ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2025年5月)

全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。今回は私が5月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:麺の蔵(湯河原)

老舗の隠れた人気店。湯河原内で移転していて、お蕎麦屋さんの居抜きで入っていて看板が出ていないのに行列ができている。凄い人気。

「醤油ラーメン(太麺・こってり)」を注文。スープをあっさり、こってり、ふつうから選べ、麺を太麺、細麺から選べる。具はチャーシュー、モヤシ、ネギ、ノリ。
麺は極太平打ちストレートでコマツ屋製麺所製。ここは熱海の土石流で流されてしまった製麺所で、以前取材をしていたこともあり、食べられて嬉しい。
香ばしい香りの醤油スープに背脂がかかる。揚げネギもちらほら入っている。麺は極太だがしっかり染みており、ほろほろのチャーシューも絶品。問答無用で好きな味でとても美味しい。
これは地域に愛される名店。
第4位:中華そば 王将(徳島・吉野川市)

1979年創業。一般的な徳島ラーメンとはちょっと違う独自の味を追求する老舗。

「中華そば 小」を注文。具はチャーシュー2枚、モヤシ、メンマ、青ネギ。麺は中ストレート。
豚のゲンコツと鶏ガラなどを10時間煮込んだ濃厚スープ。ちょっと熟成臭もしていて最高。ここに濃いめの醤油ダレが少し分離した感じで入っている。混ぜるといい感じになる。これは旨い。
家族経営だと思われ、只者ではない雰囲気のオヤジさん中心に息子さんや女将さんがテキパキと働いている。ローカルなとてもいいお店。
第3位:横浜豚骨醤油ラーメン YOLO(江古田)

2024年3月オープン。店主の清水さんは元高校球児で岡山理科大学附属高校出身。ロッテの藤岡選手やDeNAの柴田選手とプレイしていたそう。“金八家”出身。

「ラーメン」をお好み普通で注文。具はチャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリ。麺は太め平打ちの酒井最麺製。ビシッと平ザルであげていてカッコいい。
クラシカルでじんわりとしたスープながら、適度な濃度と鶏感がしっかりあってとても美味しい。レンゲがノンストップの旨さ。チューニング具合が最高。
都内の家系の中でもかなり好みなお味。
第2位:ぶたまるき(渋沢)

2024年9月オープン。店主の松橋さんは“なんつッ亭”出身。場所も“なんつッ亭”創業の地。

「黒らーめん」を注文。具はチャーシュー、青ネギ、モヤシ、ノリ。麺は中細ストレートの自家製麺。
分厚くて旨味バッチリの濃いめの豚骨に黒マー油で中毒性をプラス。問答無用の旨さ。これだよこれ!な豚骨スープは流石。大ぶりのチャーシューも美味しい。麺は中細ながらムチッとした食感で食べ応えあり。
旨すぎてレンゲが止まらずかなりスープを飲んでしまった。最高。
第1位:らぁ麺 旭(浜田山)

今年3月オープンの話題の新店。ご実家のクリーニング屋さんをリノベーションしてオープン。店主さんは“やまぐち”出身。

「特製醤油らぁ麺」を注文。具は豚チャーシュー2種、鶏チャーシュー2種、ワンタン2種、味玉、メンマ、ペースト、ネギ、カイワレ。麺は極太手もみ麺で羽田製麺製。
スープは山水地鶏、吉備黄金鶏等の鶏出汁をメインに、北海道大浅利、宍道湖しじみ、岩手・宮城県産ムール貝等季節の貝、鰹節、鯖節、羅臼昆布、白口煮干しなどをプラス。醤油は島根県奥出雲の森田醤油を使用。
香り高い醤油の旨味に複合的で分厚いダシ感。声の出る旨さ。夏黄金にもち姫をブレンドした手もみ麺もスープをしっかり持ち上げ、食感も最高。
チャーシューは4種類と手が混んでいて、焼豚、煮豚のほか、鶏ももの酒蒸しも柔らかで上品。ワンタンは二つとも鶏ワンタンだが、一つには餡に山椒が仕込まれていてサプライズ。
キノコ、タマネギをバター、バルサミコ酢、ブラックペッパーでソテーしたペーストは、溶かし込むと胡椒のシャープさと洋風な味わいがプラスされ、また奥行きが出る。終始悶絶で完食完飲。
とんでもない仕事の多さとクオリティに感服。間違いなく今年の新店でトップクラスの一杯。
※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!
(執筆者: 井手隊長)

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