60周年記念『サウンド・オブ・ミュージック』特別上映に向けて出演者からメッセージ到着

 製作60周年を記念して、名作『サウンド・オブ・ミュージック』が初めて4Kデジタルリマスターでスクリーンによみがえる。

 1965年3月2日にロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュースとクリストファー・プラマー主演で米ニューヨーク市のリヴォリ劇場で初公開された映画『サウンド・オブ・ミュージック』は、同劇場では93週間という記録的なロングランを遂げた。その後、米国での公開開始から4年半にわたり上映され、バラエティ誌では1966年から1972年にかけて「史上最高の興行収入を記録した映画」として紹介。また、ロジャース&ハマースタインの「エーデルワイス」や「私のお気に入り」「すべての山に登れ」「ドレミの歌」「もうすぐ17歳」「ひとりぼっちの羊飼い」など、数々の名曲を世に送り出し、これまで製作されたミュージカル映画の中で最も人気のある作品のひとつに挙げられる。

 【第38回アカデミー賞】で〈作品賞〉を含む5部門でオスカーを獲得した本作を、ウォルト・ディズニー・フィルム修復チームが4K解像度で修復・リマスターの作業を実施し、9か月以上にわたり、保存フィルムのデジタルスキャンと、汚れ・歪み・そのほかの問題点の修正作業を修復チームが監督。ウォルト・ディズニー・カンパニー修復・ライブラリ管理部門ディレクター、ケビン・シェーファーは「この名作を修復し、世界中の観客に本来意図された映像と音響の栄光をそのままお届けできることを、チーム一同光栄に存じます」と語っている。

 日本に先駆けて9月12日から世界28か国以上、950館以上の劇場で公開されると、北米では限定公開にもかかわらず、わずか3日で興行収入1億6000万円を超える異例のヒットを記録。週末興行ランキングでは新作映画が並ぶ中、見事に10位にランクインした。このヒットを受け、日本でも急遽劇場公開が決定。そして、ジュリー・アンドリュース演じる主人公マリアが家庭教師として訪れるトラップ家の子供たちのうち、ブリギッタを演じたアンジェラ・カート、マルタ役のデビー・ターナー、そしてグレーテル役のキム・カラスから60周年をお祝いする気持ちが溢れたメッセージが届いた。

 本作は、11月21日から東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかで公開。日本の劇場上映権利は2週間限定のため、12月4日で終了するという。最高画質・最高音質でより臨場感がある初の4Kリマスターをぜひ劇場で。

◎公開情報
『サウンド・オブ・ミュージック』
2025年11月21日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか公開
上映素材: 4K DCP(素材は4K映像ですが、スクリーンによって2Kになることがございます)
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、ペギー・ウッド、ニコラス・ハモンドほか
配給会社:カルチャヴィル合同会社
(C) 2025 20th Century Studios.
“THE SOUND OF MUSIC” (C) 1965 20th Century Studios, Inc. All rights reserved

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