Mrs. GREEN APPLE、【サマソニ】でトップバッター過去最高動員を記録<ライブレポート>
Mrs. GREEN APPLEが、8月16日・17日に行われた日本最大級の音楽フェス【SUMMER SONIC 2025】(以下、サマソニ)に出演。2日目の<MARINE STAGE>1番手を務め、トップバッター過去最多の観客を動員した。
Mrs. GREEN APPLEがサマソニに出演するのは、2022年以来3年ぶり3回目。前回は若井滉斗(Gt.)が新型コロナウイルス感染で不参加だったため、完全体での<MARINE STAGE>出演は今回が初となる。さらに今回は、二家本亮介(Ba.)、神田リョウ(Dr.)、兼松衆(Key./Gt.)を迎え、総勢6名でのオンステージとなった。
朝一番のマリンステージには、ミセスのライブを一目見ようとアリーナもスタンドも超満員。開演からまもなくして入場規制がかかった。オーディエンスの顔ぶれは老若男女さまざまで、ミセスのリスナー層の広さを実感させた。筆者がいたスタンド最上階も開演前からほぼ満席で、ライブ中には空席を探すグループ客の姿が複数見られた。
SEとともに、大森元貴(Vo./Gt.)、若井、藤澤涼架(Key.)がくすんだピンクのセットアップ姿で登場。大森が「楽しい一日にしようぜ!よろしく!」と声をかけ、スタジアムにぴったりなロックアンセム「ANTENNA」で幕を開ける。7月開催のアニバーサリーライブをはじめ数々の大舞台を経た自信と、フェスという場で新たな観客を魅了しようとする野心。その両方を感じさせるダイナミックな演奏は迫力満点だ。
「盛り上がっていこうぜ!」と続いた「クスシキ」では水の噴射が会場を沸かせ、「ブルーアンビエンス」では、まくしたてるような歌に呼応するように、無数の手が突き上がる。一方「コロンブス」では、大森が若井のサングラスを外し、そのまま藤澤にかけ直すおちゃめな一幕も。
2回指を鳴らし始まった「Feeling」では、灼熱の<MARINE STAGE>にクールな印象を運ぶ。アウトロでは、大森が花道に出てシンガロングを巻き起こした。さらに「行けるかサマソニー!」と鼓舞し、「ライラック」のイントロのギターが炸裂すると、客席からこの日一番の歓声と手拍子が。煽る前から自然に歌声が広がるのは、この曲がオーディエンス一人ひとりに深く浸透している証拠だろう。
この日唯一のMCは、メンバーが現在出演中のドラマや番組の告知をしつつ、和気あいあいとした雰囲気で進行。2017年以来のサマソニ出演となった若井は、感想を求められ「最高でーーす!!」とハイテンションで答えた。
名残惜しい空気のなか、最後に披露されたのは夏の定番ソング「青と夏」。「おっきい声出しましょう!」と大森が呼びかけると、客席からは「おい!おい!」と熱気に溢れた歓声が返る。大量の水の噴射がフィナーレを彩り、大盛況のままこの日のステージは終了。3人は「ありがとうございました!」と深々と頭を下げ、ステージを後にした。
Photo:川崎龍弥
◎公演情報
【SUMMER SONIC 2025】
2025年8月17日(日)
千葉・ZOZOマリンスタジアム
<Mrs. GREEN APPLE セットリスト>
1. ANTENNA
2. クスシキ
3. ブルーアンビエンス
4. コロンブス
5. Feeling
6. ライラック
7. 青と夏
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