テレビ局スタッフが番組で成功すると連れて行ってもらえるご褒美焼肉屋に行った件

2025年、久しぶりに「テレビ局スタッフが番組で成功すると連れて行ってもらえるご褒美焼肉屋」に行った件を話したい。この焼肉屋を知ったのは、いまから約20年ほど前。そんなスゴイ焼肉屋に連れてってもらえただけで激しく嬉しかったが、なにより、肉がウマすぎて感動。どんどん有名になっていき、予約が取りにくくなり、疎遠になっていた。そんな焼肉屋に十数年ぶりに行った。

焼肉屋の店名は「梁山苑」

その焼肉屋の店名は「梁山苑」(東京都渋谷区本町4丁目36-4)。住所的には渋谷区だが、地理的には新宿・初台が近い。周囲には飲食店がない住宅地にあり、まさに知る人ぞ知る名店。筆者が通っていた当時は、名物ともいえる女将さんが接客していて、さまざまな食材を漬けた酒を飲みつつ、魅惑の焼肉を食べまくった記憶がある。

そのワイルドなエアの潮流

店内に換気扇はあるものの、排気しきれない煙が充満。できるだけ換気を効率よくするためか、外気が強く大量に店内に入ってくるので、夏は暑く、冬は寒い。だが、それが良い。その雰囲気、そのワイルドなエアの流れ、すべてがおいしさの糧となる。──そして幸せが訪れる。

そもそもおいしい焼肉がさらにおいしく感じる

店内に入ってから焼肉が出てくるまで時間を要するため、序盤から中盤にかけて、キムチやナムル、サラダ、そしてドリンクなどを楽しむ。例外もあるかもしれないが、入店して少なくとも30分は肉を焼けないと思っていい。だが、それが良い。肉に対する期待感が高まり、そもそもおいしい焼肉が、さらにおいしく感じるようになる。──そして幸せが訪れる。

そのウマさを語ることは野暮

カルビ、ハラミ、タン、そのほか、あらゆる肉がウマイ。そもそも、ウマイからここで報告しているわけで、そのウマさを語ることは野暮ともいえる。

そのおいしさは、みずから出向いて、その味覚で、その心で体験し、実感してほしい。──そして幸せが訪れる。

焼肉が好きならば行っておきたい名店

座席は、多くのカウンター席と、少ないテーブル席だけなので、予約はなかなか取りにくいが、もし取れたらラッキー。

筆者が知ったころは「テレビ局スタッフが番組で成功すると連れて行ってもらえるご褒美焼肉屋」だったが、今はすでに、多くの焼肉マニアに愛される人気店。焼肉が好きならば行っておきたい名店なのは間違いない。──そして幸せが訪れる。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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