軽量・コンパクトになった360°アクションカメラ「Insta 360 X4 Air」レビュー ジャパンモビリティショー2025を撮影してみた
Insta360 Japanが10月28日に発売した360°アクションカメラ新製品「Insta 360 X4 Air」のレビューをお届けします。10月30日から開催中の「ジャパンモビリティショー2025」で動画撮影に利用してみました。
軽量・コンパクトになった360°アクションカメラ
デュアルレンズで撮影した360°映像を本体のタッチスクリーンからプレビューできるポケットサイズの360°アクションカメラ。センサーサイズは1/1.8インチと、Insta 360 X4と比べて大型化。最大8K30fpsの動画撮影、2900万画素の写真撮影に対応します。フラッグシップモデルの「Insta360 X5」と比べて35g軽量でコンパクトな設計。通常版が8万4800円(税込)のX5と比べて価格も手頃で、初めて360°カメラを手にするユーザーがふだん使いするのに向くエントリーモデルという位置づけの製品です。
レンズキャップを付けて上着のポケットに入れておき、サっと取り出してすぐに撮影できるのが魅力。付属のケースも使い勝手は良好で、レンズとディスプレイを保護しつつ、口が開いているので素早く本体を取り出せます。
X5がディスプレイ下部にシャッターボタンとメニューボタンを搭載するのに対して、X4 Airはシャッターボタンのみを搭載するシンプルなインタフェース。初心者も迷うことなく録画を開始できます。
取り外し可能なバッテリーは容量2010mAh。省サイズのため仕方ないとは思いますが、X4ともX5とも互換性はありません。8K30fpsの360°動画撮影で88分の撮影が可能。内蔵ストレージは非搭載で、別売りのmicroSDカードに記録します。
ジャパンモビリティショー2025を撮影
Insta 360 X4を持参して、ジャパンモビリティショー2025の会場を撮影してきました。ブースを回って360°動画を撮影し、スマホアプリ「Insta360」でメーカーごとにハイライトをAI自動編集した動画を1本にまとめた動画がこちら。照度がそれほど高くない展示会場の屋内ですが、4K30fpsの高精細で色鮮やかな動画が撮影できました。
Insta360 X4 Air作例:ジャパンモビリティショー2025ブース動画をアプリで編集(YouTube)
360°で撮影しておけば、画角やアングルを後から好きに調整して2D動画にできるのが360°カメラの魅力。ヤマハブースの動画として公開した縦画角のショート動画は、Insta360 X4 Airで撮影した360°動画をInsta360アプリの「録画」機能でリアルタイムにスマホを向けて画角を調整したものです。
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アクションカメラらしく、車載動画の撮影にも挑戦。「Tokyo Future Tour 2035」エリアにroidztechが出展していた3輪プラットフォーム型モビリティ「Raptor」に試乗する際、展示スタッフさんにご協力いただき、ハンドルに自撮り棒をテープで固定した状態で走らせてもらいました。撮影した動画は、デスクトップアプリ「Insta360 Studio」で編集。タイムラインにキーフレームを挿入して、マウスをドラッグしながら視点やズームを決定し、自由に視点を移動する動画が制作できます。
ジャパンモビリティショー2025:roidztechブースで3輪プラットフォーム型モビリティ「Raptor」に試乗してきた(YouTube)
機動性のある360°アクションカメラ
今回は自撮り棒を持ったまま会場を回って撮影しましたが、旅先などでポケットから出してすぐに撮影できる機動性はコンパクトな本体ならではの魅力。折りたたみ式でレンズカバーも装着できる「折りたたみ式内蔵三脚付き自撮り棒(1/4インチマウント)」というアクセサリーも販売されています。
X5から新たに搭載された撮影モード「InstaFrame」にも対応し、機動性を発揮します。最大5.7K+30fpsの360°動画を撮影しながら、一定の方向を追う固定ビューもしくは自撮りビューで最大1080p30fpsの2D動画を同時に撮影可能。旅先などで撮影後すぐに2D動画をSNSでシェアして、その後じっくり360°動画をリフレーム、編集するワークフローも実現します。
さらに機動性をバックアップしてくれるのが、クラウドサービス「Insta360+」への対応です。映像の自動バックアップ、クラウド上のデータをPCやスマホなど、どのデバイスからでも編集できる機能、カスタマイズ可能なリンクでシェアできる機能が利用できます。X4 Air購入者には期間限定で1年間200GBのInsta360+無料サブスクリプションが付属します。
製品提供:Insta360 Japan
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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