“こびりつきにくさ”への圧倒的自信から10年保証付きのPFASフリーフライパン『コレール』で餃子、目玉焼き、パンケーキを調理した
近年のフライパン市場で注目されているのが、有害物質を出さないといわれるPFASフリータイプ。その商品の中でも、筆者が気になっていたブランド『CORELLE(コレール)』です。理由は、鉄とコーティング系フライパン双方の魅力を兼ね備えているうえ、耐久性も好評だから。「じゃあ実際どーなの?」ということで、今回はこちらを使ってレポートします。
『コレール』はコーティングしていないのに(※)こびりつきにくさが長持ち
PFASは「Per- and poly-fluoroalkyl substances」のことで、日本語では「有機フッ素化合物」などと呼称。安価で便利なフッ素加工のフライパンなどによく使われていますが、環境などへの影響懸念から、近年は不使用のPFASフリーフライパンを使う人も増えています。
そのうえで各メーカー側も独自のエコな加工を施した、こびりつきにくい商品を販売していますが、『コレール』のポイントは保証付きであること。しかも、全世界共通で10年間の内面保証が付いているのです。
そのこびりつきにくさや使い勝手などを確かめるため、今回借りたのが『Frying pan 26cm』。実際に、目玉焼き、焼き餃子、パンケーキの3種類を調理して感想をレポートします。
※:ふっ素樹脂やセラミックなどのコーティングをしていない
ハスの葉が水滴を弾く効果をフライパンで初採用
『コレール』はPFASフリーフライパンの中では高級カテゴリーで、この26㎝は公式ECで13200円。ただ、10年保証があることを鑑みれば決して高くないといえるでしょう。また、ステンレスをベースとした美しいフォルムはプロツール的であり、高価な分キッチン映えも格上げしてくれそうです。
使う前に読み込んでおきたいのが、説明書とは別に同梱されている用紙。より効果を発揮させるためには『オイルクリーニング』が必要で、そのほかに手入れの方法や、こびりついた際の対処法なども載っています。また、効果が落ちてきたら再度の『オイルクリーニング』により熱で汚れが落ち、性能が戻ります。これもスゴいですね。
本体は1040g。安価なフッ素フライパンと比べればそれなりにズッシリしているものの、違和感はありません。片手でファサッとひっくり返すにはパワーが要りますが、鉄系フライパンのような骨太な重さはなく、多くの成人女性が普通に扱えるレベルでしょう。
持ち手の部分も金属で、根元には『高温注意』的なステッカーも貼ってありますが、今回3品調理したケースでは、持てなくなる熱さにはなりませんでした。もちろん根元には注意が必要ですが、基本的にミトンやタオルは必要ないと思います。
内面は、少々ザラッした手触り。フライパンの構造は、外側にステンレス鋼、中間層にアルミニウム、内面に超高温レーザーでチタン・ジルコニウム・セラミック粉末を融合加工したステンレスの3層となっています。
で、ステンレスをその他の金属と融合させることで、目に見えない小さな凹凸を作ることにより食材が接触する面積を少なくし、食材をこびりつきにくくしているのだとか。これはハスの葉が水滴を弾くロータス効果と同等の効果を金属加工することで実現しており、フライパンでは初めて応用される技術だそうです。
前述の『オイルクリーニング』は、過去にフライパンの自己メンテナンスをしたことがない人は手間に感じるかもしれませんが、逆に“育てる系”の鉄フライパンなどを使ってきた人にとっては、まったく気にならないはず。ということで、いよいよ調理へ!
目玉焼き、餃子、パンケーキを作って食べる
手はじめに作ったのは、目玉焼き。サラダ油を熱して表面に行きわたらせ、卵を割ってやさしく入れるとイイ感じでジュクジュク焼かれていきます。コーティングの効果も良好で、目玉焼きは数分でスルリと。
アウトラインが茶色くなるほど焼きましたが、フライパンの表面にへばりつくことはありません。そもそもイージーな料理ではあるものの、カリッ、プルッ、ジュワッとした目玉焼きが簡単に作れました。
次は、フライパンにくっつきやすい料理の代表格・餃子。冷凍品を使いましたが、今回はフライパンが主役であるため、あえて水や油不要ではないタイプの、餃子計画『創業の味 生餃子 12個』で試します。
調理はフライパンに油をひいて中火にし、凍ったままの餃子を配置。水を入れてフタをし、水がなくなって焼き目が付くまで熱したら完成です。フタを開けてみると、この商品は羽根付きをうたっていませんが、ナイスな感じの羽根がしっかり。
しかしながら、ここまでこんがり焼けていると「くっついてるのでは?」という心配も。そこで、そっとターナーを使ってみるとワンダフル! 羽根は表面にくっつかず、ちゃんとはがれてくれました。
そのまま皿を乗せ、クルリンパとやれば見事な羽根付き餃子が完成です。すかさず食べてみると、味も絶品。しっとりもちもちとした生の皮が、サクサクの羽根とのメリハリを生んでウマいです。
3品目は、表面を上手に焼くことがおいしさを左右するといっても過言ではないパンケーキ。ミックス粉から生地を作り、フライパンにバターをひいて弱火で数分。小さな気泡がプクプク出てきたらターンの目安ですが、果たしてうまくひっくり返せるのでしょうか。
と、思ったらこちらも見事なコーティングによってフライパンの滑りがよく、パンケーキの生地が自由にスライドできるレベルに。これならひっくり返すのもイージー。ターナ―をサッと忍ばせてクルッとやれば、簡単に天地返しができました。
こちらも味は、安定のおいしさ。しっとりふんわりの生地で、弱火でもしっかりとした伝導率で中心まで熱が入り、おいしく焼けていることがわかります。
なお今回はそこまで強火の調理をしていませんが、『コレール』はコーティングが剥がれることなく強火調理ができるため、プロのような料理も作れるそう。また、金属ヘラなどを使っても耐えられるタフな設計もポイントだそうです。
今回の試用は新品の状態で行ったため、こびりつかないのはある種当然なのですが、個人的には再度の『オイルクリーニング』で性能が戻ることや、10年保証がある点はかなり頼れるポイントだと思いました。『コレール』はフッ素系フライパンより重く、雑な使い方もできませんが、PFASフリーのフライパンを探している人は、ぜひ本稿を参考にしてみてください。
(執筆者: 中山秀明)
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