『楽しいムーミン一家』で心穏やかな音楽体験を

『楽しいムーミン一家』で心穏やかな音楽体験を

世界中で広く愛されている『ムーミン』が出版され今年で80周年を迎えたことを記念して、音楽集『楽しいムーミン一家 オリジナル・サウンドトラック ベスト』が2025年6月18日から全世界で配信開始となった。

こちらの音楽集は、1990年から日本とフィンランドで放送され大人気となったテレビアニメ『楽しいムーミン一家』シリーズ内で使用された主題歌や劇中音楽が詰め込まれたもの。

アニメ『楽しいムーミン一家』には、ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンも制作に関わっており、原作が持つ優しく緩やかなムーミンの世界観が描かれた物語となっている。劇中音楽は日本の作曲家 白鳥澄夫が手掛けており、ムーミン谷の四季折々を彩る色鮮やかな楽曲は耳にすればムーミンやその仲間たちの活躍が目に浮かぶ名曲ばかり。日本はもちろん、『ムーミン』誕生の地フィンランドでも高く評価され、今でも多くの人々に愛されている。

本日から配信となった音楽集『楽しいムーミン一家 オリジナル・サウンドトラック ベスト』は、『ムーミン』80周年のテーマ“The door is always open”に寄り添って作曲家 白鳥澄夫により新たに選曲されたもの。作品を彩る名曲はもちろん、白鳥澄夫と公私に渡るパートナーである白鳥英美子が歌う主題歌「夢の世界へ」など、聞けば誰もが懐かしくなる楽曲が白鳥澄夫こだわりの順番で詰め込まれている。さらに、この音楽集には今までCDに収録されたことのない楽曲「孤独のモラン」も収録。アニメ以外ではなかなか聞くことのできなかった名曲たちが初めて気軽に聞けるようになる。

また、『ムーミン』80周年を祝って、白鳥英美子、そして作曲家の白鳥澄夫は11月にフィンランド・ヘルシンキで開催される史上初となるオーケストラによるムーミン音楽コンサートへの出演が決まっている。また日本でも7月16日(水)から東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにてフィンランドのヘルシンキ市立美術館の協力のもと「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」の展覧会が開催される。

尚、音楽集『楽しいムーミン一家 オリジナル・サウンドトラック ベスト』配信開始を記念して、作曲家 白鳥澄夫と主題歌を歌った白鳥英美子、そしてムーミンキャラクターズ社 社長であるロレフ・クラクストローム氏からコメントが寄せられている。

ムーミンの世界への扉はいつでも開いている。ムーミンを知っている方も、今から知るという方も、是非音楽集『楽しいムーミン一家 オリジナル・サウンドトラック ベスト』を聞いて優しく穏やかな音楽に包まれて、ムーミンの世界へと誘われてみてはいかがだろうか。
OTOTOYからロスレス配信中。今すぐ聴いてみよう。

コメント

『楽しいムーミン一家』で心穏やかな音楽体験を
(※左から 白鳥澄夫/白鳥英美子/ソフィア・ヤンソン(原作者トーベ・ヤンソンの姪 ムーミンキャラクターズ社 会長)/ロレフ・クラクストローム(ムーミンキャラクターズ社 社長)

(白鳥澄夫)
テレビアニメ『楽しいムーミン一家』との出会いは、約30年前になります。それまでにかかわってきたアニメーションの音楽といえば、まず主題歌を作るのが普通でしたが、この時は物語の最初のシーンの背景音楽から作り始めました。第一話の冒頭は、ムーミン谷の住人が冬眠から目覚めるシーン。静まり返った雪景色から、うららかな春の景色に移りかわる様子を「ムーミン谷・冬」という曲で表現しました。映像と共に流れるこの曲を初めて聴いた時の感動は、忘れられません。そして、「ムーミン谷の音楽を作っていける!」と確信しました。30年以上経過した今でも、ムーミン誕生の地フィンランドで『楽しいムーミン一家』の音楽、特に背景音楽が若者たちの間で長く愛され、また様々な形で演奏されていることを知り、喜びと驚きを感じていました。「ムーミン誕生80周年」の今年、たくさんの背景音楽とテーマ曲が楽曲配信という形で世界中の人達に聴いていただけることは、また新たな喜びをもたらしてくれました。

(白鳥英美子)
1990年から3年間『楽しいムーミン一家』がテレビシリーズで放映され、その間ずーっと音作りに専念していた夫(白鳥澄夫)を横目に、娘と番組を楽しんでいた頃のことがついこの間のように思い出されます。ムーミン誕生80周年、そして『楽しいムーミン一家』が30年以上の時を経て、配信で音楽を皆様におとどけできることになるなんて、当時は考えてもいませんでした。オープニング・エンディングの曲以外にも、劇中曲などが沢山集められています。長い時が流れても、風化しない「ムーミン」に携わることが出来てとても光栄に思っています。

(ロレフ・クラクストローム)
I had the great pleasure of participating in a fabulous gala dinner in Tokyo in early June. At my table, I had company from seasoned business leaders from different industries—people with integrity who seldom lower their guard.
Without my knowledge, our hosts had included a number in the evening’s program, in which Ms. Emiko Shiratori sang a few of the loved tunes from the 90s Moomin animation series.
I was completely caught off guard, and so was my wife, Sophia Jansson. We both got very emotional, as did our companions at the table. Eyes were wiped, and explanations were muttered, but we all felt the same. This music truly touches.

6月初め、東京で素晴らしいガラディナーに参加する機会がありました。私のテーブルには、誠実で普段はあまり感情を表さないような経験豊かなビジネスリーダーたちが同席していました。そんな中、私も知らないうちに、主催者の皆さんが素敵なサプライズを用意してくださっていて、白鳥英美子さんが90年代のムーミンアニメシリーズから、懐かしい楽曲をいくつか歌ってくださったのです。その瞬間、私も妻のソフィア・ヤンソンも、不意を突かれて胸がいっぱいになりました。同席していた皆さんも同じように心を動かされていたようで、思わず目を潤ませたり、言葉にならない思いをつぶやいたり……。この音楽には、本当に人の心に深く響く力がありますね。

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