東京・青山の「トーキョーミューラルスクエア」に桑田佳祐さんの壁画が登場！

ミューラル(壁画)アートカンパニーのOVER ALLsは、3月19日(水)、東京・青山の「トーキョーミューラルスクエア」にサザンオールスターズの桑田佳祐さんの壁画「OVER ALL STARS」を制作した。

壁画制作の背景

サザンオールスターズの楽曲は、日本の四季や風景、恋愛、人生観を映し出し、多くの人々の共感を呼んできた。彼らは40代・50代にとって青春時代を彩る特別な存在であり、その魅力は今も若い世代へと受け継がれている。

今回、OVER ALLsは10年ぶりの新作を発表したサザンオールスターズのエネルギーと情熱へのリスペクトを込め、壁画「OVER ALL STARS」を制作した。

同作品の制作にあたっては、サザンオールスターズと青山の深い縁も大きな要因となった。桑田佳祐さんは青山学院大学の出身であり、サザンオールスターズの名曲の多くが青山にあるビクタースタジオで録音された。そして、OVER ALLsの本社も南青山に位置している。

この「青山とサザンオールスターズの歴史の交差点」ともなる「トーキョーミューラルスクエア」は、音楽と都市の記憶が交差する特別な空間となるだろう。

同社は、この壁画が人々の心の風景の一部となり、世代を超えたファンがサザンオールスターズとの新たな縁を感じられる場所になることを期待しているという。

「トーキョーミューラルスクエア(TOKYO Mural Square)」は、外苑前交差点の真ん中に位置するOVER ALLs本社ビル。そのビルの青山通りに面した壁面にミューラル(壁画)専用の壁がある。

その壁に、報道として毎月話題の人物やトピックをモチーフとしたミューラルを描き重ねていく。NYのTimes Squareのように壁面がメディアとなるイメージから、「トーキョーミューラルスクエア」と名付けられた。

これまでに、2024年11月制作のトランプ大統領の壁画、

2024年12月制作の漫画家・鳥山明先生の壁画、

2025年1月制作の浅野忠信さんの壁画、

2025年3月制作のタモリさんの壁画などが登場した。

今後も「トーキョーミューラルスクエア」は、「アートを用いた報道」の観点から、タイムリーな時事ネタを壁画で届けていく。今後の描き変えは、4月下旬頃を予定。ただし、時事ニュースの状況によって変更の可能性がある。

OVER ALLsは、「ミューラル(壁画)の力で、人々を表現者に変える」ことを目指して、全国各地で様々な作品を生み出し続けている。

制作にあたっては、依頼者に驚かれるほど歴史や背景を調査し、想いを引き出すインタビューを実施。伝えたい想いや歩んできた歴史を浮き彫りにして、ミューラルとして表現している。

代表作は「エスコンフィールドHOKKAIDO」で大谷選手とダルビッシュ選手を描いた壁画や、東日本大震災の被害から再生への道を歩み始めた福島・双葉町の住民の顔を描いた壁画群などだ。

企画・プロデュースは、主に同社代表の赤澤岳人氏が担当。「ART BATTLE JAPAN 2018」チャンピオンの画家・山本勇気氏がメインアーティストを務めている。

OVER ALLs代表・赤澤岳人氏は、1981年生まれのロスジェネ、かつミレニアル世代。いわゆる「就職氷河期」に就職活動に挑むも、全滅。29歳のときに、人材大手のパソナに契約社員として入社した。

仕事に取り組むことで「自分の居場所」ができることの喜びを実感、このとき「仕事とは自己表現なのだ」と気付く。それを機に、契約社員ながら社内の新規事業コンテストに毎年数十件もの事業アイデアを出し続け、3年目についに優勝を勝ち取った。

正社員にも登用され、自身の企画した新規事業を立ち上げたのち、パソナから独立。プライベートでイベントの企画・司会を行っていた頃に出会った同世代の山本勇気氏とともに、OVER ALLsを設立した。

自分自身が20代の頃に見失っていたもの、そして日本人全体が「失われた30年」で忘れてしまったものでもある「夢」「希望」「浪漫」といった「こころが沸き立つ感情」(これらの総称が「WOW！」)を取り戻すべく、ミューラルで表現する活動を続けている。

期間限定で登場した桑田佳祐さんの壁画を見に「トーキョーミューラルスクエア」へ足を運んでみては。

■トーキョーミューラルスクエア
住所：東京都港区南青山2-26-35

(Higuchi)

ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。