【DQ1ネタバレ】町娘はロトの子孫を身ごもったのか? DQ2へと繋がる裏エピソードの可能性 / HD-2D版ドラゴンクエストI&II

2025年10月30日に発売されたスクウェア・エニックスの新作ゲーム「HD-2D版 ドラゴンクエストI&II」(DQ1 / DQ2)。かつてファミコンで多くのファンを熱狂させた、伝説的、いや、神話的なゲームシリーズの三部作である。

奥深い「HD-2D版 ドラゴンクエストI&II」

ファミコン版、スーパーファミコン版、WiiU版、ケータイ版など、そのほか複数のプラットフォームで発売されてきたDQ1とDQ2。今回はHD-2D版として発売され、演出が美麗になっただけでなく、大幅にエピソードがプラスされ、物語が深掘りされている。今まで語られなかった奥深い物語を楽しめるわけだ。

今回は、ファミコン版しかプレイしたことがない人、もしくは、いろいろプレイしたけど記憶が薄れている人に対して、深掘りできるポイントをお伝えしていきたいと思う。

ネタバレというレベルではないかもしれないが、ゲーム内容に触れるので、完全にネタバレを防ぎたい人は読むべきではない。

宿屋の店主「ゆうべは お楽しみでしたね」

今回のHD-2D版DQ1だが、物語の冒頭で、極めて興味深い部分が描写されている。ラダトームの町娘に声をかけると、主人公のあとをついてくるようになるのだが、そのまま宿屋に行って泊ることが可能。すると宿屋の店主から「ゆうべは お楽しみでしたね」と言われるのである。これはスーパーファミコン版のリメイクDQ1等でも同様の展開がある。

町娘と宿泊しても「ゆうべは お楽しみでしたね」

ご存じの通り、そのセリフは主人公がローラ姫と宿屋に泊まった際に言われる言葉だが、町娘と宿泊した際にも言われるのである。単なる想像で「ゆうべは お楽しみでしたね」なんてことは言わないはずなので、店主はふたりが部屋で何をしていたのか、その目か耳で察知したのだろう。

極めて重要なポイントの可能性

主人公が町娘と宿屋で熱い夜を過ごす……。あくまで「クスッ」と笑えるエピソードとして軽く流されそうな展開だが、実はこれ、DQ2に大きく影響する、極めて重要なポイントの可能性がある。

「DQ2主人公たちはDQ1主人公と町娘の子孫」の可能性

DQ2主人公の3人は、DQ1主人公の子孫だ。つまりロトの血を引く者。よって、DQ1主人公とローラ姫の子孫と考えるのが妥当。……だが、DQ1主人公と町娘の関係が浮上したことにより、「DQ2主人公たちはDQ1主人公とローラ姫の子孫」という前提が大きく揺るぐのである。

そう「DQ2主人公たちはDQ1主人公と町娘の子孫」の可能性があるのだ。

町娘の子孫がサマルトリアの王子に?

DQ1の100年後の世界がDQ2といわれているが、その間、ローラ姫の子どもの子孫は直系になり、町娘の子どもは分家や遠縁になった可能性がある。最終的にローラ姫の子孫がローレシアの王子に、町娘の子孫がサマルトリアの王子やムーンブルグの王女になったともいえるのではないだろうか。

ルビスの加護を受けたローラ姫の子孫→ ロト装備が可能

実はこの説、ただの妄想ではなく、ある程度は整合性がある説といえる。たった100年という短い期間に、絶大な規模の王家を3つ築くとして、ローラ姫の子孫だけでは難しいように思える。

また、ロト系の防具を装備できるのはローレシアの王子だけという点を考えれば、彼がルビスの加護を受けたローラ姫の子孫であると考えるのは妥当だ。

DQ1主人公が町娘に声をかける場所が橋なのは……

ちなみに、DQ1主人公が町娘に声をかける場所が橋なのは、ナンパ橋といわれる道頓堀川・戎橋のメタファーの可能性がある。……が、皆さんはどうお思いだろうか。

すべてのドラクエ関係スタッフに感謝しつつ敬意

ファミコン時代から多くの人たちに喜びと感動を与え続け、令和の時代でも人を魅了してやまないドラゴンクエストシリーズ。いまもこうして冒険できることに幸せに感じるし、すべての関係スタッフに感謝しつつ敬意を表したい。

<つまり>
町娘がDQ1主人公の子を身ごもった可能性あり
ローラ姫と町娘の子孫がDQ2主人公になった可能性
ローレシアの王子がロト防具装備可能なのはローラ姫の子孫だから説
ロトの血筋が2つあれば3つの大国を築きやすい
町娘に声をかける場所が橋なのは道頓堀川・戎橋のメタファーか



© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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