【公式ECでは完売】体脂肪減を助けるHMPAが入った『特水』、この誕生はある種納得の意欲作だ!
2025年の10月21日に発売された、サントリーの『特水(とくすい)』が売れてます! 公式ECサイトでは「※現在、全国的に想定を超える販売状況となっており、新規受注を一時的に停止しております。販売再開時期は未定です。」とあり、より注目度も増すのではないでしょうか。
商品特徴としては“体脂肪を減らすのを助ける”機能性表示食品であり、ダイエッターには気になるアイテムでしょう。
では、その味はいったい? そこで、通常の『サントリー天然水』と飲み比べ、感想をレポートしていきます。
『特水』の機能成分はポリフェノールの「HMPA」
基本情報をおさらいすると、『特水』は内臓脂肪の減少を助ける成分が入った、機能性表示食品の水。2013年にデビューし、今ではすっかりおなじみとなったトクホ(特定保健用食品)茶である、『特茶』ブランドから新発売された、初の水カテゴリー商品です。
なお、『特茶』は脂肪分解酵素を活性化させる働きをもつ「ケルセチン配糖体」を含んでいることが特徴でしたが、『特水』の成分は異なります。それは、植物由来のポリフェノール「HMPA」。
正式名称は「3-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)propionic acid」と、学術用語みたく難しいですが、いわば米ぬか発酵物です。この「HMPA」に、BMIが高めの人の内臓脂肪を減らす(のを助ける)機能が報告されているとのことで、商品化に至ったということですね。
容量と希望小売価格は、1本600mlペットで税込162円。街のお店を回ってみると、とあるスーパーでは税込160円でした。
なお、すぐ下の棚には『サントリー天然水』(550ml)が税込106円、店外の自販機では同商品が140円で売っており、多少の価格差はあっても高すぎはしないといえるでしょう。ちなみに、500mlペットの『伊右衛門 特茶』の希望小売価格は税込195円です。
確かに、ほぼ無味でほぼ無臭
ということで、テイスティングへ。プレスリリースでは“ほぼ無味無臭”とうたわれていますが、実際はどうなのでしょうか。
まずは香りから。なるほど、じっくりかぐと若干人工的な要素を感じますが、意識しなければ気付かないレベルかもしれません。また、含まれている米ぬか発酵物の『発酵』からは酸味を連想しそうですが、酸のツンとした香りは皆無。確かに、ほぼ無臭だといえます。
そして、口当たりはややシャープな印象。パッケージに「軟水使用」と書いてあるように、シャープといっても硬水のような重いタッチや個性はなく、すっきりサラッと飲めます。
味は香りと同様。意識して味わうと、どこかうまみのような表現しにくい味の要素があるような。これが米ぬか発酵物の風味なのかもしれませんが、こちらも酸味ではなく、飲みにくさもありません。ほぼ無味といっていいでしょう。
『特水』の味わい特徴は、『サントリー天然水』と飲み比べると、より明確にわかります。『サントリー天然水』は、よりピュアな味と香りで、口当たりは比較的まろやかかつ余韻すっきり。
ただ、だからといって『特水』に違和感があるかというと、そこまでではないと思います。きっと、『特茶』を普通に飲める人なら『特水』も同様に味わえるでしょう。
なお、水はお茶よりも活用の幅が広いので、料理などにも『特水』が使えるのかを聞いてみました。すると機能性関与成分に関して(最終製品ではなく)は、温めたり冷やしたり、冷凍・解凍しても変化しないことを確認したとのこと。
ということは、炊飯やスープ、はたまた製氷などに『特水』を使っても、機能性は享受できるということでしょう。なかなか自分でそこまで贅沢な使い方はできませんが、大きな可能性を感じました。
何はともあれ、さすが“やってみなはれ”のサントリー。加えて、“水と生きる”を掲げる同社ならではの意欲作が『特水』ともいえるでしょう!
(執筆者: 中山秀明)
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