONZ TOUR〉のファイナル公演が開催された。全国7会場・全9公演を巡ってきたツアーの締めくくりとなる本公演はソールドアウト。さらに配信も実施され、全国のファン(総称モンクル)がその瞬間を見届けた。

2026年3月のデビューから約3か月。PIGMONZはこの短期間で数々の出来事を経験してきた。デビュー前から公開されてきたオーディションの模様、メンバー脱退、そして追加オーディション。「うらどる。 ーアイドルが、武道館に立つまでー」で記録されてきたグループの歩みを、多くのファンが見守ってきた。

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

その追加オーディションで最終候補者として残ったのは、うま、ナツメ、ひーちゃん、キイちゃんの4名。4月28日に東京・代官山SPACE ODDで開催された〈GO GO PIGMONZ TOUR〉初日公演では、アンコールで4名がサプライズ登場し、現メンバーと共に”PIGMONZ”を披露。そのステージが最終審査の場となった。

新たなPIGMONZのメンバーは誕生するのか。そして選ばれるのは誰なのか。オーディションを追いかけてきたオーディエンスにとって、この日の発表は、グループの今後を占う大きな転機として受け止められていた。

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

さらにグループは現在、サンの負傷という困難にも直面している。手術をすることも発表されたが、医者とも相談し可能な範囲で活動を続けることが発表されたばかり。前日の同会場で行われた現体制最後のワンマンライブでは、椅子に座りながらも元気な姿を見せていたが、新メンバー加入が噂されるこの日のライブは、PIGMONZの現在地を示す重要な公演になるのは間違いなかった。

開演時間を迎えると、巨大なバックドロップ幕が上がり、爆音のSEとともに新衣装に身を包んだメンバーが飛び出してくる。

1曲目は”PIGMONZ”。
少し遅れて姿を見せた新メンバーは、鮮やかな赤髪のナツメだった!!!
そしてそのまま客席へダイブ!!!
会場のテンションは一気に最高潮へ達する。

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

そして”PIGMONZ”。
さらにもう一度”PIGMONZ”。

ユメカは何度も客席へ飛び込み、デビューライブでも強烈なインパクトを残した”PIGMONZ”三連発で、この日のライブは幕を開けた。
歌い出しの「はうどぅゆーどぅ 調子どうだい ここから始めんだストーリー」。このフレーズは、「うらどる。」の中でナツメが涙を流しながら向き合っていた言葉でもある。そのフレーズをユメカが歌い、ナツメがその後を引き継いだ瞬間、まず浮かんだのは合格への祝福だった。オーディション期間中の姿からは想像できないほど堂々としている。過酷な選考を勝ち抜き、福岡から単身飛び込んできた覚悟が伝わってきて泣きそうになる。本当におめでとう!

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

PIGMONZのライブでは、高速BPMのメロディック・パンクが鳴り響くと、フロアは瞬く間に沸騰する。ダイブ、モッシュ、サークル、そしてウォール・オブ・デス。もはや一般的なアイドルライブというよりパンクロックの現場に近い。その熱狂はツアーを重ねるごとに強度を増し、今やグループ最大の魅力のひとつとなっている。最初のオーディション参加者であり、2期BiSのメンバーでもあるキカがフロアで暴れ回っているのも、PIGMONZの現場には欠かせない。そして何より、その空間をメンバー自身が楽しんでいる。客席へ飛び込み、観客と同じ熱量でライブを作り上げていく姿は実に痛快だった。

そして新曲”COLORS”が披露された。ko-hey作曲のヒットチューンだ。さらに”Hello”、”I survive”、”細胞UPSET”とライブは勢いを増していく。大きなモッシュピットが生まれ、フロアの熱量も加速していった。プー・ルイは会場を見渡し、一人ひとりに目線を送り、ユメカは客を煽りながら会場を沸騰させていく。ナツメは初々しさを残しながらも、歌もダンスも堂々としていた。

特に印象的だったのはサンの存在だ。椅子に座りながらも必死に腕を上げ、頭を振り、感情をぶつける。立って踊りたいはずなのに踊れない。でも我慢できずに立ち上がってしまう。その悔しさも含めて、すべてをパフォーマンスに変えていた。おもむろに椅子が並び、”サッドマシーン”が始まった。前日のダンスとはまったく異なり、サンへの配慮も含めた椅子を使った特別バージョンとして完成されている。この曲が持つ切なさをさらに引き立てていた。

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

ここでナツメの紹介が入った。
メンバー曰く、ナツメは
・元気でうるさく、よく喋る
・自分を曝け出すのが得意
・変顔が弱い
とのこと。

サンの小芝居タイムからの咆哮で始まる”カッ!”では再びフロアが爆発。大合唱が巻き起こり、超巨大なウォール・オブ・デスも発生した。”PANI”では会場全体が跳ね続け、PIGMONZがライブハウスならではの熱狂を生み出していることを改めて証明してみせる。
そして、このツアー初日から披露されている新曲”GOOD DAY”、大合唱が起こる”Panorama”ではフロア中に笑顔が広がった。激しさだけではなく、多彩な表情を持つ楽曲群がライブにしっかりと起伏を与えていた。

ナツメはMCで、自分のやりたいことを信じてアイドルの世界へ飛び込んだこと、そしてその中で苦しさや葛藤も経験してきたことを語った。
そんな時に出会ったロックアイドルたちのライブに救われ、「言葉がなくても心がつながれる瞬間がある」ことを知ったという。そして「うらどる。」で必死に足掻く候補者たちや、すべてをさらけ出しながら進んでいくPIGMONZの姿に心を動かされ、追加メンバーオーディションへの応募を決意したことを明かした。オーディション期間中は、自分をさらけ出すことへの怖さや葛藤もあった。しかしメンバーたちから「ぐちゃぐちゃになっても、それがかっこいいんだよ」と背中を押され、自分自身を受け入れられるようになったという。最後に彼女は、「今度は自分が誰かの背中を押せる存在になりたい」と語り、嬉しさも悔しさも悲しさもファンと共有しながら、PIGMONZとして最高のライブを作っていきたいと力強く宣言した。

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

そしてライブはいよいよ終盤へ。
“STiLL”では、彼女たちが掲げる武道館への決意が真っ直ぐに響く。デビュー前から成功も失敗も、迷いも葛藤も包み隠さず公開しながら進んできたPIGMONZ。その歩みを知るからこそ、彼女たちの言葉には不思議な説得力がある。

そして本編ラストは”Starting Line”。「何回でもスタートしてやる!」プー・ルイの叫びが会場に響く。メンバーたちは、いったい何度目のスタートラインに立ったのだろう。それでもまた走り出す。様々な困難を乗り越え、全国ツアーを完走し、新メンバーを迎えたPIGMONZ。その姿は、この曲そのものだった。

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

鳴り止まないアンコール。
再びステージに現れたメンバーは”GOOD DAY”を披露し、会場の熱量をさらに引き上げる。そして最後に届けられたのは、もう一度”COLORS”。この日のライブを締めくくるにふさわしい一曲だった。新たな仲間との出会いと未来への意思を感じさせながら、全国ツアーは幕を閉じた。

デビューライブから約3か月。PIGMONZは確実に変化している。ダイブやモッシュが当たり前のように起こる独自のライブ文化。「うらどる。」を通じて築き上げてきたファンとの強い結びつき。そして新メンバー加入によるさらなる可能性。この日のライブはツアーファイナルであると同時に、新体制PIGMONZのスタート地点でもあった。武道館という夢へ向かう道のりは、またここから始まる。そしてこの日のSpotify O-WESTには、新たな一歩を踏み出したグループの勢いが確かに存在していた。

進め未完成な怪獣たち!!!

【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

取材・文:飯田仁一郎
撮影:村長
編集:ニシダケン

フォトギャラリー

フォトギャラリーはこちらからご覧いただけます

セットリスト

『GO GO PIGMONZ TOUR』
2026年6月13日(土)東京・Spotify O-WEST
OPEN 14:30 / START 15:30

M1.PIGMONZ
M2.PIGMONZ
M3.PIGMONZ
M4.COLORS
M5.Hello
M6.I survive
M7.細胞UPSET
M8.サッドマシーン
M9.カッ!
M10.PANI
M11.GOOD DAY
M12.Panorama
M13.STiLL
M14.Starting Line

-アンコール-
M15.GOOD DAY
M16.COLORS

アーティスト情報

▼ 公式X
https://x.com/PIGMONZ_idol
▼ 公式Instagram
https://www.instagram.com/pigmonz_idol

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【ライブレポ】ツアーファイナルで始まる新たな物語──PIGMONZ〈GO GO PIGMONZ TOUR〉東京公演

OTOTOY

ハイレゾ音楽配信/メディア・サイト。記事も読めるようになったアプリもよろしくどうぞ。

ウェブサイト: http://ototoy.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。