チャペル・ローン、アーティストの医療支援のために約束した約380万円と同額をチャーリーxcx/ノア・カーンも寄付
チャーリーxcxとノア・カーンが、米音楽業界における医療保険の拡充を目指して活動するチャペル・ローンに賛同し、医療問題に直面しているアーティストを支援した。
現地時間2025年2月8日にチャーリーは自身のインスタグラム・ストーリーズを通じ、ノアと同様に、レコード会社から契約解除されて医療費の支払いに苦しむアーティストを支援するため、チャペルが約束した25,000ドル(約380万円)と同額を寄付すると宣言した。
チャーリーは“money”という文字と口を指している矢印が書かれているセルフィー写真を投稿し、「ねえ、@chappellroan。アーティストの医療へのアクセスを支援するために、あなたの25,000ドルと同額を寄付します。@noahkahanmusicが同じことをすると投稿していたのを見て、私もそれに倣おうと思ったんです。あなたの【グラミー賞】でのスピーチは感動的で思慮深く、心からの思いやりを感じさせるものでした。私もこの動きを軌道に乗せる手助けができて嬉しい。money where mouth is(口先だけでなく行動で示すよ) xx」と書いた。
チャーリーの寄付はノアの影響によるもので、彼も自身のストーリーズで、チャペルと同額を寄付すると述べた。彼は、「@chappellroan、アーティストの医療へのアクセスを支援するために、君の25,000ドルと同額を寄付します。君に刺激を受けた。この動きを軌道に乗せる手助けができて嬉しい。口先だけでなく行動で示すよ!」と綴っていた。
現地時間2025年2月2日に行われた【グラミー賞】授賞式で<最優秀新人賞>の受賞スピーチを行ったチャペルは、2020年にアトランティック・レコードから契約を解除された自身の経験を例に、アーティストたちに生活賃金や医療保険を提供しないレコード会社を批判した。彼女は、「もし私のレーベルがアーティストの健康を優先していたら、私は全力を注いでいる会社からケアを受けることができたはずです」と観客に語った。
その後、チャペルのコメントは、元A&R幹部のジェフ・ラーバンから批判を招いた。彼は米ハリウッド・リポーターにゲスト・コラムを寄稿し、彼女のスピーチを“ひどく誤解に基づいたもの”と評した。
チャペルはSNSでラーバンに反応し、その大義に貢献するよう挑んだ。彼女は自身のストーリーズに、「@jeffrabhan、(契約を解除されて)苦境に立たされているアーティストたちのために私と同額の25,000ドルを寄付してくれません?私の広報担当は@biz3publicityです、話しましょう」と投稿した。
26歳のポップ・スターは、ファンに“待望の@jeffrabhanからの返事の進捗を伝える”とし、寄付の領収書を共有すると約束。さらにラーバン宛てに「ラーバンさん、あなたが記事の中で“口先だけでなく行動で示せ”と言ったのが良かったです。天才的!つながって、一緒に構築していきましょう。あなたにも同じことができるかやってみて」と最後のメッセージを送った。
【グラミー賞】でのチャペルのスピーチに対しては、業界の幹部や支援者たちから好意的な反応も寄せられた。米ビルボードとのインタビューで、ミュージック・ヘルスケア・アライアンスの創設者兼CEOであるテイタム・オールセップは、チャペルのスピーチを聞いた時“ソファの上で飛び跳ねた”と語った。
彼女は、「“なんてこと、この問題を取り上げてくれてありがとう”という気持ちでした。会話が始まったんです。この話を聞いている若いアーティストたちにとって本当に重要なのは、この業界で生計を立てているのであれば、(医療保険を)諦める必要はないということです」と述べている。
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