【東京都中央区】今年は3年に一度の「本祭」!波除神社で令和7年夏越し大祭「つきじ獅子祭」開催


令和7年夏越し大祭「つきじ獅子祭」が、6月10日(火)~15日(土)の期間、波除神社で開催されている。

今年は3年に一度の「本祭」

築地駅や築地市場駅から徒歩圏内の場所にある波除神社。早朝からにぎわい、いい香りが漂う築地場外市場のすぐそば、波除通り沿いにある。筆者が参拝に訪れた秋は、イチョウが綺麗な季節。日に照らされキラキラ輝くイチョウと神社の景色が今でも心に残っている。



そんな波除神社で、今年も夏越し大祭「つきじ獅子祭」を開催。6月10日(火)に大祭式、11日(水)に鎮花祭(疫病除け・百合の花神事)、12日(木)には宵宮祭が行われた。


13日(金)には小波会創立百年記念参拝を実施。14日(土)には、町内神輿連合社参・江戸里神楽奉納(石森社中)として、町内神輿がそろって社参、また終日、里神楽の奉納が本殿にて執り行われる。


最終日の15日(日)は、渡御祭・千貫宮神輿創建百周年記念渡御祭で、千貫宮神輿・厄除天井大獅子・弁財天お歯黒獅子が築地全町を練り歩く。午前8時30分に宮出し、氏子各町御巡行の後、午後3時50分宮入り・帰社祭となる。


今年は3年に一度の「本祭」。現存する江戸神輿最高峰「錺神輿」として二度とできない重要文化財級の最高傑作と評される神社千貫宮神輿創建100年の記念大祭として、原則では2基しか出ないところ、千貫宮神輿・天井大獅子(雄獅子)・弁財天お歯黒獅子(雌獅子)3基揃っての渡御祭が執り行われるという。


また、6月14日(土)・15日(日)は約百店舗ほどの縁日や各町の町神輿が巡行する。さらに、期間中は参拝の証である限定の御朱印、あわせてお祭り用の切り絵の御朱印も授与される。

「災難を除き波を乗り切る」波除神社

「災難を除き波を乗り切る」波除神社。その歴史も振り返っていこう。今から350年程前、この築地一帯は一面の海だったという。

明暦の大火の後の埋立工事で困難を極めたのが、この築地海面。堤防を築いても築いても激波にさらわれてしまったのだそう。ある夜のこと、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体。人々はおそれて、早速現在の地に社殿を作りお祀りし、盛大なお祭をした。ところがそれからというもの、波風がピタリとおさまり、工事はやすやすと進み埋立も終了。萬治2年(1659)のことだそう。

波除神社の深い歴史については、波除神社の公式HPをみてみてほしい。

七福神について

また、波除神社の境内には御本殿以外にもいくつかの小さな神社があり、御本殿の神様以外にさまざまな神様が祀られている。その中には七福神といわれる7柱の神様も。御本殿に一番縁がある、御本殿の次に大切な神社とされる「摂社(せっしゃ)」には弁財天様が、次に大切とされる「末社(まっしゃ)」には大黒様・恵比寿様が、そして江戸時代より伝わる大獅子を納める獅子殿の神社には毘沙門天・寿老人・福禄寿・布袋尊が祀られている。

さらに、神社にはそれぞれの神様の御神像が本殿(弁財天のみお歯黒獅子の角の中に)に安置されている。

「つきじ獅子祭」に足を運び、波除神社の歴史に触れてみて。また、築地の街を探索してみては。

■つきじ獅子祭
日程:6月10日(火)~15日(土)
場所:波除神社
住所:東京都中央区築地6-20-37
波除神社 公式HP:https://www.namiyoke.or.jp/index.php
波除神社 公式Instagram:https://www.instagram.com/namiyokejinja

(ソルトピーチ)

The post 【東京都中央区】今年は3年に一度の「本祭」!波除神社で令和7年夏越し大祭「つきじ獅子祭」開催 first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS – 流行情報&トレンドニュースサイト.

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 【東京都中央区】今年は3年に一度の「本祭」!波除神社で令和7年夏越し大祭「つきじ獅子祭」開催
ストレートプレス

ストレートプレス

ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。

ウェブサイト: http://straightpress.jp

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング