映像詩人アルベール・ラモリス『赤い風船 4K』『白い馬 4K』公開。先着で松本大洋描き下ろしイラスト付きトートバックも


初公開から70年を経た今なお、世界中の人々やクリエイターに愛され続けているアルベール・ラモリス監督の珠玉の名作。アカデミー賞®脚本賞をはじめ、第9回カンヌ国際映画祭短編パルム・ドール賞、1956年度ルイ・ドゥリュック賞を受賞した『赤い風船』。第6回カンヌ国際映画短編グランプリ、1953年度ジャン・ヴィゴ賞を受賞した『白い馬』に加え、日本劇場初公開となる『小さなロバ、ビム』、ほか『素晴らしい風船旅行』『フィフィ大空をゆく』なども全て4Kデジタルの美しい映像で、11月14日(金)から日本初公開を果たす。

本作の上映劇場<シネマート新宿>限定にて、来場者先着プレゼントの実施も決定。『赤い風船 4K』『白い馬 4K』(二本立て上映)にご来場者の方を対象に、漫画家・松本大洋による、『赤い風船』をイメージした描き下ろしイラスト付きトートバッグ(非売品)を先着でプレゼント(限定数)。松本は本作について「少年と風船や馬を通して描かれる 純粋な愛情や優しさの中に、他人の力では決して砕くことのできない ダイヤモンドのような強く透明な心が見えた気がしました。」とコメントを寄せた。
さらに、第二弾として公開2週目からは、『赤い風船4K』『白い馬4K』の特製くり抜きステッカー(非売品)が配布されることも決定。『小さなロバ、ビム 4K』『素晴らしい風船旅行 4K』『フィフィ大空をゆく 4K』は公開初日から、各作品の特製くり抜きステッカー(非売品)が配布される (※下画像/数量限定、先着なくなり次第終了)。

黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)からも「詩を見ることが出来る!70年前に感動して見た映画を、また、いい画質で見ることが出来た。なんてステキ!疲れた心を癒してくれる」とコメントが到着。この名作をお見逃しなく。11月14(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
『赤い風船 4K』 4K版日本初公開
第29回アカデミー賞®脚本賞受賞/第9回カンヌ国際映画祭短編パルム・ドール賞(最高賞)受賞/
1956年度ルイ・ドゥリュック賞受賞
監督・脚本:アルベール・ラモリス 撮影:エドモン・セシャン 音楽:モーリス・ルルー
出演:パスカル・ラモリス、サビーヌ・ラモリス、ジョルジュ・セリエ、ヴラディミール・ポポフほか
Le Ballon Rouge/1956年/フランス/フランス語/35分/カラー/スタンダード/日本語字幕:星加久実/© Copyright Films Montsouris 1956
配給:セテラ・インターナショナル
(story)ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。パスカルは風船を持って学校へ向かうが、教室に風船を持って入れず、門番に預けた。放課後、風船を持って無事に家へ帰り着いたが、窓から風船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、風船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。赤い風船と友達になったパスカルは、どこにいくにも風船と一緒だ。だが、パスカルと風船の仲の良さを妬んだいじめっ子たちは、風船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは風船とともにパリの街を逃げ回るが・・・。
『白い馬 4K』 4K版日本初公開
第6回カンヌ国際映画祭短編グランプリ(最高賞)受賞/1953年度ジャン・ヴィゴ賞受賞
監督・脚本:アルベール・ラモリス 撮影:エドモン・セシャン 音楽:モーリス・ルルー
出演:アラン・エムリー、パスカル・ラモリス、ローラン・ロッシュ、フランソワ・プリエほか
Crin Blanc/1953年/フランス/フランス語/40分/白黒/スタンダード/日本語字幕:星加久実/© Copyright Films Montsouris 1953
配給:セテラ・インターナショナル
(story)南仏カマルグ地方に、白く美しい荒馬をリーダーにした野生馬の一群がいた。その“白いたてがみ”と呼ばれる馬の存在は噂となり、牧童たちは野生馬を捕獲し始める。漁師の少年フォルコは、囚われた“白いたてがみ”が、牧童たちから勇敢に逃げる様子を見つめていた。「おまえの手に負えるなら、あんな馬はやろう」と、牧童主はフォルコをからかった。フォルコは、牧童たちの手から逃れた“白いたてがみ”を見つけ、ひっそりと近づき、手綱を握った。ひきずられながらも手綱を放さないフォルコに、馬は次第に心を許す。しかし、すぐに牧童たちに見つかり、フォルコは馬をなんとしても守ろうとするが・・・。

『小さなロバ、ビム 4K』 日本劇場初公開
監督・脚本:アルベール・ラモリス 共同脚本&語り:ジャック・プレヴェール
Bim le petit âne/1951年/フランス/仏語/55分/白黒/スタンダード/日本語字幕:星加久実 © Copyright Films Montsouris 1951
(story)はるか昔、東の国のある島。子供たちひとりひとりがロバを飼う習慣があった。ビムは最も美しいロバで、アブダラがその飼い主だったが、アブダラはとても貧しかった。意地悪な領主の息子メサウドは、美しいビムに一目惚れし、アブダラからビムを奪い取った。連れ去れたビムを取り返そうと、アブダラは勇敢にも領主の屋敷に忍び込むが、護衛に見つかり牢に入れられてしまう・・・。

『素晴らしい風船旅行 4K』 4K版日本初公開
第21回ヴェネツィア国際映画祭 国際カトリック映画事務局賞受賞
監督・空中撮影:アルベール・ラモリス
撮影:モーリス・フェルー、ギイ・タパリー 音楽:ジャン・プロドロミデス
出演:パスカル・ラモリス、アンドレ・ジル、モーリス・パケほか
Le Voyage en Ballon/1960年/フランス/仏語/84分/カラー/スコープ © Copyright Films Montsouris 1960
(story)パスカルの祖父は学者で、気球を発明し、フランス中を旅する計画を立てていた。なんとしても冒険がしたいパスカルは、こっそりゴンドラにしがみつき、気球に乗り込む。北フランスのベテューヌを出発し、パリを通過、ブルターニュから南へ。次々と災難に見舞われるが、アルプスを越え、ニームで海水浴を楽しむ。しかし、闘牛場での一時着陸の際に、気球はパスカルひとりを乗せたまま空に上がり、みな大慌てする・・・。

『フィフィ大空をゆく4K』 4K版日本初公開
第18回 カンヌ国際映画祭 フランス映画高等技術委員会賞受賞
監督・脚本:アルベール・ラモリス 撮影:ピエール・プチ、モーリス・フェルー 音楽:ジャン=ミシェル・ドフェイ
出演:フィリップ・アブロン、ミレイユ・ネーグル、アンリ・ランベール、ラウール・ドルフォスほか
Fifi la Plume /1965年/フランス/仏語/78分/白黒/スタンダード/日本語字幕:横井和子© Copyright Films Montsouris 1965
(story)フィフィは邸宅から時計を盗み、サーカス団に逃げ込む。支配人は彼を警察には突き出さず、鳥人間に仕立てようとする。背中に羽をつけ空中を飛ぶ危険な演目だ。団員のミミに一目惚れし練習をはじめたフィフィは、空中を飛べるようになり、天使のふりをして時計を盗みミミにプレゼントをする。しかし、ミミに想いを寄せる猛獣使いと喧嘩になり、サーカスは崩壊。警察の追跡がはじまり、フィフィは空高く舞い上がる・・・。
映画公式サイト www.akaifuusen4K.com
都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。
ウェブサイト: http://www.neol.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

