値段13倍でもリピ買いを決めた理由。HARIOの新作フィルター「メテオ」でコーヒーがおいしくなった

コーヒー好きの間で最近アツいのが、ペーパーフィルター。

各社から新しいフィルターが次々と発売されていて、新作が出るたびに試しています。

そんななかでも最近特に違いを感じたのが、HARIOの「メテオ」でした。

HARIOの新作ペーパーフィルター

HARIO 「V60コーヒーペーパーフィルター・メテオ 01」 3,520円(税込)

HARIOの新作「V60コーヒーペーパーフィルター・メテオ 01」は、従来のV60用ペーパーフィルター(以下VCF)と比べて約3倍の透過速度を実現したアイテム。

その機能性だけでなく、1枚あたり70円超という価格でも注目を集めています。

従来品の「V60用ペーパーフィルター01W 40枚入り」が約5円程度なので、価格差はなんと約13倍!

買った当初は「正直リピートはないかな……」と思っていましたが、1箱使い切ったあとにはついまた買っていました。

約3倍速いって本当? 実際に比べてみた

メテオ 01(写真左)・VCF 01(写真右)

メテオとVCFを比べてみると、紙の質感がまったく異なります。

メテオには材料として紙・アバカ・ポリ乳酸(PLA)が使われており、従来のフィルターよりもサラッと、ツルッとした印象。これが抽出速度の安定につながるのだそうです。

実際に透過スピードの違いを確かめるため、「お湯のみ」と「コーヒー粉あり」2パターンで検証をしてみました。

メテオ 01にお湯を通している様子

【お湯のみの場合】

①ペーパーフィルターをセットして事前にリンス(湯通し)をする。
②200mlのお湯(88℃に固定)を15秒かけて中心に注ぐ。
③ドリッパーからお湯が落ち切る時間を比較する。

結果は、VCFが20秒(注ぎ終わり後+5秒)、メテオが17秒(+2秒)。

メテオは注いだお湯が留まることなくそのまま下に落ちていく感覚で、この時点で違いがはっきりと分かりました。

【コーヒー粉ありの場合】

①ペーパーフィルターをセットして事前にリンス(湯通し)をする。
②12.5gのコーヒー豆を細挽きにしてフィルターに入れる。
③200mlのお湯(88℃に固定)を4回に分けて50mlずつ注ぐ。
④ドリッパーからコーヒーが落ち切る時間を比較する。

続いては、実際にコーヒーを抽出してみます。

どちらも1分45秒でお湯を注ぎ終えたところから、落ち切りまでの速度に注目。VCFは3分14秒(注ぎ終わり後+89秒)、メテオは2分18秒(+33秒)で落ち切りました。

注ぎ終わり以降の「純粋な落ち切り時間」で比べてみると、メテオの方が約2.7倍も速く透過していることが分かります。

HARIOの公式ページにあった「約3倍の透過速度を実現」という説明は、実際の使用でもほぼその通りという結果になりました。

透過速度でコーヒーがもっとおいしくなる

コーヒー豆は細かく挽くほど味の輪郭がはっきりしますが、そのぶんペーパーフィルターに目詰まりしてお湯の抜けが悪くなり、結果的に雑味が出やすくなる……という難しさがあります。

そこで重要になってくるのが「透過速度の速さ」!

メテオは細かく挽いてもお湯が滞留せず、フレーバーや甘みをしっかり引き出しながら、クリーンな味に仕上がてくれるというわけなんです。

同じ抽出時間(2分30秒)になるように、今度はVCFは少し粗く、メテオはより細かく挽いて比べてみたところ、味の差は歴然。

メテオの方が甘みがよりくっきりしていて、雑味のない透明感のある味になっていました。

「スイッチ」との組み合わせが最高だった

いろいろなドリッパーで試すなかで、特に相性が良かったのが、HARIOの「浸漬式ドリッパー スイッチ」との組み合わせでした。

このドリッパーは、コーヒー粉をお湯に浸けてから抽出するタイプ。

底に可動式のボールが付いていて、スイッチを押すと一気に抽出できる仕組みになっています。

レシピはとにかくシンプル。

13gの細挽きの粉に200mlのお湯を1回で注ぎ、2分待ったあとにスイッチを押すだけ。

最後までお湯が滞ることなく、およそ2分30秒の理想的なスピードで落ち切ります。

雑味が出ないギリギリの細かさでしっかり成分を抽出できるので、たった1回お湯を注ぐだけなのに、これが本当においしいんです!

いざ買おうとなったときにネックになるのはやはり価格ですが、浅煎りのちょっといいシングルオリジンの豆を使ったとしても、1杯あたりは約300円ほど

この手軽さで、どんな豆でも安定したおいしさが出せるなら、個人的には「全然あり」だなと感じています。

こういった高透過タイプのフィルターは、これまで海外ブランドの「Sibarist」が主流でしたが、メテオはそれよりも少し手頃で、買える場所が多いのも嬉しいポイント。

これまでは“競技用レベル”とされてきた領域のフィルターですが、メテオはむしろ、「コーヒーの味にはこだわりたいけれど、なるべくラクに楽しみたい」という人にこそぴったりだと思いました。

値段13倍でもリピ買いを決めた理由。HARIOの新作フィルター「メテオ」でコーヒーがおいしくなった

HARIO待望の「新作ドリッパー」がすごすぎる…!

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