【島根県雲南市】地域住民の交流の場を兼ねた「桜の塩漬けづくり」加工場開設のためのクラファン実施中
うんなんコミュニティ財団が行う地域密着型クラウドファンディング事業を活用し、島根県雲南市在住の三瓶裕美さんが、木の花工房の「桜の塩漬けづくり」を受け継ぐための漬物加工施設をつくるプロジェクト「桜むすび 〜木の花工房の『桜の塩漬けづくり』を継いで続けるために、漬物加工施設をつくりたい!~」を、4月4日(金)~5月31日(土)の期間実施している。
「桜の塩漬けづくり」継承のために
木の花工房は、さくら染めの工房として立ち上げられた後、「桜の塩漬け」もつくるようになった。
丁寧な手仕事で漬ける独自の「桜の塩漬け」は、色鮮やかでおいしく、
桜の花一輪一輪形を整えきれいに並べて干す作業場の美しさは、季節の風物詩として毎年新聞にも取り上げられてきたという。
しかし、高齢化により2023年度に塩漬け工場を閉めることになったそう。以前から声を掛けられていた三瓶さんが、木の花工房の代表・吾郷さんから引き継ぐ気持ちを固めたが、食品衛生法改正で漬物の製造・販売に営業許可が必要となり、今までの工場ではつくれない現状があるという。
そこで三瓶さんは、新たな工場を「様々な人が関わる場所にもしたい」と思い、木次町の木次商店街にある空き家を活用し、加工施設とコミュニティスペースを合わせた場所づくりを始めた。施設づくりおよび施設の活用を通して、「桜の塩漬け」をつくれるだけではなく、地域の人々の交流の場にもなることを願っているという。
クラウドファンディング概要
プロジェクトでは、三瓶さんが「桜の塩漬けづくり」を受け継ぎ、「桜の塩漬け」の製造・販売許可の取れる施設をつくるための資金を募集している。
4月中旬~5月中旬にかけて漬物加工所の改修工事が行われ、4月中旬~下旬にかけた桜の花摘みや漬け作業は、地域の醤油屋の加工所を借り、5月中旬から始まる干し作業を新しい加工所で実施する予定だ。また、7~10月にかけて、商品にするための新パッケージづくりを行い、新しい販路の検討を行うという。
プロジェクトの目標金額は1,000,000円。集まった寄付は、加工所を整備するための工事費や、冷蔵庫などの設備費に活用される。
また、返礼品として、3,000円以上寄付した人には「桜の塩漬け」が1つ送られる。さらに10,000円以上寄付した人には、「桜の塩漬け」1つが送られるとともに、桜の剪定木を使ったプレートに寄付者の氏名を掲載したものが、店内に掲示される。
寄付の詳細は、うんなんコミュニティ財団のHPで確認を。
三瓶裕美さんのコメント
三瓶裕美さんは、以下のようにコメントしている。
「雲南市は桜のまち。桜を植えた人がいて、桜を育てた人がいて、桜を守った人がいて、桜と町を愛する人がいてこその桜であることを、私は吾郷さんをはじめ、木の花工房のみなさんから教えてもらいました。そして、改めてこの町で暮らしていることをとても幸せに思いました。
『桜の塩漬け』をつくることは、ただ塩漬けをつくるだけではなく、町の人とのつながり(それは過去の人も含め)をもたらし、この町のこの町らしさを表現してくれます。
春には桜を摘み、塩漬けをつくりながら語らい 一年中いつだって、桜の塩漬けを使った、桜茶や桜のおむすびを食べながら語らう そんな暮らしの文化を未来につないでいきたいです」
雲南の桜の魅力を伝える「桜の塩漬け」の、継続的な製造・販売を目指す取り組みに注目してみては。
うんなんコミュニティ財団 HP:https://www.unnan-cf.org
プロジェクト名:桜むすび 〜木の花工房の「桜の塩漬けづくり」を継いで続けるために、漬物加工施設をつくりたい!~
(yukari)
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