シークエンスはやとも・Miyoshi・城月菜央(高嶺のなでしこ)インタビュー「霊って身近にたくさんいるものなんだ、という気付きを楽しんで」[ホラー通信]

”何か”が視える世界を擬似体験する写真展、「視える人には見える展」。先日大盛況のうちに幕を閉じましたが、多くのご要望の声にこたえ、5月24日より追加開催が決定しました!
世の中には人には見えない”何か”が視える人が少なからず存在します。今展示は、そんな”何か”が視える世界を擬似体験する写真展。展示される写真は、一見何の変哲もない風景写真ですが、展示された全ての写真が霊能力者の監修により確認された”視える人には見える写真”に。初開催となる今回は、「廃墟」「樹海/パワースポット」「都市圏」の3つのテーマにそって、新たに撮り下ろした写真を展示しています。
この「視える人には視える展」を高嶺のなでしこの城月菜央さんが体験!主催者である霊能者のシークエンスはやともさんと、Miyoshiさんにお話を伺いました。


▲「廃墟」「樹 海/パワースポット」「都市圏」とテーマごとに飾られた写真たち。そして、来場した人が皆口を揃えて「一番怖かった」と言う“最後の部屋”。ネタバレは特に秘す、ですが、ここでしか体験出来ない展示は必見です…!

――本日、城月さんに「視える人には視える展」を体験していただきましたが、いかがでしたか?
城月菜央:私は霊感が無いので、「ここにいるんだ」「こういう人が視えているんだ」と、添えられている説明文を見ながらじっくり楽しませていただきました。その説明文もちょっと面白くて。「こちらを見ているサブカルネキ」とかちょっと面白い表現が多くて笑っちゃいました。
シークエンスはやとも:僕ら2 人は「ここに、こんな人がいますよね」という話をしながら、ライターさんに特徴をお伝えして、文章にまとめてもらいました。個性が分かりやすく伝わる様になっていてありがたいです。
Miyoshi:今回の展示に関わってくださっているスタッフさんたちは、ほとんど視えない方なのですが、だからこそ「こういう見せ方をしたら面白いよね」というアイデアをたくさん出してくれたので。
城月菜央:「こちらを向いている」という事例も多くて、「ランニング中に」とか「作業中に会った」という説明もあったので、街の中には常にたくさんいるんだなと思いました。
シークエンスはやとも:今回、「廃墟」「樹海」「都市圏」という順番で展示しているのですが、都市圏が一番多いのだなということは特に感じていただきたいなと思います。この展示場所の最寄駅は恵比寿か渋谷になりますが、渋谷に帰られる方は「ここにいるのかもな」とちょっと感じてもらえたら。実は霊って心霊スポットだけにいる特殊なものじゃなくて、身近にたくさんいるものなんだという気付きを楽しんでいただけたら嬉しいです。

▲「樹海」の展示コーナー
――あれだけたくさん視えていたら、ただでさえ騒がしいスクランブル交差点もさらに騒がしく感じそうですね。
Miyoshi:賑やかですね。スクランブル交差点に限らず、歩いていたり、自転車に乗っている時に「うわ、危ない人出てきた」 と思って止まったら、「あ、霊だった」ということはよくありますね。ぶつかっちゃう!と思ったら、違ったという。
シークエンスはやとも:本質的にはそこにいないので表現が難しいのですが、すれ違う感覚があるんですよね。
Miyoshi:これは本当に言葉で言い表すのが難しい不思議な感覚だと思います。
城月菜央:私自身は何も視えないのですが、親戚が神社を経営しているので、嫌な空気が分かったり、実際に視えることはよくあったそうです。そういう意味で、他の方より霊などと身近ではある方だとは思うんですけど、逆に霊に触れられないように生きてきたところもあるので、ありがたいことに恐怖体験などが無いんです。
Miyoshi:守られてきた存在なので、天狗などの存在の方が視えるのかもしれないですね。
城月菜央:今回、悪い霊とかではなくて、天狗や神様の展示と説明があったことも面白かったです。色々な種類の「目には見えないもの」があるんだなあって。
シークエンスはやとも:うらやましい。僕は神様の類は全く見えないので、その展示のコーナーは来場者の方と同じで「こうなってるんだあ」ってMiyoshiさんの説明を読んでいました。

――お2人は普段の生活で気をつけていることなどありますか?
シークエンスはやとも:Miyoshiさんはこんなオシャレでポップな格好をしていらっしゃいますけれど、とんでもない量の修行を普段からされています。
Miyoshi:もう死ぬんじゃないかというくらいの水量の滝に打たれたりとか、山もたくさん超えますし、悪い霊を寄せ付けない様に、修行しています。今回は幽霊もいっぱい視て展示しました。あと、煙と肉を食べることが除霊に良いので、霊とたくさん関わった後には一人焼肉をよくしています。鑑定する中で、「この家呪われているな…」といったことを見ることありますし、亡くなった方とお話したいという方もいらっしゃるので、そういったことでMP(マジックポイント)は減るんです。
シークエンスはやとも:僕は寝ると治るんですよね。
Miyoshi:はやともさん、今回の準備で発熱していましたもんね。
シークエンスはやとも:人間の集中して勉強出来る時間って制限があるじゃないですか。それを超えた時の感覚に近いです。めちゃくちゃ面白い授業のはずなのに、頭に全然入ってこないみたいな…。
城月菜央:私の場合はダンスの練習がその感覚に近いかもしれません。リハーサルも1日に朝から夜まで詰め込む時とかもあって、1日3曲ぐらい覚えたり そういう時って後半の方、本当に頭に入ってこないんですよね。その時の疲れがお2人の感覚と同じなのかなと知れて嬉しいです。
――今回の展示には連日たくさんのお客様が来ていますが、この会場にいる霊の皆さんは騒がしいなと思っていたりするのですかね?
シークエンスはやとも:僕は「何とも思っていない」と思っています。 ここは貸しスタジオなので、ドラマの撮影があったり、怪談ライブが行われていたりしているので、もっと騒がしい時もあるみたいなんです。
Miyoshi:私もうるさいなとか、そういった負の感情は感じないですね。ただ、時々上からわさわさっと様子を見に来ているなあとは思います。気になってはいるみたいで、何というか、人馴れしていない猫が来客の様子を見に来ている、みたいなものに近いかなと。
2階に一番霊が多いのですが、2階の方が人見知りの霊が多いというか、騒がしい環境が得意ではない人が逃げていて、時々ちょっと様子を伺っている感じがします。
シークエンスはやとも:色々なお客様が、じーっと2階を見ていることが多いんです。展示を一周まわってくることで、敏感になって出てくるんだろうなと思います。
城月菜央:……実は、私もずっと2階が気になっていたんです。なので、今お話を聞いてドキッとしました…。今、手汗すごいです(笑)。
シークエンスはやとも:2階が気にならない人本当に見ないですから。気になる時点で敏感になっているかもしれませんね。
――私は全く、何も気付きませんでした…!
シークエンスはやとも:あと、城月さんが可愛いから見に来たこともあると思います。可愛い方、綺麗な方、カッコいい方がくると、みんなざわざわしますからね。コンサート会場、テレビ局に霊が多い理由の一つでもあると思います。
城月菜央:そうやって思うと、高嶺のなでしこのライブにも、本当はもっとお客さんが来てくれているかもしれませんね。動員が増えるのは嬉しいので、今後はもっと意識していきたいです。

――最後に、今日展示を見て、お話をしてみての感想や、皆さんへのメッセージをいただけますでしょうか。
城月菜央:これからいらっしゃる方は「視たいな」と思って視ることを意識していただきたいですし、展示の仕方も工夫されていて、渋谷にいながら別世界にいる気持ちになりました。
シークエンスはやとも:写真は凝視するのではなく、全体を把握するというか、ぼんやり見ていただけると良いと思います。Miyoshiさんがおっしゃっていた言葉をそのままいただいちゃうと、目で見るのではなく、感じとるイメージで全体を見ていると「ここ変だな」と思う場所が出てくると思うので。
Miyoshi:城月さんも霊感が無いとおっしゃっていながら2階が気になっていたり、これまでいらっしゃった方も「私本当に霊感無いのですが、何枚かちょっともやっとした写真がありました」とおっしゃっていて、いや、それはもう視えてるんですよ。視えないという思い込みを外してもらおうという狙いもありますので、ぜひじっくりご覧になってご自身の中の力を研ぎ澄まして欲しいと思います。怖いとか、体調が心配な方もいらっしゃるともいますが、最大パワーで祈ったお清めの塩を差し上げていますので、安心してください。気になったら家に帰る前に振りかけてもらっても良いですし、何も無かったらお守りにもしてください。
――今日は貴重なお話をどうもありがとうございました!
「視える人には視える展」概要
開催期間:2025年5月24日(土)~6月16日(月)
開催会場:並木橋 OLDHAUS(〒150-0011 東京都渋谷区東1-26-32)
開催時間:10:00〜19:30 (最終入場19:00)
※6月6日(月)は15:00まで(最終入場14:30)
入場料金:1,980円(税込)※お清め塩付き/なくなり次第終了
公式WEBサイト:https://mieruhito.com/
公式X:: https://x.com/mieru0418
公式TikTok: https://www.tiktok.com/@mieru0418
ハッシュタグ: #視える人展

撮影:たむらとも
シークエンスはやとも:https://x.com/hayataka78 [リンク]
Miyoshi:https://x.com/344_s [リンク]
城月菜央:https://x.com/nao_kizuki [リンク]

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