老け顔にショック…!大阪・関西万博で2050年の自分と対面する「リボーン体験」

大阪・関西万博は、開幕から早くも折り返し。
数あるパビリオンの中でも、未来の健康をまるっと疑似体験できると話題沸騰な「大阪ヘルスケアパビリオン」。

その中でも人気の「リボーン体験ルート」は、健康データから25年後の自分(アバター)を生成し、未来の暮らし・医療・美容・食などをワープ体験できる人気コンテンツ。
“見学”するだけじゃなく、ヘルスケアを学び、行動まで促す―そんな近未来の体感型アトラクションです。
思わず絶句…!カラダ測定ポッドの衝撃
リボーン体験の所要時間はおよそ60分。事前予約と、公式アプリもしくはWebで事前登録とQRコードの発行が必須です。
大阪ヘルスケアパビリオンのアプリからQRコードをかざし、手首に装着する「リボーンバンド」を受け取ります。

最初に向かうのは、近未来感あふれる「カラダ測定ポッド」。

心血管・筋骨格・髪・肌・歯・視覚・脳―7項目をAIがスキャンし、健康スコアと体内年齢を即座に表示。センサーやカメラが隈なく測定を進め、まるで未来の検診を体験しているかのよう。

……………………結果は、
老けてる!!!!実年齢より老けてる!!!ショック!!!!!!!!

永遠の17歳を気取っていた筆者は、冷や汗をかきながら次のエリア「ミライのじぶん」へ。
そこにいたのは、測定データをもとに描かれた2050年の私。

……お、、、、、お、おばあちゃん!?!?!?!?

ほうれい線、シワ、髪―すべてが25年分しっかり進化&深化。あまりにリアルな未来像に、絶句。厳しい。現実は厳しいゾ!
未来を変える、ヘルスケアの旅
絶望するのはまだ早い。
“現状の延長線”の未来を一度受け止めてからが、リボーン体験の真骨頂。
「ミライのヘルスケア」ゾーンから、“生まれ変わりターン”の始まります。
セブン‐イレブン・ジャパン「パーソナルフードスタンド」では、生活習慣アンケートに答えるだけで、AIが不足している栄養素と最適なレシピを提案。

私は「アミノ酸ゼリー」を受け取りました。
続いて、何やら楽しげな森永乳業「ビフィズス菌で超人間」へ。ここではビフィズス菌のすごい効果を、最新技術を使ったゲームなどで体験できます。

2050年の世界、全人類がビフィズス菌を日常的に摂取し、腸から進化した“スーパーヒューマン”として暮らす未来が表現されたブース内では、腸内の悪玉菌を撃退し、腸をまるごと再生するVRシューティングゲームなどが繰り広げられていました。
数あるブースの中でも異彩を放っていたのが、タカラベルモントの「量子飛躍する美の世界」。

「真の美とは何か?」―世界的デザイナー・コシノジュンコさんが手がけたユニフォームと、無数の反射ピースが織りなす宇宙的な空間が、その答えを探るように輝いていました。角度によって色や模様が変化し、そこに映るのは“自分だけの美”。
一体この空間は何を意味していたのか?
ブースデザインを手がけた立命館大学政策科学部准教授・山出美弥さんは、インタビューでこう語っています。
自己対話を進める中で、「本当の美とは何か」について考える時間をもつ。そこで一人ひとりが自分なりの答えを導き出すことは、美の概念を飛躍させるにとどまらず、情報過多の現代社会に一石を投じるものになるかもしれない。そんな思いを込めて、展示ブースをデザインしました。(引用元:タカラベルモント「Quantum Leap for Beauty World」特設サイト)
美しく眩い光に惹きこまれながら、考えさせられる体験でした。
“リボーン体験”のフィナーレはダンスパレード
ブースを巡りながら健康測定や運動、食改善のアドバイスを受け、ヘルスケア経験値を少しずつ積み重ねていきます。
そんな体験のフィナーレを飾るのが「リボーンパレード」。
健康ミッションを終え、再び未来の自分と対面。
さっきまで老化の現実を突きつけてきたアバターが一変。背筋は伸び、顔色は明るくなり、目の輝きまで増して、軽やかにステップを踏み出します。

未来都市のステージで、周囲には、この日「リボーン体験」を共にした仲間たちのアバターも勢ぞろい。パワーアップしたアバターたちが一斉にダンス・ダンス・ダンス!

ラストには、「カラダはひとつ、ミライはむげん。」のメッセージが贈られました。

未来を変えるのは、今の行動から
「リボーン体験ルート」は、現実を直視するところから始まります。
体内年齢の数字や、数十年後の自分の姿に衝撃を受けても、食事・運動・休養といった小さな一歩を積み重ねれば、未来は確実に変わる。
このプログラムは、“見る”だけでなく、“体感する”仕掛けに満ちていました。
リボーン体験ができるEXPO 2025 大阪・関西万博は、10月13日まで開催中。この機会に、25年後の自分に会いに行ってみてはいかがでしょうか。

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