手ぶら観光でシームレスな沖縄観光を実現する実証実験!荷物配送とチェックインを統合

「LuggaFree Okinawa」

タップは、内閣府が推進する「新たな沖縄観光サービス創出支援事業」に、昨年度に引き続き2年連続で採択された。同事業は、沖縄の観光産業の収益力向上を図る重要施策として位置づけられている。

タップは採択事業者として、沖縄ヤマト運輸、furasuco、佐川急便、沖縄観光DX推進機構と連携し、10月~2026年2月末の期間で実証実験を実施。旅行客の「立ち止まり」を解消する、シームレスな旅行体験の創出に取り組んでいく。

プロジェクトの目的

旅行中の荷物の受け渡し・ホテルのチェックイン手続きといった「立ち止まり」は、観光体験を阻害する大きな要因の一つだ。

同事業では、荷物配送とホテルチェックインを一つのアプリに統合した“手ぶら&ホテルチェックイン”の仕組みを構築し、旅行者の時間的・物理的負担を軽減するとともに、宿泊事業者の業務効率化と収益力向上の両立を目指す。

実証実験の内容

タップは、2024年度より、沖縄ヤマト運輸と同事業の構築を進めてきた。2024年度は、ホテルチェックインシステムと連動した、空港⇔ホテル間、ホテル⇔ホテル間の手荷物配送予約を実施。那覇空港から沖縄県内本島の対象ホテルへの手荷物配送(往復)、沖縄県内本島の対象ホテル間の手荷物配送を手配した。

「LuggaFree Okinawa」

今年度は、離島エリア(石垣島)にて手ぶら観光サービスを展開するfurasucoの「RedCaps」も含めサービスを開始。また、共通仕様のスタンドアロン型システムおよび統一運用プラットフォーム「LuggaFree Okinawa」を導入予定だ。

このほか、佐川急便の「SAGAWA手ぶらサービス」やTISの「沖縄MaaS」との連携、沖縄県内および石垣島の一部ホテルへのロボットやスマートロッカーの導入も予定している。

これらの取り組みを通して、沖縄県の手ぶら観光サービスを一元化することで、旅行者にとってより便利に使いやすい沖縄観光のスタンダードとしての普及を目指していく。

ちなみに、「LuggaFree Okinawa」の「Lugga」には「手荷物」という意味と「怒り(ストレス)」という意味があり、手ぶら観光を通じて、旅行客を手荷物とストレスから解放したいという願いを込めて、「LuggaFree Okinawa」という名前になったそう。

今後の展開

将来的には、手ぶら観光利用者専用のバスを運行し、レンタカーを利用する旅行者を減らすことで、慢性的な課題となっている那覇市周辺における交通渋滞の緩和を目指す。

また、搭乗手続き時に預けられた手荷物を空港のターンテーブルで受け取ることなく自動的に宿泊先へ配送されるシステムを構築し、シームレスな手ぶら観光の実現を目指す。

これにより、旅行者は到着後すぐに観光を楽しめる、全く新しい旅行体験が可能となる。

タップについて

タップは、ホテル専門のソリューションベンダー。1985年の設立以来、宿泊施設に必要な数々のシステムをソフトウェア機能として活用してもらえるよう商品化してきた。

また、全国のホテルをユーザーに持ち、宿泊施設はもちろん、ゲストにとって最良のホスピタリティとは何かを考え、ホテルエンジニアリング会社として進化してきている。

「変化のきっかけを作る」という意味をこめたタップは、社会情勢を鑑みた新たなサービスや機能、人材不足を解消するための省力化、収益の最大化に繋がる生産性の向上など、未来のホスピタリティを創造していく。

同社は、「新たな沖縄観光サービス創出支援事業」を通して、沖縄観光の競争力強化および脱炭素社会に貢献するとともに、日本の観光DXを先導するリーディングカンパニーとして、世界に示せる先進的な観光サービスモデルを築き上げることを目指す。

シームレスな沖縄観光の実現を目指す同事業に注目だ。

※「LuggaFree Okinawa」は、商標登録出願中です。
※「LuggaFree Okinawa」の画面イメージや名称は現時点のものであり、今後変更される可能性がある。

(Higuchi)

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