機会格差解消を目指す「こどもふるさと便」の認知拡大を目指して、クラファンに挑戦!
こどもの機会格差解消を目指すネッスーは、地域の産品をこども食堂やひとり親世帯に届けるプロジェクト「こどもふるさと便」を展開している。そして今回、この取り組みをより多くの人に知ってもらい、活動を広げる“1万人の応援団”を集めるため、7月25日(金)より「READYFOR」でクラウドファンディングを開始した。
日本の子どもの“機会の格差”
現在、日本でも多くのこどもたちが“機会の格差”にさらされており、経済的な困難や家庭の事情により、「当たり前のように思える経験」が、一部のこどもにとっては一度も経験したことのない貴重なものになっているという。
例えば、日本のこどもの9人に1人が相対的貧困(※)状態にあるというデータがあり、ひとり親世帯においては、2人に1人が相対的貧困状態にあるという。また、このような世帯で育つこどもたちは、さまざまな体験の機会に乏しいこともわかっているようだ。
ネッスーは、こういった“機会の格差”によって生じる“原体験の乏しさ”が、その後の学び、働き方、人間関係に影響を及ぼしていくというこの社会課題を、“見えにくく、確かに存在する社会の歪み”だととらえ、解決に取り組んでいる。
格差を是正することは、単に「同じモノを与える」ことではなく、心を耕すような“出会い”や“つながり”を届け、「自ら機会を生み出せる環境を整える」ことだと考えている。
「こどもふるさと便」専用ポータルサイトをオープン
「こどもふるさと便」はふるさと納税の仕組みを活用し、地域の産品を通じて、こども食堂やひとり親世帯に「機会とつながり」を届けるプロジェクトで、ふるさと納税ポータルサイトを通じ、ふるさと納税型クラウドファンディングという手法で個人からの寄附を募ってきた。
寄附者は、他のポータルサイトを通じてふるさと納税をするのと同様、返礼品を受け取りながら、こどもたちに応援品を送ることができる。
そしてネッスーは10月、より寄附者の想いを反映できるよう、寄附者自身が自治体・返礼品・支援団体を選択できる目的ベースの「こどもふるさと便」専用ポータルサイトを新たに立ち上げる。
寄附者の意思を問うふるさと納税に
10月、ふるさと納税は総務省の方針により、寄附に対するポイント付与が禁止される予定だ。そのため、返礼品の通販サイト化やポイント目当ての寄附ではなく、自治体の何の取り組みを応援するか、どんな仕組みに共感しているかという、“寄附者の意思”がより問われる時代になるだろう。
「こどもふるさと便」専用ポータルサイトは、ふるさと納税を通じて、地方のどんな産業を応援するか、こどもにどんな応援を届けるかという、目的をベースにした寄附を実現するサイトだ。
ネッスーは、「こどもふるさと便」を“共感で選ばれる仕組み”に育てるために、今、共感して応援する人を募り、「このプロジェクトを応援している人がこんなにいるんだ!」という社会的メッセージを形にすることを、クラウドファンディングの一番の目的としている。
クラファンで目指すゴール
今回のクラウドファンディングのゴールは、「こどもふるさと便」専用ポータルサイトの仕組みを一緒に育てる“仲間”を増やすこと。
協力を依頼する自治体や個々のふるさと納税寄附者にとって、支援者数は信頼と注目のバロメーターになる。また、こどもたちにとって、応援してくれる人がいることを知ることが勇気になり、支援者にとっても「社会を動かす一歩」に参加できる機会になる。
ネッスーは、目標金額ではなく目標人数を大切にし、“1万人の応援団”という“数”が、社会の関心と可能性を示す力になると信じている。そしてこどもたちの機会格差をなくしていくために、「こどもふるさと便」という仕組みを、応援する人々と一緒に育てていきたいと考えている。
クラファン概要
クラウドファンディングの募集期間は8月31日(日)まで。目標人数は1万人で、目標金額は100万円。資金用途は「こどもふるさと便」の認知拡大を目的とした広報・広告活動に約60%、サイトオープンイベント開催費用に約24.6%、その他「READY FOR」の手数料等に活用される。
リターンは、500円から参加できる「ちいさな応援枠」をはじめ、WEBサイトに応援団として名前を掲載、オリジナルエコバッグ、「こどもふるさと便」で実際に届けた応援米(旭川産)など。詳細はプロジェクトページで確認を。
「こどもふるさと便」の活動を応援するためのクラウドファンディングをチェックしてみては。
READYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:【1万人の応援団募集!】ふるさと納税を通じたこどもの機会格差解消
※相対的貧困:世帯1人当たりの年間手取り収入が、日本全体の中央値の半分以下(2021年の場合は127万円)に満たない状態のこと
(yukari)
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