ホンダコライドンが走る姿を初披露 →反響は? トヨタミライドンへのライバル心は?

8月3日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで本田技研工業株式会社のミライモビリティ「ホンダコライドン」が“走る姿”をお披露目しました。


https://x.com/HondaJP/status/1952195336165867664


https://x.com/poke_times/status/1951870700001587684

ホンダコライドンとは:
ホンダコライドンは、株式会社ポケモンの監修のもと、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット』の中で出会うことができる「コライドン」の重さ、大きさともにほぼ実物大の形状を細部にまでこだわり再現したミライモビリティです。

コライドンとは:
2022年に発売された『ポケットモンスター スカーレット』に登場する伝説のポケモン。主人公と一緒に旅をして成長していく相棒でもあるコライドンは、場面に応じて姿を変えることができます。4足歩行で歩く(せいげんけいたい)ほか、逞しい四肢を使って走り抜ける(しっそうけいたい)や高速での遊泳(ゆうえいけいたい)、風に乗って空を舞う(かっくうけいたい)など物語が進むにつれ能力を取り戻し、主人公を乗せてさまざまな場所へ行くことができます。

「ホンダコライドン」初走行後の反響について同社広報に話を聞きました。

ーー「ホンダコライドン」が走行する姿を目にした人たちからはどういった反響が集まっているのでしょうか?

広報:現場(鈴鹿サーキット)では、初めてホンダコライドンをご覧になったお子様たちは、目を輝かせて喜び、驚いていただいているようでした。「すごい」「ありがとう」「コライドンを見に来たんだよ」といった声も多く聞かれ、純粋な感動が伝わってきました。

また、子どもだけでなく、大人の方々からの反響も非常に大きく、特に30代の来場者の方々が深い感動を示されていたのが印象的でした。

SNSでも、「これはホンダじゃないと作れない」「ホンダは未来を見せてくれる!」といったHondaの技術や挑戦に対するポジティブな声や、「微妙に前足がリズムを取ってるのがすごい」「パチパチ可愛い」「パチクリかわいい」など、動きや目のしぐさへの驚きの声など、ホンダコライドンの走行について多くの反響を頂きました。

ーー「ホンダコライドン」のプロジェクトに関わっているのは何名ですか?

広報:プロジェクトメンバーは、二輪・パワープロダクツ事業および先進技術研究所より社内公募で集まった約40名の有志です。

ーーこのプロジェクトで大変だったところは?

広報:「コライドン」を忠実に実現するため閉じた翼(触覚部)、手先・足先等は、これまで経験のない軟質材料を用い質感にもこだわりました。また、手足、顔、首の可動部はすべてシミュレーション・CAEを最大限活用して、短期間で実現させました。

またホンダコライドンが“モビリティ”であること考えると、表情の制御のために重量増につながり不利ですが、走ることとホンダコライドンの表情を再現の両立を目指しました。

ーーこのプロジェクトはいつ頃終了予定でしょうか?

広報:プロジェクトとしての終了時期について具体的に決まったものはありません。プロジェクトの次のステップとしてはホンダコライドンに乗車いただけるように進化させていく予定です。

ーー「ホンダコライドン」完成後はどうなるのでしょうか? 

広報:量産予定はありません。しかしながら可能な限り、さまざまな場所でのホンダコライドンの展示や走行などを通じて、子供たちに夢を届けていきたいと考えています。

ーー「トヨタミライドン」に対してのライバル心はありますか?

広報:プロジェクト開始のきっかけは、トヨタ技術会と株式会社ポケモンによる「トヨタミライドンプロジェクト」がものづくりの力を通じて子供達の夢を作る姿に感化されたことです。

Hondaならではの技術を用いて、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット』に登場する「コライドン」を再現できないかと考え、株式会社ポケモンにお声がけし「ホンダコライドンプロジェクト」は2024年7月に始動しました。

そのため、ライバルというよりは、トヨタミライドンはホンダコライドンプロジェクトへのきっかけを提供してくれたと考えています。トヨタミライドンと共演できる日が来たら嬉しいと思っています。

ーーどうもありがとうございました。

ホンダコライドンとトヨタミライドンが一緒に走る姿を見ることができる日もそう遠くはなさそうです。

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※画像提供:本田技研工業株式会社

(執筆者: 6PAC)

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