【栃木県真岡市】伝統文化を次世代に継承！打ち上げ花火や巨大神輿が見ものの「真岡の五大夏祭り」開催

2025/06/25 15:30 ストレートプレス

2万発の花火が打ちあがる、栃木県・真岡の夏まつりが今年も開催決定！伝統文化を次世代に継承する真岡の五大夏祭りが、美しい夜空に彩る花火とともに、家族で心に残る夏の思い出を届ける。

真岡市最大のイベント「真岡の夏まつり荒神祭」

「真岡の夏まつり荒神祭」は、『日本の夏祭り百選』にも選ばれている真岡市最大のイベント。起源は、明治期以前から真岡三町がそれぞれ祇園祭を開催していたことにあると言われており、2025年、真岡市の歴史、文化、伝統産業等の文化資源を次世代に継承する「真岡ふるさと遺産」に認定された。

初日の7月25日(金)は、夏まつりの出陣式にあたる「出御祭・宮出し」が大前神社で行われ、神輿渡御や屋台巡行の安全、五穀豊穣、疫病退散、産業発展を祈願し、その後、神輿が各町会を巡る「町会渡し」が行われる。

2日目の26日(土)は、市内中心部が歩行者天国となり「お祭り広場」を実施。本社・荒宮神輿をはじめ、子供神輿、地域神輿、中学生神輿など20数基の神輿が渡御し、山車・屋台、お囃子などが祭りを盛り上げる。

夜には、若衆が担いだ勇壮な神輿が五行川を渡る「神輿川渡御」が行われ、

その明かりとして、約2万発の花火が打ち上げられる「真岡市夏祭大花火大会」を開催。花火が打ちあがる中での、山車・屋台のぶっつけは最大の見どころで、これらを同時に見られる祭りは他に類を見ないとのことだ。

最終日の27日(日)は、お囃子が鳴り響く中、かがり火に照らされた本社神輿が幻想的な雰囲気の中で宮入し、祭りのフィナーレを迎える。

巨大な大神輿が目玉の「久下田祇園祭」

7月18日(金)・19日(土)に開催される「久下田祇園祭」の最大の目玉は、巨大な大神輿。高さ2.5m、トンボの長さは7.2m、総重量1.5トンと圧巻の大きさだ。

この巨大な大神輿が、千代ヶ岡八幡宮の地域神輿や子供神輿とともに、威勢の良い掛け声とともに、SLで有名な真岡鐡道久下田駅前のメインストリートを練り歩く。

祭り期間中は、真岡鐡道久下田駅入口の交差点周辺が歩行者天国となり、その中で夜渡御が行われるそう。提灯の明かりに照らされた神輿が夜の街を練り歩く様子は、幻想的でありながらも熱気に満ちており、各町会の山車や屋台から奏でられるお囃子が競い合い、祭りを華やかに彩る。

「真岡の夏まつり荒神祭」と同じく、「久下田祇園祭」も今年「真岡ふるさと遺産」に認定された。

慰霊や平和の祈りを込めた「真岡の灯ろう流し」

今年で30回目の開催となる「真岡の灯ろう流し」は、先祖の慰霊や平和への祈りを込めて行われる行事で、毎年8月15日夜に行屋川の水辺公園を中心に開催。ステージでは「灯ろう流しコンサート」が行われ、心を和ませる演奏を聴きながら、ゆったりと川面を流れる灯ろうと光を楽しむことができる。

流し灯ろうは、当日会場で購入でき、その場で各々の想いを灯ろうに書くことが可能。飲食店の出店もあるので、飲食をしながらゆっくりとイベントを楽しもう。

1,500人の踊り手が参加する「もおか木綿踊り」

8月23日(土)に開催される、1,500人の踊り手が参加する「もおか木綿踊り」は、真岡市がかつて江戸時代に上質な木綿織物「真岡木綿」の産地として栄えた歴史にちなんで名付けられたイベント。さまざまなダンスチームがヒップホップダンスやフラダンスなど、幅広いジャンルの踊りが楽しめるダンスフェスティバル、メインイベントとなる伝統的な踊りの流し踊り、情熱的なサンバパレードが祭りの熱気を最高潮に高めるサンバパレードの3部構成で行われる。