「鮨 銀座おのでら 登龍門」鮨職人業界に残る根強い偏見ネタをもじった“漢字湯呑み”を3月8日の国際女性デーに数量限定配布
株式会社ONODERAフードサービスが展開する「鮨 銀座おのでら 登龍門」は、3月8日(土)に迫った国際女性デーに合わせ、鮨職人の世界における多様性や公平性、包括性をテーマとするイベントを開催。
3月8日(土)を前に、報道関係者向けの説明会を実施。
鮨職人の性別・年齢・国籍について回る偏見・差別を考えるきっかけとなりました。
いまだ偏見が残る鮨職人の世界について考えるイベントをONODERAフードサービスが開催!
「鮨 銀座おのでら」とは
「鮨 銀座おのでら 登龍門」は、おいしい鮨を(すし)を提供する銀座の人気鮨店。運営元のONODERAフードサービスが展開する外食ブランド「銀座おのでら」は「銀座から世界へ」をスローガンに、鮨のほかにも天ぷら・うなぎ・鉄板焼きなど様々な業態で、世界3カ国に延べ21店舗を展開。
一部店舗ではミシュランガイドの星を獲得するなど高い評価を受けており、多くの方々に「本物」の味を楽しんでもらえるよう、日夜おいしい料理を提供しています。

今回説明会が行われたのは、2022年4月にオープンした「鮨 銀座おのでら 登龍門」。
この店舗は、「銀座おのでら」で統括総料理長を務める坂上暁史さんの長年の想いが形になったもので、コンセプトは“お客様に育てていただく鮨店”とのこと。
これは、今まで一人前になるためには10年を超える長期間の修行が必要だった鮨職人が、若手の頃からカウンターに立って経験を積むことができ、またお客様は総本店と同じクオリティーの鮨を、よりも安い価格で味わうことができる鮨店です。
安さの秘密は、“経験の浅い職人がお客様の胸をお借りしている”という勉強代から。
鮨職人業界の年齢・性別・国籍に対する根強い偏見
説明会に登壇した坂上さんは、

「我々は“銀座から世界へ”をコンセプトにオープンしたのですが、海外は陸続きの国も多く、島国である日本と違って多様な人種の方が肩を並べて仕事をしています。当初は日本人だけで、本物を世界に届けたいと考えていましたが、むしろ“その国の本物”を伝えることが大切なのかなと感じたのです。性別や国籍関係なく、優秀なスタッフはどの国にも当然存在していますが、世界的に評価される和食のお店では、その店舗のヘッドシェフって日本人なんですよ。」
とこれまでの経緯や、海外の日本食店舗ならではの問題にも言及。

国籍や性別を超え、職人を目指すやる気のある方が研鑽を積む店舗が「鮨 銀座おのでら 登龍門」であり、ゆくゆくは一人前になった外国人スタッフが海外の店舗でヘッドシェフを務めてくれることが夢の1つであると坂上さんは語りました。

今回の取り組みでは写真左側の魚漢字湯呑みのように、鮨職人業界で問題となっている偏見を表したオリジナル漢字が並ぶ「鮨職人偏見ネタ」漢字湯呑みを制作。
例えば女性鮨職人に対する「女性は手が温かいから生魚が悪くなる」という偏見を“女・手・温”という漢字を組み合わせて表現(読み方は「としでんせつ」)
他にも若手鮨職人に対する「若手は一人前になるために下積みで苦労しなければならない」という偏見を“若・下・積”で表すなど、30のオリジナル漢字がデザインされています。
ついつい目で追ってしまう鮨屋の湯呑みの漢字。
この湯呑みの漢字をオリジナルのものにすることで「どういう意味なのか?」と考えてもらうことを第一歩とし、鮨職人業界に残る偏見を払拭していきたいと考え、今回の取り組みを行ったのだとか。
3月8日(土)の国際女性デー当日には「鮨 銀座おのでら 登龍門」でこの湯呑みが、来店した方へ先着50個配布されます。

ぜひ当日は「鮨 銀座おのでら 登龍門」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、今後も来店者向けに様々な形式での提供を検討しているそうなので、今回もらえなかったという方もお見逃しなく。
誰が握った鮨か当てる食べ比べ企画も実施
その後は「鮨 銀座おのでら 登龍門」の女性、若手男性、外国人の鮨職人3名が握った鮨を当てる食べ比べ企画も実施しました。


見た目も味も非常に素晴らしく、食べ比べをしても僅かな違いしか感じない程度。一貫ずつ出されていたとしたら、全く違いに気づかなかったことでしょう。
どれもクオリティが高く、まさに偏見など当てにならないことを実感させられました。
「鮨 銀座おのでら 登龍門」の若手鮨職人の方々にもお話を聞くと、
「女性だからどうと言われることもなく、みんなで協力し合って仕事ができています。」
「自分がやりたいことを、やりたいと思ったらやらせていただける環境で、そこで評価してもらえるのは本当にありがたいと思います。」
「自分でまだわかっていないことを日々発見して、前進できていることに本当に日々感謝しています。」
とそれぞれがコメント。若手職人たちはやりがいを感じ、充実した日々を過ごされているようです。
この湯呑みは、3月8日 17時のオープンから先着50個限定で配布されるので、この機会に若手鮨職人が握るおいしい鮨を、ぜひ「鮨 銀座おのでら 登龍門」で味わってみてはいかがでしょうか。
イベント詳細
●「鮨職人偏見ネタ」漢字湯呑み配布
配布数:限定50個
配布対象:来店した方の中で先着50名
開催日時:3月8日17時~
配布店舗:鮨 銀座おのでら 登龍門
住所:東京都中央区銀座5-14-17 銀座USBビル1階
URL:https://onodera-group.com/touryumon/
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