【栃木県那須塩原市】道の駅と酪農家が作った「和泉さんの経産牛カレー」発売!経産牛の価値を高める挑戦
“農家が集まる道の駅”をコンセプトに運営する、栃木県那須塩原市の道の駅「明治の森・黒磯」は、地域の酪農家・和泉牧場と協力し、経産牛を使用したレトルトカレー「和泉さんの経産牛カレー」200g・864円(税込)を、8月2日(土)に発売した。
同商品は、道の駅「明治の森・黒磯」内マーケット(店内)と、ダイニング(レジ横)にて購入できる。
経産牛の価値を高める挑戦
経産牛とは、出産を経験し、搾乳牛としての役目を終えたお母さん牛のこと。脂の少ない赤身肉はしっかりとした旨味があり、本来とても味わい深い食材だが、市場では未だに価値が低く見られ、食肉として活用されにくい現状があるそう。
そんな現状を変えるために、道の駅と地元の酪農家が手を組み、「命の行方が見える商品をつくろう」と始まった同プロジェクト。「経産牛」に目を向けてもらえるきっかけになることを願い、あえて「経産牛」の名前を使用した商品展開を行っている。
経産牛の旨味がゴロっと詰まった贅沢カレー
「和泉さんの経産牛カレー」は、道の駅内のダイニング(レストラン)で提供しているカレーをベースに、自宅でも味わえるようレトルト化したもの。しっかりとスパイスを効かせながらも、子どもからシニアまで美味しく食べられるよう、マイルドな味わいに仕上げた。
特徴的なのは、ゴロっと入った赤身の牛肉。時間をかけてやわらかく煮込むことで、噛むほどに旨味が広がる。また、道の駅の施設内で製造している発酵バターの副産物「スキムミルク」を隠し味として使用し、コクとまろやかさをプラスしている。
一頭買いにより行方のわかる形で商品化
「和泉さんの経産牛カレー」には、道の駅から車で3分の距離にある和泉牧場の牛を一頭買いして使用。通常、経産牛は出荷後に行き先がわからなくなることが多い中、今回のように一頭買いして行方のわかる形で商品化する取り組みは、酪農業界の中でもまだ例が少なく、新たな一歩と言える。
和泉牧場では、牛たちがのびのびと過ごせるよう飼育密度を抑え、環境にも配慮した循環型酪農を実践。牛の排泄物で作った堆肥を畑に還し、その畑で飼料作物を育てるという、資源が循環するサステナブルな仕組みを構築している。
同商品は、牛にも人にもやさしい「循環型酪農」から生まれた一品。「明治の森・黒磯」と和泉牧場は、経産牛の価値を引き出し、“命のめぐみ”を見える形で消費者に届けるこのプロジェクトが、持続可能な酪農のあり方を考えるきっかけのひとつになればと考えている。
和泉牧場の3代目・和泉正行さんの思い
牛たちの命を、最後まで大切に活かすこと。同商品には、そんな願いと地域の営みがぎゅっと詰まっている。
和泉牧場の3代目・和泉正行さんは、「今は酪農を続けるのも簡単ではない時代。だけど、一生懸命やればやっただけ返ってくるのが酪農の魅力です。今回のカレーが、経産牛や酪農に興味を持つきっかけになったら嬉しいですね」と語る。
牛肉の生産には、実は酪農も深く関わっている。酪農から生まれるお肉の価値を、もっと多くの人に知ってもらいたい。同商品が、そのきっかけになればと考えている。
経産牛の旨味が広がる「和泉さんの経産牛カレー」を味わってみては。
道の駅「明治の森・黒磯」公式サイト:https://meijinomori.jp
(Higuchi)
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