【会見レポ】竹内朱莉、“闘強導夢” を熱筆して棚橋弘至、ウルフアロンを奮い立たせる
2026年1月4日に開催される
さらに
実況アナウンサー・清野茂樹の司会進行のもと、記者会見がおこなわれた。観覧無料ということで、広場にはたくさんのプロレスファンが集結して会見の様子を見守った他、「新日本プロレスワールド」で生配信された。18時30分の会見開始に合わせるように雨が降り出す中で登壇した棚橋は、「いやー、しかし降ってきちゃいましたね。“太陽の天才児”だったんですけどね、昔はね」と苦笑い。引退まで100 日を切ているが、「心境的には変わってないんですよね。日々、全力で練習して、トレーニングして生きるっていう、その積み重ねだったので、あまり日常的には変化はないです」と心境を語り、やっておきたいこととして「腹筋を割りたいです。もう 4年ぐらい言ってますけど(笑)まあでも本当に笑い話抜きにやりますよ私は」 と宣言した。
続いて登壇したウルフアロンは、「
入団後、巡業に帯同しているウルフだが、新日本プロレスの巡業バスに乗った感想を清野に訊かれると、「もともと新日本プロレスのファンだったので、うれしかったです。自分はまだプロレスラーとしてデビューはしてませんけど、セコンドとして帯同させていただくときに、そのバスに乗れて椅子に座ってるんだなと感じたときは、ドキドキ、ワクワクして子供の時のような感覚になりましたね」と感激した様子。デビュー戦に向けて現在どのような日々を送っているのか?という質問には、「月曜日から土曜日は毎日朝10時から練習生の方たちと一緒に、新日本プロレス道場で練習をさせていただいて、基礎的な体力のトレーニングから、今はプロレスの技や試合の練習も少しずつやれるようになってきた段階ではありますね」と現状報告した。また、基礎体力については「柔道のスタミナとプロレスのスタミナって競技も違うのでまったく別のものなんだなっていうふうに、始める前からある程度思ってたんですけど、始めてみてやっぱりそうだったなっていう風に思いました」と実感を込めた。
一方、引退試合が控えている棚橋は、その相手について「もうちょっと待ってください。今日はまだ発表できないので」と断った上で、ウルフとの対戦の有無については、「ちょっと興行的に、まあ社長的にもったいないと思いますので(笑)。ないですね」と否定。その後、記者の質疑応答に答え、「僕はシングルマッチ大好きなので、最後はシングルで終わりたい」と、試合形式については明言した。
会見後半には、ゲストとしてハロー!プロジェクト、アンジュルムの元メンバーで書道家の竹内朱莉が登壇。これまでも大会にまつわる書を発表している竹内は、「私自身、今年の 4月にプロレスを初めて観させていただいたんですけど、生で観たときの力強さとか衝撃とかをすごく感じたので、それをしっかりと字に込めたいなっていう気持ちがどんどん強くなっていったので、もっとかっこよく書かないとなっていう気持ちにはなりました」と熱弁。清野から「推しの選手っていらっしゃるんですか?」と訊かれた竹内は、「みなさん本当にかっこよくて本当に素晴らしいですけど、後藤(洋央紀)選手と一度対談をさせていただいたことがありまして、10月13日に復帰されるということで頑張ってほしいなと思ってます。(悔しそうな表情の棚橋、ウルフの方に向き直り)もちろん、お二人にも期待しています!」としっかりとフォロー。
プロレスの魅力について、「今まで生で見たことなかった時はちょっと怖いのかなっていう印象があったんですけど、本当にこんなに素晴らしいエンターテインメントがあるんだっていうぐらい楽しいし、みなさんかっこいいし、ほんと言葉にならないくらい素晴らしいものを見せていただけて。“これはいろんな人に薦めないと”と思って、片っ端から友だちに“一緒にプロレス見に行こう”って言ってます」とコメントした。また、デビュー戦を行うウルフについては、「これまで柔道のときにTVで観ていたので、リングに上がるのってどんな感じなんだろうっていうドキドキもあるんですけど、かっこよくて最強の試合を見せていただきたいなって思うので、めちゃくちゃ応援しています」。引退試合を行う棚橋については、「引退というのは寂しい気持ちもあるんですけれども、最後までかっこいい試合を見せていただきたいなと思います」と、それぞれにエールを送った。
そして、ここで生パフォーマンスで書を披露することに。「こんな大勢の方の前で書く機会はなかなかないので、ちょっと緊張しているんですけど、かっこいい字を精一杯練習してきたので、バシッと決めたいなと思います」と意気込んでから書き上げたのは、「闘強導夢」。1989年4月24日に開催された、記念すべき初の東京ドーム大会で使われたタイトルだ。
半紙にまたがるように構えて、力強く流れるように筆を運び見事に書き上げると、「一文字目の“闘”っていう字は、プロレスにおいて絶対的なかっこよさが必要だなと思ったので、門構えのところをちょっと工夫して書かせていただきました」とこだわりを語った。
最後は棚橋がマイクを握り「みなさん、本当に雨の中ありがとうございました。会場のみなさん、愛してまーす!」と会見を締めくくった。尚、〈WRESTLING KINGDOM TWENTY IN 東京ドーム棚橋弘至引退〉のチケット一般発売は10月1日よりスタートする。
取材・文:岡本貴之
インフォメーション
・新日本プロレス オフィシャル・ウェブサイト
https://www.njpw.co.jp/
・オフィシャルx
https://x.com/njpw1972
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