ニューヨーク人情酒場 ビバ!職場飲み!一人飲み中に同僚からメロいサプライズ… 硬派な寿司職人たちの弱点とは…!?

一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。
単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。




職場飲み最高!!




何でも高いNYでの飲み会にはやっぱりお金がかかります。つまみ一品頼むにしても10ドルを切ることのほうが少なく、調子よく飲んでいると気づけば100ドル超えなんてことも。
日本によくある定額制食べ飲み放題を日本のような価格でアメリカで提供したら、その店は即破産です。ああ、日本の安くて楽しい居酒屋が恋しい!
そんな状況下、気心の知れた仲間たちの仕事しているところをプライベートでのぞき見できる優越感と、たまに出してくれるサービス品もあり、職場飲みはよくやっていました。
一人でご飯を食べたり、友達もたくさん連れて行きました。メニューを把握していることと、お店のみんなと知り合いなので、ちょっとカッコつけられるのもなんだかうれしく、便利です。寿司調理場のみんなは照れくさいのか、休みの日に飲みに行ってもみんなどこかヨソヨソしく、それがまたかわいかったりしたのでした。
職人ズの弱点



ニックさんのお店での同僚たちは、とても真面目でしたが、口数少ない硬派な方ばかりでした。だけど、にじみ出る心優しさに何度も心打たれたものです。
そんな彼らにも弱点があります。それはかわいくておしゃべりな女の子!
友人ギャビーはフィリピン系アメリカ人。とても優しくて明るく、いるだけでその場が明るくなるような、みんなの妹的存在として友達グループ内でもかわいがられている美女です。
そんな彼女がニコニコしながらやって来た日には、店内はザワザワしっぱなし!
いや落ち着けよ……と思いながらも、そんな不器用な彼らがかわいくていとしくて、笑いを堪えられません。
普段笑顔もあまり見せない彼らですが、一カ月間ほど店内はギャビーの話題で持ちきりでした。普段よっぽど女の子と関わりがないのか、なんだかほっこりする出来事です。

作者:ヤマモトレミ
1989年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でInstagramを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。
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