コーヒー教室70周年記念限定セミナーに参加! キーコーヒーのインドネシア産スペシャルティコーヒー『トアルコ トラジャ』の魅力を体験

『トアルコ トラジャ』ファンに嬉しい! 鍵のマークでお馴染みのキーコーヒーがコーヒー教室70周年を記念して『トアルコ トラジャ』限定セミナーを開催。筆者は2月25日に行われたセミナーに参加し、キーコーヒーのフラッグシップブランド『トアルコ トラジャ』の奥深さを学んできました。試飲を交えながら、その歴史や抽出器具による味わいの違いを体験した内容をお届けします。

『トアルコ トラジャ』とは、キーコーヒーのフラッグシップブランド。豊かな香りや奥深いコクがありつつもすっきりとした後味が特徴です。

コーヒー教室70周年記念限定セミナーに参加

「コーヒー教室」は、キーコーヒーが1955年に開講したコーヒーのいれ方や楽しみ方を提供する教室で、これまでに約37万人が受講しています。開講当時は、喫茶店ブームを背景に増加した喫茶店の開業予定者を支援する目的で活動。その後、家庭内外におけるコーヒーの楽しみ方の多様化を受け、2008年には一般生活者向けのカリキュラムを設けました。現在では、受講者の目的やレベルに合わせた約12種類のセミナーを常設するほか、コロナ禍以降は動画コンテンツの配信にも着手。“リアル”と“デジタル”を融合させ、一般生活者に向けてコーヒーの楽しみ方や喫茶の魅力を伝えるとともに、コーヒーの抽出技術や知識を学べる場を提供しています。

「コーヒー教室70周年特別開催セミナー」は、本年70周年を迎えたことを記念し開講される限定セミナー。今回はキーコーヒーのフラッグシップブランド『トアルコ トラジャ』をテーマとした内容にて開講されました。

会場は、キーコーヒー本社のセミナールーム。参加者はスペシャルティコーヒー『トアルコ トラジャ』の豊かな香りや奥深いコクなどの味わいに加え、日本で発売してから47年間の歴史、生産者~一杯のコーヒーになるまでのストーリーを学びました。

ネルドリップでいれた『トアルコ トラジャ』を試飲

お勉強が始まるのか……?

と思いきや、その前にさっそく、コーヒータイム! イエーイ!

最初に試飲したのは、布でできたフィルターを使う「ネルドリップ」でいれた『トアルコ トラジャ』。「紙フィルターができる前は、布で濾すのが主流でした」と講師の金井さん。ネルドリップは、紙よりも目が粗く、コーヒーの油分が抽出されやすいため、コクのあるなめらかな味わいになるのが特徴です。

「ネルドリップは視覚的にも面白いですよ」と金井さん。

お湯を注ぐと、コーヒー粉がふわっと膨らみ、粉全体にお湯が染み込む様子がよくわかります。

さて、昔ながらのネルドリップでいれたコーヒーを試飲。

『トアルコ トラジャ』の持つカラメルのような自然な甘みと、ほんのりビターな余韻が際立ちます。おいしい~。

ネルドリップでプロがいれるとこんなに違うのか~と、その違いに感動。

『トアルコ トラジャ』の歴史とは? 簡単に歴史をおさらい

次は『トアルコ トラジャ』の歴史についてお勉強タイム。

『トアルコ トラジャ』は、キーコーヒーが45年以上にわたって販売するスペシャルティコーヒー。かつて「セレベス(スラウェシ)の名品」と珍重されながらも大戦の混乱に伴い市場から消失していたトラジャコーヒーは「幻のコーヒー」とも呼ばれていました。キーコーヒーでは、トラジャコーヒーを復活させるべく1970年代から地域一体型事業「トラジャ事業」を開始。荒廃した農園の再生やインフラ整備に取り組み、1987年に『トアルコ トラジャ』は「いま甦る幻のコーヒー」をキャッチフレーズに全国一斉発売されました。現在では、日本だけでなく世界中のコーヒー愛好家に唯一無二の味わいとして楽しまれています。

講座では、インドネシア・スラウェシ島トラジャの文化のお話から50年近く生産者と協力しできたこと、現地の様子など『トアルコ トラジャ』について、たっぷり学んでいきます。

『トアルコ トラジャ』の歴史を知ると一杯の味わいに感謝!

現地の様子はこちら。
【インドネシア・コーヒーの旅】あの『トアルコ トラジャ』の農場でコーヒー豆の収穫と生産工程を体験してきました
https://getnews.jp/archives/1893068[リンク]

インドネシア・トラジャ地方の伝統家屋「トンコナン」の模型もあり、文化を楽しみながらコーヒーを堪能!

会場では、参加者が真剣な眼差しでメモを取りながら、『トアルコ トラジャ』の歴史に耳を傾けていました。

産地ごとの味の違いを試飲体験『トアルコ トラジャ ペランギアン』

次に体験したのは、『トアルコ トラジャ』の飲み比べ。同じ産地でも生産エリアによって味わいが変わってくるのだそう。見比べてみると、豆の色味も違っていました。

『トアルコ トラジャ ペランギアン』は、キーコーヒーが主催する「KEY COFFEE AWARD 2025」で表彰された特別なコーヒー。そんな『トアルコ トラジャ ペランギアン』を試飲します。

『トアルコ トラジャ ペランギアン』に関するリリースはこちら。
https://www.keycoffee.co.jp/news/2025/250220.html

口に含んだ瞬間に柑橘系の香りがふわっと広がる、さわやかな酸味が印象的なコーヒーでした。なお、柑橘系の風味を持つコーヒーは、フードペアリングの際、同じような柑橘系のスイーツと合わせてもおいしいのだとか。通常の『トアルコ トラジャ』より飲み応えのある味わいで、飲み比べると違いがハッキリわかります。

お家で『トアルコ トラジャ』を楽しむには? コーヒー抽出器具ごとのいれ方

「同じ豆でも、いれ方が違うとこんなに変わるんだ……!」と今回、一番驚いたのが、コーヒー抽出器具による飲み比べ。

講師、金井さんの手により、ペーパードリップ(2種類)、サイフォン、フレンチプレス など、いろんなコーヒー器具での抽出を間近で見ることができました。

プロのいれ方やコツをしっかり学べるのも楽しいポイント。「こうやってお湯を注ぐのか」と、日頃のコーヒーのいれ方を見直すきっかけに。ペーパードリップも、円錐型のドリッパーと、三つ穴ドリッパーではいれ方だけでなく味わいも異なっていました。円錐型はすっきりとした味わいに、三つ穴はネルドリップに近い味わいでした。

試飲してみると、同じコーヒーでも抽出器具によって味わいが全然違うことがわかります。同じ『トアルコ トラジャ』の豆でも、サイフォンでいれると柔らかい雰囲気に、フレンチプレスでいれるとしっかりコクのある味わいを感じました。

お土産付き! セミナー限定のアイテムも

セミナーの最後には、コーヒーのお土産が!

さらに、スタッフの方がインドネシア・トラジャ地方の現地で買い付けたキーホルダーもセットに。この手作り感、可愛い~。

開講70周年、これまで延べ37万人以上の受講生を輩出したコーヒー教室で、『トアルコ トラジャ』の奥深さを存分に体験できました。『トアルコ トラジャ』ファンはもちろん、コーヒー好きなら一度は味わいたい特別な一杯に出会えるはず。また、特別セミナーや、「喫茶店のマスター体験」「喫茶店のアレンジメニュー体験」など、さまざまなコーヒーセミナーが定期的に開催されているようなので、興味のある方はぜひチェックしてみては。

キーコーヒー コーヒー教室
https://onlineshop.keycoffee.co.jp/shop/pages/seminar.aspx

キーコーヒーリリース
【37万人以上に“喫茶”をレクチャー】キーコーヒーの「コーヒー教室」が2025年に開講70周年を迎えます
https://www.keycoffee.co.jp/news/2025/250116.html

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erini (エリーニ)

漫画描くグルメ記者。バレエを踊ったりします。 食べ合わせを日夜研究中。犬好き。

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