『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の来日記者会見イベント開催!

c2025 PARAMOUNT PICTURES.
トム・クルーズが主演する人気シリーズの第8作目となる最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の来日記者会見が2025年5月7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演のトム・クルーズをはじめヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督が出席しました。
この会見は英語も堪能な関根麻里さんが司会進行役を務める形でスタート。
まずトム・クルーズたちが登場する前に、トムが出演した『ミッション:インポッシブル』シリーズだけではなく、『トップガン』、『ハスラー2』、『レインマン』、『ザ・エージェント』、『バニラ・スカイ』、『ラスト サムライ』、『ロック・オブ・エイジズ』などなど、数えきれない代表作を振り返る特別映像が上映される事に。このダイジェスト映像で涙ぐむ観客も現れるほどに会場のボルテージは一気に頂点へ!前説としては最高のおもてなしとなったのではないでしょうか。
そしていよいよトム・クルーズがステージへ登場すると会場は歓声と拍手に包まれました。
トムは前日のジャパンプレミアで日本のファンからスタンディングオベーションで迎えられたことを報告。
他にも、これまでにトム・クルーズが出演した作品の字幕を担当し、来日した際には通訳を務めた戸田奈津子さんへの感謝を伝える場面も見られました。
紳士すぎる!そして感動的すぎる!!

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2025(令和7)年春の叙勲受章者が4月29日に発表されましたが、戸田奈津子さんは、国家又は公共に対し功労のある方に贈られる旭日小綬章を受章され話題になりました。
トムはこの事についても触れ、祝福の言葉を伝えていました。戸田さんもニコニコ嬉しそう。
その後は関根さんがインタビュアーとなりトム・クルーズのワンショットトークゾーンへ。自身の映画制作にかける思いなどを熱く語りました。
しばらくしてから監督、そして他のキャストも登場。全員で撮影時の裏話を披露した後、最新作について質疑応答していく流れとなりました。
特に印象的だったのが、ハードな撮影を乗り越えるためのモチベーションの保ち方について質問されたトムの発した「Never gonna give up!」という言葉。
どんな困難な問題が目の前にあっても、それをどうすれば解決できるのか模索する、そのチャレンジが大好きだと語り、撮影中は常に映画館のスクリーンの前に座っているお客さんの事を考えている事や、映画(制作)は自分自身そのもの、といったような言葉も印象的でした。

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その後写真撮影タイムを経て会見は終了…と思いきや、なんとステージには急遽、配給の東和ピクチャーズ株式会社代表取締役の山﨑敏さん、そしてパラマウント・ピクチャーズ インターナショナル社長のマーク・ヴィアンさんが登場。
最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はこの日まで5月23日の日米同時公開の予定だったものを急遽、日本では5月17日から先行公開するという驚きの発表が!
厳密な理由は明かされていませんが、おそらく日本を愛してくれているトムの配慮があったのかもしれませんね!?
超話題作の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』、見るのが本当に楽しみですが…
ちなみに筆者、このシリーズが大好きでして、あくまで個人的な見どころ、注目ポイントについても一つ触れてみたいなと思います。
『ミッション:インポッシブル』シリーズは、CIA(Central Intelligence Agency)の特殊作戦部IMF(Impossible Mission Force)に所属するイーサン・ハントが組織から“遂行不可能な任務”を伝達され、さぁどうするか…という物語。
トム・クルーズ本人によるハードなスタントシーンが見どころの一つになっていますが、そもそものミッションの発端となる、その指令の伝達方法も見どころの一つだと思っています。
色んなパターンがありますが、おおむね映画冒頭に登場するこのシーンは毎回手を変え品を変え、いろんなやり方でミッションが伝えられるのですが、必ずその映像の終わりには「君、もしくは君のチームに何があろうと当局は一切関与しない」という様なメッセージがあり、指令映像を見終わった5秒後には自動的に装置が焼却処分されるというお決まりの演出があります。
これが非常にワクワク感をあおってくれますし、送り主に対して「お前らイーサンがOKしないと何も解決できないくせに、上から目線で依頼してくんじゃねぇぞ!」という気持ちにも若干なります。でもそれがいい(笑)。
今回の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のいわゆる後編となる作品なので、もしかすると伝令シーンは無いのかもしれませんが…なんとか大切な“様式美”という事で組み込んでいただきたいなと願っています。
さて、これがネタバレになる…という方は飛ばし読みをしていただきたいのですが、歴代作品の伝達方法について触れると以下のようなものがあります。
●1作目…『ミッション:インポッシブル』
往年のテレビドラマ『スパイ大作戦』を映画化したスパイアクションとなるこの作品ではまず、トム演じる諜報機関IIMFメンバーのイーサン・ハントの上司に値するIMF所属のジム・フェルプスのもとに指令が届く…という形。
飛行機に乗っているジムのもとへ客室乗務員が映画を見てはどうかと勧めてきます。ジムが「選んでくれ」と伝えるとCAが1本の小さなビデオテープを渡します。ジムはそれをひじ掛けに設置されたプレイヤーに入れる事でミッションの映像を視聴します。
昔の飛行機はこういうシステムで映画を見ていたんだなぁ…と温故知新の学びになったと思ったのですが、よくよく調べてみると、当時このような仕組みの飛行機は無かったようで、1960年代のテレビドラマシリーズへのオマージュとして監督が創作した、まさにこの映画独自で登場したガジェットの様子。
その後もこの作品シリーズには人をだますための覆面やその覆面を作る装置が登場したりと様々なガジェットが登場する事も魅力の一つ。
本当にありそうで無さそうな…の絶妙なラインを突いてくる所は素晴らしいと思いますが、2025年の今この作品を初めて見る若者がいた場合、おそらくほぼ勘違いしてしまうのではないか?とも思える装置なので、若干注釈を入れて欲しいような気もします(笑)。
●2作目…『ミッション:インポッシブル2』
私の話で恐縮ですが、このミッションを伝えられるシーンがこの作品シリーズだけではなく、世の中の全ての映画の中で一番好きなシーンかもしれません。それくらい当時劇場で見て衝撃的なミッション伝達シーンでした。
まず、イーサン・ハントが休暇中に断崖絶壁でロッククライミングを楽しんでおり、山頂にたどり着いた所にIMFのスタッフ?がヘリコプターで登場。ロケットランチャーをイーサンの足元に放つとミサイルは爆発せずに地面に突き刺さっている状態。なんとそのミサイルの中にサングラス型のモニターが入っており、イーサンはそれを装着する事でミッションを知る事になります。
アクションに定評のあるジョン・ウー監督が起用されている事もあり、正直、シリーズ中最も異色な内容なので賛否別れる作品でもありますが、この作品でオークリーのサングラスやドゥカティのバイクに憧れたのは私だけでは無いはず!!ちなみに全ての作品の中で最もイーサンの性格チャラいのですが、それが最高にイイ!髪の毛も長めで30代のイケイケのトムから醸し出ている超ギラギラ感が、まさに“ビジュいいじゃん”状態な所もオススメです。
●3作目…『ミッション:インポッシブル3』
ホームパーティ中のイーサン・ハントがある人物から近所のコンビニに呼び出されると、Kodakのインスタントカメラを渡されます。そのカメラのファインダーを覗くと指令映像が流れる仕組み。この作品は2006年に公開されていますが、当時は丁度一般的にもデジタルカメラが普及してきた頃だと思います。あえてアナログな装置を使うあたりの演出、着眼点が面白いですし、時を経た2025年の今に見ると逆にインスタントカメラが再ブームになっている時代でもあり、絶妙なチョイスになっているように思います。
●4作目…『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
なんでもない普通の街角に設置された公衆電話が伝達手段に!
ボタンを押していくと電話機が変形し生態認証を行うシステムを備えたモニターが出現。網膜なのか虹彩なのか、目を測定する事で身元確認が行えるシステムになっています。こうした公共の場所にもIMFのシステムが導入されている事が非常にワクワクします。
●5作目…『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
とあるレコードショップに訪れたイーサン・ハントが店員の女性にオススメのレコードを聞くQ&Aの流れが合言葉になっており、最終的にオススメされたレコードを店内に設置されたレコードプレーヤーにセッティングするとプロジェクターが軌道し、指令映像が見られるというもの。レコードの盤面で手のひらをスキャンする事で本人確認を行いますが、美人店員さんとの会話のやり取りも含め非常にスマートでおしゃれでカッコイイ演出になっています。
●6作目…『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
顔の見えない謎の人物から封書で届けられる謎の本の中に小型プロジェクターが仕込まれています。まず受け渡しの際に合言葉が求められ、装置には本人確認用のDNAを採取するためのものと思われる採決キットも設置。指を針で刺し流血させることで起動する仕組みなものあり、ある意味シリーズの中でも最もシリアスな装置と言えるかもしれません。
そして7作目…これは最新作の前編にあたる作品なので伏せておきましょう。
でも案外シンプルな方法でした!だからこそシリアスさが増して意味深な印象を受けました。よければ全作品、最新作を見る前に是非チェックして最後のミッションに備えてみてくださいね!

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●2025年5月23日(金)から日米同時公開
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
5月17日(土)~22日(木)先行上映
5月23日(金) 公開
配給:東和ピクチャーズ
■全米公開:2025年5月23日
■原題:Mission: Impossible – The Final Reckoning
■公式サイト:missionimpossible.jp
■公式X:@MImovie_jp
■公式Instagram:@missionimpossiblejpn
■公式 YouTube:paramountjapan
■公式 TikTok:@paramountjapan
●映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ファイナル予告|2025年5月23日(金)日米同時公開
文:増田崇志
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