マップ型音声ガイドサービス「GURURI」、広島県・山口県において「西国街道横断マップ」が新登場
歴史コンテンツ特化のマップ型音声ガイドサービス「GURURI」を運営する「ぐるり」は、広島県・山口県において新規コンテンツ「西国街道横断マップ」をリリースした。
同事業は、2024年度に実施された広島県が主催する「The Meet 広島オープンアクセラレーター Gov-Tech-Challenge」の採択事業だ。
西国街道の認知度向上を目指して
「山陽道」は古代から中世まで、京都と大宰府を結ぶ唯一の大路であった。江戸時代になると、江戸と「西国」九州への経路をつなぐ重要な道路として発展し、東海道などの五街道に次ぐ脇街道と位置付けられたという。江戸時代では、西国往還や西国路などとも呼ばれていたが、現在では一般的に西国街道と呼ばれている。
広島市の都心部を中心に広島県、山口県及び島根県の3県にまたがる33市町で構成された広島広域都市圏内の市町うち、西国街道が通る10市町(東から広島県三原市、竹原市、東広島市、海田町、府中町、広島市、廿日市市、大竹市、山口県和木町、岩国市)で構成する“西国街道”まち起こし協議会では、圏域内を東西に横断する西国街道を活用。まちの活性化を図るため、西国街道に関する情報発信や、イベント実施などに取り組んでいる。
同事業は、まずは西国街道の認知度向上を目指し、そして現地を訪れた際の散策ツールとして活用してもらえるよう目指しているとのこと。
同事業では、まず、現在紙で配布されている「西国街道横断マップ」で紹介されている史跡、スポットが中心にマップ上に登録されている。そして、西国街道としての面影が見える、江戸時代に整備された宿駅や街道松、一里塚、鍵型の道や、その周辺の城郭や寺社などを中心に登録。また史跡だけでなく、街道沿いには当時の名残が残る地域もあり、広島市の本通り商店街や東広島市の酒蔵通り、江戸時代や明治時代から続く老舗なども紹介中だ。そのほか、当時の西国街道のルートもマップ上に一部描かれている。
広島県が主催する採択事業
広島県は、2024年度にDXの推進と地域の課題解決に取り組むため、県内の14市町とスタートアップ企業をマッチングする「The Meet 広島オープンアクセラレーター Gov-Tech-Challenge」を開催。
各市町が有する地域課題や、自治体が抱える住民向けサービス、行政事務に関する課題などに対し、革新的なアイデアや技術を持ったスタートアップ企業がエントリー、提案を行った。7月現在は、ひろぎんエリアデザインが広島県からの委託を受け、Crewwとともに運営している。
「ぐるり」が運営する「GURURI」
「GURURI」は、横浜国立大学発ベンチャーの「ぐるり」が、「歴史を身近に触れるきっかけを提供する」をミッションに運営する、歴史コンテンツに特化した位置情報型音声ガイドプラットフォーム。城郭や寺社、史跡などの歴史資源に特化して地図上に集約し、ユーザーはそこで博物館のような音声ガイドや投稿機能、訪れた史跡のログの取得も可能だ。
エリアごとだけでなく、歴史上の人物や出来事などにちなんだテーマごとのコンテンツや、伝統工芸品といった”モノ”などのストーリーもコンテンツとして同じ地図上に集約。さらに、訪れたユーザーの属性や位置情報などのデータ分析も自治体などに向けて行っている。
この度、新たにリリースされた「GURURI」の「西国街道横断マップ」をチェックしてみては。
「西国街道横断マップ」詳細:https://gururi-app.com/category
「GURURI」公式HP:https://gururi-lp.com
「広島広域都市圏の西国街道によるまち起こしの取り組み」詳細:https://www.city.hiroshima.lg.jp/kouiki/2million/1027228/1036849/1030656.html
(熊田明日良)
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