自立するバイク型ロボット「MOTOROiD」はAIで学習して“独り立ち”できるモデルに進化【ジャパンモビリティショー2025】
10月30日から11月9日にかけて東京ビッグサイトで開催中のジャパンモビリティショー2025。ヤマハブースでは、2017年にヤマハ発動機が出展して以来、進化を続けるバイク型ロボット「「MOTOROiD(モトロイド)」の新モデル「MOTOROiD:Λ(ラムダ)」が出展されています。
独り立ちが可能に
前輪をひねるように動かして重心を制御しながら、前後のモーター駆動でスタンドがなくても自立できるバイク型ロボット。前輪を地面と水平に倒して駐車した姿勢から、自らの判断でモーターを駆動して車体を起き上がらせ、バランスを取りながら自立できるようになりました。まさに“独り立ち”できる成長した姿を見ることができます。自立した状態で、ゆっくりその場でぐるぐる転回する動作も可能。
AIで学習・成長するロボット
ハンドルもシートもないその姿は、さながら“2輪の機械生物”といった趣。AIが仮想空間で動きを学び、現実でできる動作を増やしていくことができる「自ら成長するモビリティ」がコンセプトで、モビリティが独立した思考を持つことで、ヒトと共に成長し合える新たな関係性への一歩を踏み出すとしています。30日に開催されたプレスブリーフィングでヤマハ発動機代表取締役社長の設楽元文氏は、今できることは3歳の子供程度かもしれないとしながらも、「ライダーと共に経験を重ね学習することで、やがて社会性や協調性まで身に着けて心まで通い合うパートナーに成長していくことでしょう」と未来像を語りました。今見せている動きはMOTOROiD:Λができることのほんの一端で、今後人間と協調してより高度な動きやパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
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「感じて動き出す」パフォーマンスに注目
プレスブリーフィングのオープニングでは、初音ミクがオリジナルテーマソングを歌い、ステージ上でピアノとドラム、管楽器ガールズグループのMOS、ダンサーたちが「感じて動き出す」のブーステーマを表現するパフォーマンスを披露。会期中もショーを開催し、人とモビリティが響き合い、心と体が共鳴する瞬間を描き出します。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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