「ルチオ・フルチの要素も多くある」 フィンランド史上もっとも暴力的な映画『血戦 ブラッドライン』監督が影響元を語る[ホラー通信]

思わず信頼しちゃう佇まい。

あまりの過激さに「フィンランド史上もっとも暴力的な映画」と評された、人体損壊たっぷり且つスタイリッシュな血みどろノワール映画『血戦 ブラッドライン』が4月18日より公開。日本の観客に向けたイサ・ユシラ監督の撮り下ろしメッセージ動画が解禁された。

映像には、年季の入ったサンゲリアTシャツを着こなしたユシラ監督が登場。大変そそられる膨大なDVDコレクション棚(多分)の前で、商業デビュー作となる本作に詰め込んだ溢れんばかりの情熱や、様々な影響元とインスピレーション源、制作の裏話などについて、4分近くみっちりと語っている。


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ユシラ監督が「流血に次ぐ大流血 ド派手な銃撃戦」「激しい表現と同時に泣けるドラマが進行する」と説明する本作には、サム・ペキンパーや香港ノワール、そしてオールドスクールな血みどろホラーからの影響があり、Tシャツからお察しの通り「ルチオ・フルチの要素も多くある」と説明している。さらに、オリジナル脚本の段階では『ホステル』や『ムカデ人間』のような近年の過激ホラーの影響もあったという興味深い話も。作品に興味を持ってもらうためのメッセージ動画ではあるが、作品を観たあとにも見返したくなるほど情報量がたっぷりの映像となっている。お人柄と映画愛が伝わってくるなぁ。

『血戦 ブラッドライン』
2025年4月18日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサ 他 全国順次ロードショー

『血戦 ブラッドライン』
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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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