500円でマグロの超希少部位や中トロ、ネギトロ、しぐれ煮おかず食べ放題するよー!

先日超ウルトラスーパーミラクルハイパーエキストリームギガンティックボルケーノデリシャスなマグロの頭肉を堪能いたしました。



その時にマグロの中落ちのアラも一緒に購入しました。

頭と中落ちのアラセットで1000円だったので、頭を500円とすると、中落ちは2本セットで500円ですね! お得すぎる!! だって

お肉たっっっっっっぷりついてんだもん!
しかも購入場所の行きつけの魚屋「海鮮市場マルモト」(神奈川県伊勢原市伊勢原1-3-37)の田中店長は、相模湾産と九州産の2種のマグロのアラを取り置いてくれました!
たった500円で2か所の産地のマグロを、しかも本マグロを食べ比べできるなんて嬉しすぎますね! さっそく家に帰って堪能します((((((((⊂( ・ω・)⊃
マグロのネギトロ
突然ですが「ネギトロ」の定義ってなんでしょうか? ネギを添えなかったらただの「たたき」になってしまうのかしら? トロ(脂)なしの赤身だけではネギトロにはならないのかしら? 気になりますね。ってことで語源ついて調べてみました。
すると、野菜のネギや脂のトロは関係なく、「マグロの骨の周りに残った身を『ねぎ取る』という動作に由来し、そこから『ネギトロ』と呼ばれるようになった」という説が出てきました。
でもこの説については、「ねぎ取る」という動詞は存在しないことから、「無理がある」と否定派も多いみたいです(・∀・;)
真偽のほどは分かりませんが、今回は骨周りから「ねぎ取った」お肉を(ネギなし脂なしでも)「ネギトロ」と呼びたいと思います。
中トロがごっそり!?
ネギトロを作ろうと中落ちに手を伸ばしたところ……
中トロがごっそりついてる!?!?!?
しかもこれって


もしかして「背トロ」と呼ばれる部位なのでは……? もし背トロだとするなら100g1000円ぐらいする高級中トロなのでは……? もうここだけでバッチリ元を取った気分ですw
超希少部位ヒレ下
あと多分なんですけど、このヒレの下にある部位、これ「ヒレ下」なんじゃ……


ヒレ下は「はなれ身」や「背すじトロ」とも呼ばれ、美味しんぼ93巻「マグロのすごさ」で海原雄山が推していた部位です。
一番よく動くヒレの真下のお肉なので味が濃く、脂は高貴な甘みを放ち、複雑で濃縮された豊かなうま味を持ちながらも非常に気品あふれる味わいの、至高の美食か所なのだそうです。
筋から剥がすのは手間ですが、それを補って余りある絶品か所なのですね。これは食べるのが楽しみです!
マグロの中落ちのアラを食べる
中落ちアラの半分は生(ネギトロ)で、もう半分は日持ちするしぐれ煮にして食べます。
ネギトロは350gぐらいとれました。しぐれ煮を作らずにネギトロに全振りしてたら700~800gぐらいとれる気がします。
たくさんあるのでネギトロ巻きも好きなだけゴッテリのせて食べることができます。

そしてあまりに美味しくて味見が止まらず、ちゃんと写真を撮る前に半分以上食べてしまいました……。
なので美味しそうな写真が全然ありません……。もうちょっとだけ、もうちょっとだけって止まらず、気づいたら腹パンになり、写真が全然撮れませんでした……。
なお産地による味の違いについてですが、これが驚くほど明確に違いがありました!


▲上が相模湾産のマグロ、下が九州産のマグロです。1日経ったネギトロの写真なので、ちょっとだけ変色してます。
味は両方とも自然な甘みと魚とは思えない爽やかな香りがあり、両者ともに当然絶品です!
マグロは中骨に近づくほど脂は少なくなりますが、その分うま味が凝縮されて、味が濃いです! ネギトロにするとそこに背トロ付近の脂を含んだ身も混ざるので、もう鬼に金棒の旨さです!!
相模湾産のほうは「全身中トロ!?」というぐらい脂がのっており、マグロの脂の旨みとコクを堪能できます。まさにトロける旨さ!! そしてわずかに酸味があり、そのおかげで脂が多くてもさっぱり爽やかに頂けました!
九州産のほうは赤身の味が濃い! 脂が苦手でマグロの純粋な旨さを味わいたい人はこちらのほうが好きかも!
どちらも良さが違うので甲乙つけられません!! 500円でこんな食べ比べができるなんて幸せですね!
マグロのアラのしぐれ煮
作り方ですが、まずは生臭みをとるためにアラに塩をまぶして1時間ほど冷蔵庫で寝かせ、ドリップを捨てます。その後サッと熱湯をかけて湯霜します。
臭み処理をしたらアラを鍋に入れ、水大さじ4、醤油、酒、砂糖、みりん各大さじ2ぐらい、生姜薄切りを入れて火にかけます。
沸騰し汁が少なくなってきたら火を止め、冷ましながら味を染みこませます。

希少部位であるヒレ下のお肉は上手くねぎ取れなかったので、しぐれ煮にしてみました。これがまためっちゃくちゃ美味しい!!!!
赤身の旨みが凝縮していて、それでいてトロのように柔らかくジューシーで、スジがぷるぷるコラーゲン(?)に変わりマグロのうま味をたっぷり吸いこんでいて、いつまでも食べていたくなる美味しさです!!
今回のマグロは小さかったので刺身で食べられるほど十分なヒレ下はとれなかったのですが、大きいヒレ下を入手した際はぜひ生で味わってみたいです!
他の身の部分も骨の旨みエキスをたっぷり吸いこんでいて、ホロホロで非常に美味です!
しぐれ煮は冷蔵庫で5日は持つし、作り置きしておけば、いつでも激ウママグロ定食が食べられてとても便利です。おにぎりの具にしても美味しいです!!
マグロ中落ちアラの感想
マグロは捨てる部分がないと言われており、骨まで全て美味しく利用できます!
尻尾も肉厚でしっかりした歯ごたえとコラーゲンが魅力の希少部位で、テールステーキにすると美味しいです!

骨からも非常に良い出汁が出るので、ネギトロをとり尽くしたら、骨で出汁をとって和風出汁カレーにすると、いつもとはちょっと違った激ウマカレーができます!
500円程度でたっぷり食べられて、色々な調理法も楽しめるので、マグロのアラは見かけたらマジで買いです!
何よりもマグロは部位によって(数cm場所がズレただけで)味が変わるので、マグロ全身を楽しめる中落ちのアラは最高です!
見かけたらぜひ買って食べてみてください(^ω^)♪
※画像は全て筆者撮影
海鮮市場マルモト
https://www.0-to.com/[リンク]
(執筆者: ゆずくん)

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