小樽で見つけた「お父さん預かります」の看板。預けたらどうなるのか聞いてみた結果…

お父さんを預けたい人続出…?!
運河とレンガ造りの街並みが人気の観光地・北海道小樽。

北一硝子やオルゴール堂などが並ぶ堺町通り商店街を歩いていると、目を引くユニークな看板が——
小樽の街中で見つけた「お父さん預かります」の看板

思わず二度見してしまうこの言葉。いったいどんな意味なのか気になって足を止めた先にあったのが、昆布専門店「利尻屋みのや」でした。

「お父さん預かります」の真意を店員さんに聞いてみた
意を決して、利尻屋みのや 堺町中央店へ足を踏み入れます。

昆布の名産地・北海道でも珍しい昆布専門店。
利尻昆布はもちろん、柔らかく煮える「湯どうふ昆布」や、醤油をかけてそのまま食べられる「さしみ昆布」など、普段見かけない昆布が並んでいます。
店内を見渡すと、「お父さんらしき人影」がチラリ。もしやこの方たちは預かられているのだろうか……。
緊張しながら店員さんに「お父さんを預けたらどうなるんですか?」と聞いてみると、「お母さんやご家族が買い物をしている間、歩き疲れたお父さんに昆布茶などを飲みながらくつろいでいただけますよ」とのこと。
つまり、“お父さんを休ませてくれるサービス”だったのです。

買い物よりゆっくり休憩派のお父さんには、これ以上ないやさしさ。ユーモアとおもてなしが同居する、遊び心ある発想です。
店のキャッチコピーは「七日食べたら鏡をごらん」
利尻屋みのやのもう一つの魅力は、言葉選びのセンス。
店のキャッチコピーは「七日食べたら鏡をごらん」。「食べたら若返るかも!?」と期待してしまう、なんとも前向きなメッセージです。
アンチエイジング愛好家の筆者は、「150歳若返るふりかけ」や「浦島太郎の若めスープ」をゲット。

150歳も若返っちゃったらどうしよう……と、夢と妄想をふくらませています。
黒いソフトクリーム!? 昆布以外の一風変わった名物たち
堺町中央店のもう一つの名物が、プレミアムジェラートの黒バニラ味。さらに「いももち」まで販売しているという、なんとも自由なラインアップ。

なぜ黒いのかを尋ねると、店員さんの答えは「珍しいから」とのこと。清々しい!!!
ユーモアとおもてなしにあふれた小樽の名物店
お店の看板から商品、そして店員さんの受け答えまで、すべてが人の心をつかむ「利尻屋みのや」。
「お父さん預かります」は、笑いとやさしさが同居する小樽らしいおもてなしでした。
次に小樽を訪れたときは、お父さんを預けてみてはいかがでしょうか。

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