【(((サウンド)))トラック野郎 試聴室】第4回『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』サントラでマイケル・ジアッキーノの音楽に浸る
OTOTOYで配信中のサウンドトラックをじっくり聴いてみる【(((サウンド)))トラック野郎 試聴室】。
今回は、映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のサントラ、
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、マーベル・コミックス初のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」の活躍を描くヒーローアクション映画の最新作です。アクション宇宙での任務中のアクシデントで特殊な能力を得てしまった4人の宇宙飛行士たち。全身をゴムのように操れるミスター・ファンタスティック、透明になることができるインビジブル・ウーマン、全身に炎を纏い飛行できるヒューマン・トーチ、全身岩と化して怪力を発揮するザ・シングによる4人のチームが、地球を悪から守るため奮闘します。家族愛やそれぞれの葛藤、仲間との絆といった人間味あふれるストーリー、作品が誕生した1960年代をモチーフとしたレトロさと、近代的なテクノロジーが融合した街並みも見どころです。
今作の劇伴を担当しているのが、アメリカの音楽家、マイケル・ジアッキーノです。『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』等、ディズニー、ピクサー映画を数多く手掛けており、『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)では第82回アカデミー作曲賞、第52回グラミー賞の最優秀インストゥルメンタル作曲賞を受賞しています。また、実写映画では『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』等、アクション、ヒーローものの大作も数多く手掛けています。誰もが彼の音楽を耳にしながら、スクリーンに惹きつけられた経験があると言えるでしょう。
メインテーマに始まり、荘厳な「A Galactus Case of the Munchies」、「Bowel Before Me」、スリリングな「Nothing Neutron Under the Sun」、ポップで躍動的な「Carseat Drivers」、賑やかな「The Ted Gilbert Show」、フォーキーな「Let Us Be Devoured」等々、ダイナミックに緊張と緩和を繰り返す曲たちは、映像が無くても十分に楽しめます。観てから聴くも良し、観る聴くのも良し。マイケル・ジアッキーノの劇伴音楽に浸ってみては。
文:岡本貴之

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