映画『スペルマゲドン 精なる大冒険』ニシダ(ラランド)インタビュー「設定を思いついたとしても、ここまで発想が広がっていくことがすごい」

本国ノルウェーではハリウッド超大作規模で公開し、2週連続で堂々の第1位の大ヒットを記録。台湾や香港でも10代を中心に熱狂的な反響が広がり連日満席の社会現象を起こした、いま世界中で話題沸騰中の笑撃アニメがついに日本上陸! 思春期真っ只中の少年の体内で繰り広げられる、 精子たちの命がけの大冒険!前代未聞のインナーワールド・アドベンチャー『スペルマゲドン 精なる大冒険』が全国公開中です。

STORY:ゲーム大好き思春期真っ只中の少年・イェンス。友達たちと週末泊まりで遊びに出かけた彼は、気になる女の子・リサとの“初めての チョメチョメ♥”を迎えることに──⁉一方その瞬間、イェンスのカラダの奥に広がる“精子たちの王国”では、<スペルマゲドン警報>が発令さ れ、とんでもない騒ぎが巻き起こっていた!ずっと外の世界へ飛び出すことだけを夢見て悶々と暮らしてきた10億もの精子たちが一斉に大 パニックに!ちょっぴり頼りない精子・シメンと、勝気でまっすぐなカミラはついに訪れた“発射”の瞬間を迎えるべく、最小にして最大の命 がけの大冒険へと駆け出す!!旅の途中で待ち受けるのは、裏切りあり!挫折さあり!涙あり!・・・友情あり⁉しかし、ふたりはやがて“とんでもない事実”に直面するのだった……。

本作で、主人公の精子・シメンの声を担当した、ラランドのニシダさんにお話を伺いました!

——映画楽しく拝見いたしました!ニシダさんが声優デビューというニュースは大きな話題になりましたね。

最初にお話をいただいた時は、率直に「嘘かな?」と思いました。精子の声優というのも(笑)。マネージャーから「先方がどうしてもニシダさんにお願いしたいそうです」と聞いて、嬉しい反面、疑ってもいたのですが、台本がきてからますます現実味を帯びてきました。

——芸人さんだとドッキリだと身構えてしまいそうですよね(笑)。

そうなんですよ。でも、お受けした後、一旦逆に“静か”だったのでこれはドッキリじゃないんだろうなと。ドッキリの場合もっと展開が早いので。

——ニシダさんはとても素敵な声なのでアニメ声優初挑戦ということも意外でした。ファンの方も喜ばれていたのではないでしょうか。

ありがとうございます。「アニメの声優をやりたい」みたいな話はYouTubeで言ったりしていたので、「おっ!」と思ってくれた方も多かったみたいです。アニメは日本の作品も海外の作品も好きで、日本だと『新世紀エヴァンゲリオン』、海外ではディスニーやピクサーのアニメも大好きです。『ズートピア』は何度も観ていて、先日も『ズートピア2』を観に行きました。それこそ、『ズートピア2』はジャンボたかおさんとか熊元プロレスさんが声優をやっていて、素敵なサブキャラクターだったので、芸人が声優に挑戦するってそのくらいの番手だと思ったのですが、まさか今回主役をやらせていただくとは。精子役ですけど(笑)。

——収録はいかがでしたか?

誰も声が入っていない状態での収録だったので、緊張する反面、のびのび出来たと思います。台本にセリフはあるんですけど、セリフには無い息遣いとかもあるんですよね。「ニシダさんが思いついた感じでやって大丈夫ですよ」と言ってくださって、難しい!って。音響監督さんがすぐ「いただきました!」といただいてくれる方で3時間で終わったんですよ。主役の収録が3時間で終わるってすげーと思って。

——ニシダさんが優秀だったのだと思います!

そうなんですかねえ。これまでナレーションなどを担当させていただいたことはありますが、ナレーションは自分の色を出すとかはあまりなく、タイムに合うかとか滑舌とか他に気にすることが多いんです。それに比べると、自分で表現する声優は難しかったですね。

——作品をご覧になって率直な感想はいかがですか?

まず設定が面白いじゃないですか。それでいて、下ネタ的なボケもありつつ、教育的でもあり、ストーリーも面白い。精子が体内を冒険するという話ですけど、教養が深くないと作れないような作品だなと。「受精出来るかどうか」という事実でドキドキハラハラさせることがすごいなと思いました。

——「精子版『インサイド・ヘッド』と『はたらく細胞』」と宣伝にも使われていますが、確かにすごくタメになりますよね。自分がここに生きていることも、シメンの様な子たちが頑張ったからなんだなと思いました。

こんなに大きく他の映画の名前を使うんだっていう(笑)。シメンは引っ込み思案で、ネガティブな精子なので特に応援したくなりますよね。散っていった精子たちにも敬意を払いたくなるというか。ポジティブガールのカミラという精子が出てきますが、シメンとカミラってバディものっぽいんですよね。2人が協力して苦難を乗り越えていく作品なので、後ろ向きだった精子のシメンが成長していく所も共感しやすいです。

——ニシダさんの好きなキャラクターはカウパー僧だそうですね。

このキャラクターを僧にして仏教のエッセンスを入れているのが本当にすごいなと思ったんですよね。他にもアイアンマンっぽいロボットが出てきたり、精子のレースという設定の入り口を思いついたとしても、ここまで発想が広がっていくことがすごいなと思いました。

——ニシダさんも小説家として活動していますが、いつもどの様なことから発想を膨らませていますか?

普通に暮らしていていて嫌だなと思ったこととか印象に残ったことをベースに書くことが多いです。その時の気持ちや出来事自体をメモすることもあるんですけど、メモしていないことのほうが本になることが多いです。書き出さなくても自分の中で「嫌だ嫌だ」とずっと残っているものって、それだけパワーを持っているんだなと思います。

——お笑い芸人としての活動はもちろん、小説家、そして今回の声優と色々なことにチャレンジされていますが、今年やりたいことは何かありますか?

本当に個人的なことでいうと、靴下を全部同じ種類にしたいです。どうしたって靴下がバラバラになるので、一種類にしてしまえば組み合わせる手間が省けるだろうと。でも、夏と冬でズボンの丈も変わったりするし、衣装を用意してもらう時もあるし、どの種類に合わせれば良いかすごく迷うんですよね。…って本当すみません、こんな話で(笑)。

撮影:オサダコウジ

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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