モンベルの「野漆器」はウルトラライトな工芸品。 野遊びが好きな人のために作られた逸品だと思う

テイクアウトの食品や、カップ麺にお世話になる機会もあるので、紙コップや紙皿に文句を付けるつもりはないのですが、バーベキューや花見、キャンプなど、屋外のアクティビティで使うのはちょっとね。
“もったいない”と思いますし、見栄え的にあまりカッコよくない。
モンベルには「紙コップを使い捨てではなくしてしまおう」という試みがあります。
まずはモンベルのペーパーカップを紹介

モンベル ペーパーカップ 220円(税込)
まずはモンベルの「ペーパーカップ」を紹介します。
サトウキビの搾りかすと、竹の繊維を原料とした使い捨ての紙容器で、コーヒーやお茶、ビールなどの飲み物用の湯呑み形状。

一般的に使い捨て容器に使用されるPFAS(有機フッ素化合物)、油剤不使用で、原料と共に環境に配慮した商品。
5個セットで価格は220円(税込)とリーズナブルですが、紙コップと呼ぶにはしっかりとしたクオリティのコップです。
ペーパーカップを「野漆器」に

モンベル 野漆器 湯呑み 1,900円(税込)
このペーパーカップに、生漆を塗布して仕上げた器が「野漆器 湯呑み」です。

紙製ながら、洗って繰り返し使用でき、軽量コンパクトなのでキャンプなどアウトドアで活躍してくれます。

深みのある色合いは普段の食卓にもすんなりと馴染みますね。
能登輪島の伝統技術継承の一助となる工芸品。 漆塗装を担当したのは、明治中期に塗師屋として輪島に創業した藤八屋さん。
伝統を継承しながら、現代の住空間でも使いやすい輪島塗製品を手掛けています。

素地の種類は紙(サトウキビ、竹)、表面仕上げは拭き漆、重量はペーパーカップより3g重くなって18gと軽量。
サイズは 9.0×8.7cm、容量は310mL。 食器洗浄機、電子レンジ、IHには非対応です。
アウトドアで気兼ねなく使える野漆器

漆器というと高級品なので、ハレの日に使う大切なモノというイメージですが、野漆器はその名のとおりフィールドに持ち出してガンガン使えます。

手に持つとびっくりする軽さで紙コップを感じますが、見た目は完全に漆器。
この矛盾する感覚にも、使っているとだんだんと慣れてきます。

長く使える塗り物は、普段使いのためのモノだったようで、大切なお客様に塗りモノは失礼にあたるという話を聞いたことがあります。
この材料、この価格の野漆器はまさに普段使いの頂点かもしれません。
ウルトラライトなお茶を楽しむ

紙コップ、漆器、野遊び道具、モノの寿命、ウルトラライトトレッキングとは……と、さまざまな事に思いを馳せながらお茶でもいかがでしょう。

気になる人は、ぜひ一度手に取って見てください。
きっと気に入るはずです。

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