大阪の老舗ベーカリー「クックハウス」に伝統野菜「泉州黄玉ねぎ」を使った新商品が登場！

2025/05/06 22:40 ストレートプレス

大阪で創業79周年。毎日7,000人が利用するベーカリー「クックハウス」が、なにわの伝統野菜“泉州黄たまねぎ”を使った「泉州黄玉ねぎフォカッチャ」の販売をスタートした。また、5月の新商品も続々登場。爽やかな風味でやわらかい酸味とほのかな苦みが特徴のレモンクリームを使用した「とろ～りクリームパン(瀬戸内レモン）」や、ちぎってシェアしても食べられる「チョコクリームちぎりパン」など計6品を発売中だ。

日本のタマネギの祖先・泉州黄玉ねぎを使った新商品が登場！

5月の新商品「泉州黄玉ねぎフォカッチャ」324円(税込)は、瑞々しく、強い甘みが特徴の「泉州黄玉ねぎ」の味わいを期間限定で楽しめるフォカッチャ。マヨネーズドレッシングで仕上げた「泉州黄玉ねぎ」をフォカッチャ生地にのせて焼き上げた新商品だ。5月31日(土)までの予定で現在、販売中だ。

「泉州黄玉ねぎフォカッチャ」に使った泉州黄玉ねぎは、明治時代、日本で最初に育成されたタマネギ(黄たまねぎ)で、現在、日本に流通する多くのタマネギの親と言われる品種。100年以上前から大阪で栽培されてきた品種・品目として、“なにわの伝統野菜”と認定されている。しかし、泉州黄たまねぎは、日持ちがしないうえに害虫の影響を受けやすく、さらに、形が不揃いで選別がしにくく規格外も多いなどの理由で、現在は栽培する農家が減ってしまった。

そうした中、2016年から泉州黄たまねぎを栽培しているのが、三浦農園。泉州黄たまねぎを守りたいとの想いで、種まき、植付け、収獲、選別まで全て昔ながらの手作業で行っている。「クックハウス」の「泉州黄玉ねぎフォカッチャ」には、この三浦農園が育てた「泉州黄玉ねぎ」が使われているのだそうだ。

「クックハウス」の5月の新商品

「クックハウス」の商品開発は、社員全員からアイデアを募り、社内コンペを行って決められているのだそう。選定のポイントは、「おいしそうな見た目」、満足してもらえる「ボリューム感」、食べてみて「一口目に美味しいかどうか」、具材のバランスなど「ひとつ全部食べてみて美味しいか」など。ダイヤの製造拠点である大阪市生野区の工場には、パン職人40名をはじめ、従業員総勢180名(アルバイト含む)が勤務している。見事、社内コンペで勝利し、5月の新商品に採用されたメニューを紹介する。

「とろ～りクリームパン(瀬戸内レモン）」は、手摘みした瀬戸内産レモンの果汁と果皮を使用し、爽やかな風味でやわらかい酸味とほのかな苦みが特徴のレモンクリームにホイップを合わせることでクリームのくちどけを良く仕上げた。