子どもたちが第一線で活躍するプロに学ぶ「ネクスト・クリエイション・プログラム」開催

2025/06/19 11:30 ストレートプレス

子どもたちが第一線で活躍するプロに学ぶ体験プログラム「ネクスト・クリエイション・プログラム」が、東京都内の各地で開催される。

子ども向け芸術文化体験プログラム

「ネクスト・クリエイション・プログラム」は、東京都と東京都歴史文化財団が実施する子ども向け芸術文化体験プログラム。子どもたちがより深く、より高いレベルで学ぶことができるよう、自らが興味関心を持つクリエイションの現場に入り、各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルから指導を受けることができる。

今年度は6プログラムを展開。子どもたちの芸術文化への夢や個性に寄り添いながら豊かな才能の開花を後押しすることを目指す。

各プログラムを紹介！

各プログラムについて紹介しよう。

小学4年生～6年生が対象の「映画と夏の7日間」は、是枝裕和監督監修。鑑賞・企画・撮影・編集までの一連の映画づくりを7日間で体験することで、表現する楽しさや工夫する面白さを学ぶプログラムだ。完成した映画は、9月に東京都写真美術館にて行う上映会で見ることができる。

日程は、7月26日(土)～8月24日(日)の期間内全7回。参加費は無料で、応募期間は6月17日(火)～7月13日(日)だ。

「こどもファッションプロジェクト」は、コシノヒロコ氏監修。身近なファッションや洋服を題材に、各分野の第一線で活躍するプロ指導のもと、ぬいぐるみの洋服デザインから制作工程を学び、体験する「ファッションアカデミー」と、モデルや制作スタッフとして動画をつくる「ファッションムービー制作」の2つのプログラムが用意されている。

小学生～高校生が対象の「ファッションアカデミー」の日程は7月31日(木)～8月5日(火)の期間内全3回で、参加費は無料。応募期間は6月9日(月)～7月6日(日)。

小学4年生～高校生(コースによって異なる)が対象の「ファッションムービー制作」の日程は9月～11月の期間内全6～9回で、参加費は無料。応募期間は6月9日(月)～8月17日(日)となっている。

©飯田耕治

「チームアップ！オペラ『泣いた赤おに』」では、うた・合奏・演技(小学生～高校生)、工作(小学生)のワークショップを通じて、プロのアーティストと共に本格的なオペラに挑戦。

同プログラムの稽古やワークショップの様子を撮影・取材するPR体験(高校生)や、公演本番当日の対応など舞台裏の仕事も体験(小学5年生～高校生)できる。

うた・合奏・演技／工作／PRの仕事体験は、7月～9月に開催(コースによって異なる)。参加費は550～2,200円で、応募期間は5月12日(月)～6月20日(金)だ。

舞台裏のお仕事体験は、9月15日(月)に実施。参加費は1,100円で、応募期間は7月14日(月)～8月8日(金)となっている。

「ファンタジスタ～アートとデザインで切り拓く未来のキャンバス～」では、自然の原理や物事の仕組みを学びながら、アート作品制作と展示発表を実施。アートとデザインの作品づくりを通じて、正解のない課題にも臆せず、創造性豊かに取り組む姿勢や、自然環境を自分ごととして考え、前向きに未来へ進む力を培う。

小学生コース(小学3年生～6年生)の日程は8月～11月の期間内4～6回(プログラム選択制)、中高生コースの日程は8月～11月の期間内3～8回(プログラム選択制)。

いずれも参加費無料で、応募期間は6月17日(火)～7月15日(火)だ。

高校生が対象の「みるラボ：つながりをつなげる」は、聞こえない、聞こえにくい、聞こえる人が美術館で専門家と出会い、一緒に作品を鑑賞し、思考し、実践する4日間のアート・コミュニケーション・プログラム。背景の異なる人たちと一緒に、お互いの違いを理解し、受け止めながら、未来の美術館について考えよう。美術館を一緒に楽しむためのアイデアを自分たちで考え、最終日に実践することになっている。