定番からトレンドグルメまで60品以上をラインナップ!「成城石井流 韓国グルメフェア」初開催

“お客様の期待の半歩先”をゆく品揃えを目指す、成城石井が「成城石井流 韓国グルメフェア」を4月29日(火)から5月31日(土)まで開催する。フェア開催を前に、4月23日にメディアを対象とした試食会が開催された。
当日は、同社の商品部バイヤーと新進気鋭のセントラルキッチン料理人らが出席し、現地視察の話や商品開発エピソードやこだわりが語られた。

株式会社成城石井 商品部 乳日配課課長 辻貴之氏(バイヤー)

株式会社成城石井 製造本部 製造部 中華グループ 副グループ長 木本剛氏(セントラルキッチンの料理人)

2025年1月、前述の2名を含む若手チームで現地視察を行い、3日間で約30カ所・およそ100品を試食したという。「韓国は食の魅力にあふれており、定番からトレンドグルメまで多様なグルメの宝庫」と辻氏は語る。日本の皆さまに成城石井が考える“本当に美味しいもの”を届けるため、レストラン・スーパー・コンビニ・市場の屋台など様々なところへ足を運び試食を重ねたそうだ。「特にカフェ・ベーカリーのオシャレさ・尖った商品が多いことも目を惹いた」と木本氏。

1月の視察の後、もう一度視察に赴いたという辻氏。2度の渡韓は商品開発に大いに活かされ、「お腹が満たされている時に食べて美味しいものこそ本当に美味しいもの」と語るように、新たなグルメを探し出し開発する熱意とワクワク感が感じられた。

なぜこのタイミングで成城石井初の韓国グルメフェア開催に至ったかというと、「近年、成城石井ではキムチの売り上げが伸びている、定番グルメの人気が高まっているなかで新たな美味しいグルメを発掘できないか」と考えたという。
今回の韓国グルメフェアは、成城石井流アレンジを加えているのが大きなポイント。セントラルキッチンの料理人・パティシエやバイヤーのセンスと工夫で、日本人好みの味に仕上げたということだ。

試食会では10品を試食。ここからは一品ずつ紹介していく。

まずは、キムチとパンチャン。パンチャンとは副菜のことで、韓国流おもてなし食文化のひとつである。現地ではパンチャンの品揃えの豊富さに驚いたという。韓国グルメフェアでは、パンチャンは全16品、うち7品は新商品として発売する。

沈菜館 えんがわキムチ

120g 755円 / 4月23日(水)発売

日本で発売されているキムチといえば白菜キムチが主だが、現地の海鮮キムチの豊富さには目を見張るものがあったそうだ。成城石井でも海鮮キムチを強化していきたいという思いがあり、今回海鮮キムチに力を入れたという。以前から「えんがわキムチ」は販売している商品だが、より美味しいものを届けたいとリニューアル。ヤンニャムで本場の味わいを再現し、コチュジャンやにんにく・生姜が効いた旨辛な一品。脂乗りが良い黄金かれいのえんがわは、ヤンニャムがよく絡みとろける美味しさ。ご飯のお供にもおつまみにもぴったりだ。

沈菜館 ハチノスキムチ

120g 755円 / 4月22日(火)発売

日本のスーパーではハチノスを使ったキムチは見たことがないが、韓国では定番だという。本格的なキムチづくりにこだわり、美味しいヤンニャムに定評のある「沈菜館」と共同開発。ハチノスは先に生姜やにんにくなど調味料の下味を入れることで臭みを除くひと手間を。
スライスされたハチノスは柔らかく食べやすい印象だった。おつまみっぽく開発したかったという言葉の通り、ごま油の風味がアクセントになっており、ビールやハイボールにも相性抜群の一品。

成城石井 ちりめんキムチ

70g 539円 / 4月26日(土)発売

ちりめんの佃煮やキムチは韓国で親しまれている定番のひとつ。日本の皆さまにも届けたいと商品開発をしたという。瀬戸内海産の天日干しされたちりめんに三陸産の素干し花小エビも加えることで、風味や触感がアップ。確かに、干しエビの香ばしさが良いアクセントになっており、いりごまの風味も効いていた。佃煮寄りのキムチで、ご飯のお供にはもちろん、冷奴やサラダのトッピングなど様々な食べ方を楽しめる一品だと感じた。

さかもと 岡山県日生産 牡蠣キムチ

120g 1,070円 / 4月27日(日)発売

木本氏が現地で一番美味しいと思ったのは牡蠣キムチだという。現地では生の牡蠣を使っているものが多く、磯の香りが強いため好き嫌いが分かれ、惣菜としても扱いにくいと感じたそうだ。視察の中で出会ったスチーム加工をしている牡蠣キムチをヒントに開発。約90℃で2分間のスチーム加工を施すことで、柔らかい食感を残したまま旨味をとじ込めた。牡蠣の臭みは一切感じない。海鮮のだしが効いた旨辛なヤンニャムが絶品で、筆者も惚れ込んだ一品。お酒が進むこと間違いなしだ。

沈菜館 うずら卵とえごまの醤油漬

100g 539円 / 4月23日(水)発売

「うずらの卵のピリ辛醤油漬」は韓国では代表的なパンチャンのひとつ。現地ではうずら卵のみを使用したものが多いが、成城石井流は、えごまの葉・たまねぎを加えることで単調にならず良いバランスに。えごまが爽やかな味わいで、さっぱり食べられる一品。たまねぎの甘味も効いていて良い仕事をしていると感じた。冷蔵庫に常備しておけば、副菜やおつまみにと重宝するだろう。

成城石井自家製 自家製カルグクスと骨付き鶏煮出しスープの旨辛うどん(タットリタン風)

755円 / 4月26日(土)発売

元々「タットリタン」に注目していたという木本氏。タットリタンとは、ぶつ切りの鶏と野菜を甘辛く煮た韓国の鍋料理のこと。また、鍋の〆としてご飯を入れて雑炊にしたり、カルグクスという麺を入れて食べるのも定番。現地のタットリタンは、にんにくがたっぷりで辛みも強いため、日本人好みの味にするために工夫し、〆も兼ねた惣菜になるように開発したという。自家製のタデギ※が奥深さのポイント。タデギは加熱して香りを引き出してから加えるというこだわりも。

骨付き鶏肉はホロホロ柔らかく食べ応え十分。スープは鶏の旨みが感じられ、仙台味噌を効かせたホッとする味わい。自家製のカルグクスはほどよい食感で旨辛スープによく絡む。ごろっと入ったじゃがいも・トッポギも楽しめる大満足の一品だ。

※タデギとは
コチュジャンや醤油などをベースに唐辛子やにんにく・生姜などを加えた韓国の調味料のこと

成城石井自家製 自家製ヤンニョムで和えた蒸し鶏とキムチのビビン麺

647円 / 4月25日(金)発売

見た目も味もインパクトのある一品に、という思いで開発したという。味わいのベースとなるタレは、コチュジャンや醤油を使用しピリ辛でコク深く、酢ではなくアップルビネガーを使用しているのも成城石井らしいポイント。現地では冷麺にりんごが添えられていたりスープにりんご果汁が使われているものもあり、アップルビネガーを使うことで再現した。

また、鶏肉にコチュジャン・酢・マスタードをつける食べ方にヒントを得て、蒸し鶏の味付けにもひと手間。自家製ナムルにもアップルビネガーを使用し一体感を出しているということだ。タレが絡む中華麺と共に、旨み・辛み・爽やかな風味を堪能できる、これからの季節にぴったりの一品。

成城石井自家製 韓国式ジャージャー麺(自家製麺使用)

604円 / 4月25日(金)発売

ジャージャー麺というと肉味噌を使ったものが多いが、濃厚な黒いあんがかかったものはあまり見ないため、開発に至ったということだ。中国醤油・黒酢・甜麺醤で現地の味わいに近づけ、見た目も再現。

現地では、「タンユスク」という韓国風の酢豚を一緒に食べることが多いことからヒントを得て、甘酸っぱい南蛮風の鶏唐揚げをトッピング。これが、コクのある肉味噌の箸休めにぴったりだった。一品で2つの要素を楽しめるので、あれもこれも食べたい方におすすめ。自家製の太麺はタレがよく絡み、食べ応えのあるボリューミーな一品。辻氏が現地のものより美味しいと太鼓判を押す成城石井流の韓国式ジャージャー麺、ぜひお試しを。

成城石井自家製 ドバイチョコ風ケーキ

1個 647円 / 4月26日(土)発売

韓国で昨年から大ヒットしているのがドバイチョコ。ドバイチョコの進化系スイーツを参考に、ケーキにアレンジした。現地では、アイス・パン・大福など、ドバイチョコの派生品が数多く展開されており、トレンドの早さや韓国の食に対する貪欲さを実感したという辻氏。

ドバイチョコならではのパリパリ感を再現するために、カダイフ(乾麺)は細かく砕いて溶かしバターを絡め、ホワイトチョコでコーティングするひと手間を加えている。3層構造に仕上げているのも成城石井らしいこだわり。ピスタチオのしっかりした風味・ほどよい甘さのコクのあるチョコレート・カダイフのパリパリ触感のハーモニーが秀逸で、筆者はあっという間に完食。トレンドスイーツに敏感な方はぜひチェックしてほしい。

成城石井自家製 バターリッチバー

1個 431円 / 4月25日(金)発売

トレンドスイーツが集まる百貨店で出会ったという「バターバー」をヒントに、2層ではなく3層に仕上げたのが成城石井流。現地では、抹茶・紅茶・ピスタチオなど、15種類~20種類のバターバーがあったなか、ベーシックな味をチョイス。元々、成城石井の人気NO.1スイーツ「プレミアムチーズケーキ」のワンハンド版のようなイメージの商品を作りたいと考えていたということだ。

筆者は濃厚なバターの風味とリッチな味わいに驚いたのだが、それもそのはず。製品中23%にバターを使用している。サクッとした食感の塩バニラクッキーのほどよい塩味も良いアクセント。
少々罪深い、ご褒美スイーツとして手に取りたい一品である。

今年の日本におけるゴールデンウィーク期間の海外旅行先人気No.1※となっている韓国。エンターテインメントなど様々な分野で世界の注目を集めているが、グルメも新鮮な驚きや目新しさにあふれていると改めて感じた。

今回はほんの一部の商品を紹介したが、「成城石井流 韓国グルメフェア」で展開する商品は最大62品・うち新商品は38品と豊富なラインナップはさすがの一言。現地の味わいを取り入れながら、成城石井流のアレンジをふんだんに加え美味しさを追求した韓国グルメで、気軽に旅行気分を味わってみてはいかがだろうか。

※出典元:2025年4月3日 株式会社JTB「2025年ゴールデンウィーク(4月25日~5月7日)の旅行動向/3.海外旅行の動向(URL:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2025/04/03_jtb-2025gw.html)」

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