【京都府京都市】馬場染工場の「伊勢型紙染めワークショップ」スタート。世界に1つだけの風呂敷を作ろう


伏見稲荷大社の近くで大正時代から続く木造合掌造りの馬場染工場が、伊勢型紙を使って風呂敷に好きなアルファベットや数字を染めるワークショップを始めた。ワークショップでは、現在に引き継がれる伝統技術を体験できる。

高品質な染め物を世に届けている馬場染工場

馬場染工場は1913(大正2)年、京都伏見の地にて創業し、110年続く木造合掌造りの工場の中、ひとつひとつ手作業で型染めする昔ながらの技術で、職人が一枚ずつ丹念に風呂敷を染め続けている。

同社が得意とするのは、京都の絹織物「丹後ちりめん」の型染め。繊細な生地に美しく色を乗せるのは至難の業だが、経験に裏打ちされた技術により実現している。

また正式な風呂敷の両端には「耳」があり、この部分までムラなく綺麗に染め上げるのにも高い技術力が必要だ。同社はそういった日本ならではの素材や仕様を忠実に守りつつ、伝統的な技を使った高品質な染め物を世に届けている。

現在は風呂敷をメインとしつつ、手ぬぐい、扇子なども染色しており、風呂敷の自社ブランド「mashu KYOTO」を立ち上げ様々なデザインの風呂敷を展開している。

工場の一部を改装して体験型ショップを併設


mashu KYOTOの体験型ショップが今冬、オープンした。おめでたい柄、にこっと笑えるような柄を日々染めており、風呂敷は全て自信のあるものばかりだ。人々のおめでたい席に、mashuのふろしきが役に立ってほしいという思いが込められている。


ショップでは、同ブランドの風呂敷を直接見て購入できる。また、ショップ内で伊勢型紙の型染め体験をすることが可能です。同体験は、予約制となっている。

職人が使用している刷毛を使った伊勢型紙の染め体験


古くから、着物に図柄を染める際の型紙として使われてきた伊勢型紙。体験では、職人によって手作業で作られた伊勢型紙を使って、馬場染工場で染めたオリジナルの風呂敷に、好きなアルファベットや数字を染める。


染め体験では、手作業で作られた型紙と職人が実際に使用している刷毛を使って、風呂敷の生地を染めていく。

予約・問い合わせは、電話またはWEBサイトの問い合わせフォームから。

馬場染工場の伊勢型紙染めワークショップで、世界にひとつだけの風呂敷を作ってみては。

■馬場染工場
住所:京都府京都市伏見区深草向川原町29
馬場染工場公式サイト:https://bamba.kyoto

(佐藤 ひより)

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