大阪で早朝に食べた讃岐うどんが美味しすぎて夢にまで出てきた! Udon Kyutaro の「あさキュー」

先日、大盛況のうちに幕を閉じた大阪・関西万博。会期中に何度も足を運び、今は万博ロスに陥ってしまっている方も多いようですね。

わたくしも9月末に参加し、その多幸感あふれる空気を感じることができました。でも、やっぱり混みすぎてて疲れたなあ。行けてよかったけど、楽しめたかと問われれば正直微妙なところ。

記憶に残ったのは早朝に食べた讃岐うどん

だけど、今回の大阪遠征も思い出に残るものとなりました。万博の翌朝に食べた一杯のうどんが骨の髄まで沁みるほどに美味しかったのです。

早朝に東京を出てそのまま万博会場に向かい、散々歩き回って疲れ果て、本町駅近くのビジネスホテルで一泊。疲れすぎていると逆に長時間寝られないものなのか、翌日は朝6時過ぎには目覚めてしまいました。

「せっかくだし、朝食をやってる店にでも行ってみよう」とGoogleマップで検索。すると、徒歩圏内に朝7時からやっているうどん屋を発見しました。よし、開店時間に合わせていっちょ向かってみるか!

そして歩くこと10分とちょっと。目的のお店「Udon Kyutaro」に到着しました。

大阪といえば出汁の美味しいうどんも名物ですが、こちらはどうやら讃岐うどんの店のようです。

まわりの店はほぼシャッターが閉まっていたので、本当に早朝から営業しているのか心配になりましたが、ドアから覗き込むとちゃんとやっていて一安心。しかも結構お客さんが入ってそう! まだ朝6時台なのに、すごいなあ!

なにやら「Udon Kyutaro」はメディアにも取り上げられることが多い人気店だそうで、王道の讃岐うどんメニューよりも炙り肉をドーンと乗せたうどんや、創作系のうどんが人気な模様。

実際に店内では朝からそういったうどんを食べている人がいっぱいいたし、メニューの数自体もめちゃくちゃ多そう!

これなら毎日通っても飽きないだろうし、こういうタイプのお店が近くにあったら本当に幸せ。でも、今回のように旅行先にあると何を食べるべきか迷っちゃうんだよな……。

混雑している店内で申し訳ないと思いながらも、じっくりと物色し、注文すべきメニューを探し出します。

朝限定うどん「あさキュー」を注文

すると、メニュー表の片隅にこんなものを発見しました。

朝限定メニューの「あさキュー」ですって!

写真を見る限りだと、かけうどんにネギ、わかめ、刻み油揚げが乗った、すこぶるシンプルなうどんのよう。おお、これいいじゃん。

創作系のメニューから攻めるのもいいけど、こういうのを食べたほうが他店とも味を比べやすいもんな。3時間しか販売しないっていうレアさもいいし、「あさキュー」いってみようか!

ただ硬いだけじゃない“コシ”を堪能

注文カウンターに並ぶ天ぷらからちくわ天(120円)を取り、うどんを注文してカウンター席に移動。するとしばらくして「あさキュー」が運ばれてきました。

おお〜、いい! まさに王道で正統派の讃岐うどん!

アツアツのお出汁の中でふわふわと気持ちよさそうに揺らめくうどん。その上には三角形に刻まれたお揚げがひとつまみと、割と多めのわかめが盛られています。

ここに卓上のネギや生姜、てんかす、ゴマなどを入れて思い思いにカスタムして食べるわけなんだけど、もうこの時点で完成されているかのような佇まい。湯気とともにオーラも立ちのぼっているかのよう。こんなの、絶対うまいに決まってるでしょ!

まずは何も入れず、そのお出汁を一口。……はぁぁぁ〜。なんというやさしい味なんでしょう。

いりこの出汁がバチッと決まっているんだけど、その味は強くて柔らかい。コク深く、旨味に溢れ、その美味しさでじわじわと全身の細胞が目覚め、前日の疲れがそっと癒えていくかのようです。

しかも、うどんの麺も最高。硬いうどんのことをコシがあるってよく言うけど、本当にコシがあってうまいうどんって、ただ硬いだけじゃないんですよね。歯が触れたその一瞬は柔らかくも感じるのに、噛みしめるともっちりと弾力がある。

それでいて美味しい出汁もしっかり吸っていて一体感もあり、食感とともに小麦の風味といりこの旨味も口の中いっぱいに広がっていくのです。いやあ、すごい。これぞ本物の讃岐うどん……!

まさか大阪でこんなに美味しい讃岐うどんに出会えるとは。このうどんを食べて以来、朝起きて疲れが残っていると無性にまた「あさキュー」を食べたくなってしまうのです。

今度大阪に行くときもまたここの近くに宿を取って、朝から食べに行きたいなあ。

店舗情報

Udon Kyutaro
大阪府大阪市中央区久太郎町3-1-16 丼池繊維会館 102南

(執筆者: ノジーマ)

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