「正解がない世界を創り出す力」に感動 ディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』レビュー:夢と魔法に魅せられたミキ’s TODAY Vol.72

11人組アイドルグループGANG PARADE(通称:ギャンパレ)のヤママチミキさんがこよなく愛するディズニーに関連するエンタメ情報を発信。取材レポート、アイテムレビューなどなど毎週金曜日に更新中です!
こんにちは!
GANG PARADEのヤママチミキです!
8/1にディズニー&ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』が公開されました。

『星つなぎのエリオ』は、この季節になると観たくなる、あの『リメンバー・ミー』の監督や製作スタッフが集結した作品で、その情報だけでも既に楽しみでしたが、想像を超える優しさとあたたかさ溢れるものでした。
というわけで、今回は『星つなぎのエリオ』についてお話していきたいと思います!
ネタバレ注意でお願いします。
まずは簡単にあらすじを。
主人公はいつか遠い星に行くことを夢見る宇宙が大好きな少年・エリオ。
彼の一番の理解者であった両親を亡くし、周囲は誰も理解してくれず、ひとりぼっちで寂しさを抱え、どこかにある”本当の居場所”を信じて願い過ごすある日、彼の願いは届き、星々の代表が集う夢のような”コミュニバース”に招かれる。
エリオはそこで、自分と同じように孤独を抱えるエイリアンの少年・グロードンと出会い、ふたりはすぐに心を通わせ親友となるが、そのとき星々の世界には大きな脅威が迫っていた。
ストーリーは、”Theピクサー”というような王道な流れで、テンポ感やスピード感がちょうど良かったです!
観終えて最初に思ったことは、誰の心にも刺さる作品に違いない、ということ。
自分は孤独だと感じているエリオが、同じ考えを持つグロードンという親友と出会うことで、ひとりではないことを段々と気付いていく。
そんなグロードンの「そのままの君がすきだよ」という言葉。
自分の居場所や存在、さまざまなことで悩むとき、この作品に寄り添ってもらえたら心は軽く、あたたかくなると思います。
ありのままに生きる不安も、ひとりきりだと感じる心も、まるっと包み込んでくれるようでした。
友情はもちろん、家族愛や人との繋がりからたくさんの愛が溢れていたり、そこのさまざまな繋がりがあるからこそ、いろんな角度での感情移入がしやすい作品だなと思いました。
エリオ、グロードン、エリオの叔母さん、コミュニバースのエイリアンたち、エリオの周りの人々。
どこの視点で観るかによって、この作品から貰うメッセージが大元は一緒でも、そこを飾るものは違うのかなと思うので何回も観たくなりましたね。

今回驚きだったのでグロードンに”目”が描かれていないこと。
個人的に目から得られる情報って結構大きいと思っていて、それは普通に日常でもそうだし、こういった作品でもなのですが。
目だけで表情を読み取れることも多いし、アニメーションだとより一層大事なものだと思っていたので、メインキャラクターに目が描かれていなかったり、エリオも途中片目を怪我してアイパッチをつけていたりしたのが、”目に見えるものが全てではない=感情、愛情等”というような意味合いなども込められているのかなぁ、とふと思ったりもしました。
個人的に一番グッときたのは、グロードンと父・グライゴンの最後のやりとり。
それまでは思春期の子と親のような雰囲気で、お互いに相手に持っている愛を表立って出してはいなかったけれど、最後のシーンでは2人の間に大きな愛がしっかりと見えてとてもほっこりしましたね。
やっぱりピクサーって凄いなと思ったのが、正解がない世界を創り出す力。
”コミュニバース”というもの、そこにいるエイリアンたち、それぞれの色合いや形状、設定など。
圧倒的ファンタジーだけれど、思ってもみないようなファンタジーがそこら中に転がっていて感動。
私が”宇宙”で想像するものといえば、暗い空間の中で星々が輝いて、それは華やかさがある一方で、不気味さもあり、混沌としているもの。
ですが、今作はエリオが憧れている宇宙を描いてるのかなと思いました。
色彩豊かでキラキラしていてポップな世界。
これがめちゃくちゃ良い。
自分の中にはなかった”宇宙”が広がっていて、エリオにはこういう風に見えているのだなぁと、好きなものへの憧れや愛情はこんなにもキラキラしているのかと感動しました。
本当に心があたたまる、やさしく包み込んでくれるような作品で、小さなお子さんから大人のみなさんまで老若男女だれもが楽しめると思うので、ぜひ観に行ってみてください!

『星つなぎのエリオ』大ヒット公開中
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文:ヤママチミキ
TOP画像デザイ&イラスト:ジンボウサトシ
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