デュア・リパ/マッシヴ・アタックなど、英政府にガザにおける“英国の加担を終わらせる”よう要請
デュア・リパ、プライマル・スクリーム、マッシヴ・アタック、アニー・レノックスなどが、ガザで続くイスラエルとハマス間の戦争について、英国のキア・スターマー首相に“英国の加担を終わらせる”よう求める公開書簡に署名した。
難民支援団体のChoose Loveが作成したこの書簡は、英国政府がイスラエルへの英国製武器の販売を継続し、武器製造業者へのライセンス発行を許可していることを非難している。2024年9月に英政府はイスラエルへの物品輸出に関与する企業30社に対するライセンスを一時停止した。先週、スターマー首相とフランス、カナダのトップは、イスラエルがガザでの軍事作戦の“甚だしい”拡大を継続する場合、“具体的な措置”を講じることを警告した。
書簡には、「それを“耐え難い”と呼びながら、何もしないというのは問題だ。世界は注目しており、歴史は決して忘れない。ガザの子どもたちはもう1分も待つことができない。首相、あなたはどちらを選ぶのか?戦争犯罪への加担か、行動する勇気か?」と書かれている。
この書簡は、国連がガザの210万人の住民が壊滅的な飢餓に直面していると警告し、現地時間2025年5月27日に援助物資の配布中に47人が負傷したと報告した中で公開された。イスラエルは、自国軍が空中に“警告射撃”を行っただけだと主張している。
「飢餓を生き延びた人々は、爆弾が降り注ぐ中で目覚める。英国の無為無策の烙印が押された暴力は、英国の工場からイスラエルに輸送された部品を使って飛び、一瞬のうちに家族を全滅させている可能性がある。武器の輸送は、その死に我が国を直接加担させるものだ」と書簡は続く。
ガザでの戦争は、2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃し、1,200人を殺害、250人以上を人質に取ったことから始まった。そのうち58人は依然として拘束されている。AP通信によるとイスラエルの報復攻撃により54,000人以上のパレスチナ人が死亡し、ガザ保健省はその大半が女性と子どもであると報告している。
映画監督のダニー・ボイル、『ブリジャートン家』のニコラ・コクラン、ベネディクト・カンバーバッチ、リズ・アーメッド、ティルダ・スウィントン、ゲイリー・リネカーなど、英国の音楽、テレビ、映画界から300人を超える著名人もこの書簡に署名した。
現地時間5月28日、現地警察の安全上の懸念により、7月にスコットランドのグラスゴーで開催される【TRNSMTフェスティバル】のラインナップからニーキャップが除外された。バンド側は、この除外がパレスチナ支持の活動と関連していると述べた。北アイルランドのウェストベルファストのラップ・トリオのメンバーであるモ・カラは、2024年11月の公演でヒズボラの旗を掲げたとされる事件に関連してテロ容疑で起訴された。彼は6月18日にウェストミンスター治安判事裁判所に出廷する予定だ。
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