【香川県高松市】香川発「まちあるきミッケ」事業が内閣府と観光庁の2大支援事業に採択決定
香川県高松市のトレーニングレース・ジャパンが展開するスポーツコンテンツ「まちあるきミッケ」を活用した2つの地域活性化事業が、内閣府の「官民連携による避難所運営の質の向上強化事業」と観光庁の「地域観光魅力向上事業」にそれぞれ採択された。
観光庁の支援事業については、2024年に続き2年連続になる。
地域課題解決に向けた革新的なアプローチ
採択されたのは、11月に香川県坂出市で開催予定の「親子で考える!電源供給車を活用した避難所生活の質向上ワークショップ&防災訓練」と、2026年1月に香川県観音寺市で開催予定の「観音寺市『まちごとミュージアムトリップ』化計画!地域触感と出会う、心づくしの新観光体験事業」の2事業。
2つの支援事業への採択は、地域課題解決に向けた革新的なアプローチが国から高く評価された証と言えるだろう。
「観光振興」と「防災力強化」という異なる分野を「まち歩き」とつなぎ合わせた新たな地域共創型の事業モデルとして、全国に先駆けた取り組みになっている。
地域を「遊び場」に変える、体験型スポーツイベント

トレーニングレース・ジャパンの代表取締役 浅野徳一氏
「まちあるきミッケ」は、地図を片手に街を巡りながらチェックポイントやミッションをクリアし得点を競う、ロゲイニング形式の体験型スポーツイベント。
2023年から香川県高松市、坂出市、丸亀市の塩飽本島など、香川県内各所で”老若男女問わず楽しめる体験型のスポーツ”、”大人と子どもの社会体験”として開催されてきた。地域住民や観光客に、新たな交流と発見の機会を提供している。
災害時の避難所生活の質の向上を目指す街歩きイベント

11ネット・インシュアランス社の電源供給車
内閣府採択事業となった「親子で考える!電源供給車を活用した避難所生活の質向上ワークショップ&防災訓練」では、災害時における電源確保の重要性に着目。電源供給車を活用した実践的な防災訓練と、その電力を活用して避難所生活の質を向上させるアイデアを親子で考えるワークショップを組み合わせた事業だ。街歩き形式で地域の避難所を確認する要素も取り入れており、楽しみながら防災意識を高められられるような内容だ。
住民の防災意識と当事者意識の醸成、実践的な避難所運営ノウハウの蓄積、そして地域と民間の連携強化が同事業の目的。電源供給車の導入による実践的訓練と、その電力をどう活用するかという未来志向のアイデアソンを組み合わせることで、災害時における避難所生活の質の向上へ貢献していく。
また、誰でも気軽に参加できる街歩きイベントを組み合わせているため、地域の避難場所の再確認や、緑地公園の散策を通じた非常時における食料調達などの情報を楽しみながらインプットできる。親子で多角的に防災について学び、行動変容へと繋がる機会となるだろう。
地域の歴史・文化・食の魅力を知るまち歩きイベント
観光庁採択事業の「『まちごとミュージアムトリップ』化計画!地域触感と出会う、心づくしの新観光体験事業」は、観音寺市内に設定された約100ヶ所のチェックポイントを巡り、地域の歴史・文化・食の魅力を再発見する体験型まち歩きイベント。
江戸時代から海運・漁業で栄えた観音寺市は、100年以上続く老舗も多く、豊かな食と文化の結びつきがある。さらに豪商の面影を残す町並みや、境内に札所が2つある珍しい四国霊場、冷凍食品の加ト吉創業者が蒲鉾行商から事業を興したという歴史も魅力だ。
同事業では、市内に「点」として存在する多様な地域資源を「ゲーミフィケーション型まち歩きイベント」を通じ、「知的な遊び場」として「面」で捉え直す。そして地域全体を、歴史・食・文化・自然といった多様な展示物で構成された巨大な美術館や博物館「まちごとミュージアムトリップ」として誕生させる。
地域資源を「知的な遊び場」として再構成し、住民と観光客が交流する豊かな観光体験を提供。チェックポイントを通じて、顔馴染みが増え「また会いたい」と心に刻まれるハートフルな思い出を育んでいく。
「まちあるきミッケ」に参加して、街歩きを楽しみながら防災について考えたり、地域のことを知ったりする機会にしてみては。
「まちあるきミッケ」公式HP:https://machiarukimikke.com
(淺野 陽介)
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