料理研究家・リュウジさん曰く「あまりにも内容がわけわかんなくて」 細田守監督の新作映画「果てしなきスカーレット」を観たのだが……

11月21日、細田守監督の新作映画「果てしなきスカーレット」が公開となった。

原作・脚本・監督:細田守

と大きくうたっているこちらの作品。公開当初よりSNSでは低評価の声が相次ぎ、さながら大喜利状態になっていたりもするようである。タイトルがOVA「ジャイアントロボ」の十傑集のようだというコメントはちょっと面白かった。

リュウジさん「あまりにも内容がわけわかんなくて」

22日、人気料理研究家・リュウジさんは

果てなきスカーレット、実は
「金一銭も出せないけどPR動画作ってくれ」
って言われて面白そうだったから受ける前提で事前に観たけどあまりにも内容がわけわかんなくて結局辞めたんだよな…

とツイートを行い、大いに話題となっていた。

関連:
料理研究家のリュウジさん、今話題の『果てしなきスカーレット』についての裏話を語る「それ言って大丈夫なやつ?」
https://togetter.com/li/2630720[リンク]

とりあえず観てみた

「サマーウォーズ」以降の細田守監督の作品は全て劇場で観ている筆者。とりあえず、都内の某劇場で観てみた。

平日の夕方、スクリーンは席500で観客はおよそ15人ほど……。

映像は素晴らしく、「こんなに大量の群衆や鳥を動かして表現してやったぜ!」といった細田監督のドヤ顔が浮かんでくるような。主演の芦田愛菜さんの主題歌は素晴らしい。一部で「やらないか」の阿部と書かれてバズっていたキャラを担当していた岡田将生さんの声優としての演技も素晴らしい。しかし、リュウジさんの「あまりにも内容がわけわかんなくて」という感想に同意。クライマックスでは「多分こうなるんじゃないかな」と思ってたらその通りになって、なんとも”虚無”になった。

7年前「未来のミライ」を観た時、「主人公の声に違和感があるのに、それをやめない」状況が不思議でしょうがなかったのだが。今回の「わけわかんない脚本に違和感あるのに、それをやめない」状況がリンクした感じ。

参考記事:
『Yahoo!映画』2.57 点『映画.com』2.5点 賛否両論の細田守監督「未来のミライ」
https://getnews.jp/archives/2064200[リンク]

「果てしなきスカーレット」の不振が報じられる一方で、映画「国宝」の記録的大ヒットが連日のように報じられている。その「国宝」の脚本は、「時をかける少女」「サマーウォーズ」などの脚本を担当した奥寺佐渡子さんである。

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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