【東京都千代田】蘭がテーマの特別展示『台湾蘭花百姿 – 東京展』開催。日本と台湾の博物館の協定で実現!


JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」では、東京大学総合研究博物館企画『台湾蘭花百姿 – 東京展』を、2月15日(土)~6月8日(日)の期間に開催する。

同展では、台湾の蘭という植物をめぐる日台の学術的ストーリーをひもといていく。

日本の博物館と台湾の博物館が協定を結ぶ

蘭を巡っては、東京大学が所蔵する日本産蘭の植物画をテーマとした『蘭花百姿』、コロンビアの蘭花植物画を考察した『カトレヤ変奏』と、これまでに2度の展示企画が「インターメディアテク」で開催されてきた。

今回は、東京大学総合研究博物館と台湾の国立歴史博物館が2024年に締結した学術交流協定の成果の一部として、台湾ヴァージョンの「蘭の博物誌」の展示となる。

主な展示予定の作品


主な展示物の1つ目は「アマナラン Bletilla formosana (Hayata) Schltr.」。田代安定さんが1896年年9月に制作したおし葉標本だ。台東抜仔庄高山蕃社という現在の花蓮近傍にて採集、東京大学総合研究博物館所蔵(TI00190930)。

2つ目は「タイワンキバナセッコク Dendrobium aurantiacum Rchb.f. (as D. flaviflorum Hayata)」。瀬川孝吉さんが1933年6月18日に制作したおし葉標本だ。竹南郡チューブス社にて採集、東京大学総合研究博物館所蔵(TI00298684)。

3つ目は「タイワンバニラ Vanilla somai Hayata」。1916(大正5)年、早田文蔵『臺灣植物圖譜』第6巻 第14図版に収録された「速水不染原画」だ。東京大学総合研究博物館所蔵。

4つ目は「キバナシュスラン Anoectochilus formosanus Hayata」。2012年に中島睦子さんの『日本ラン科植物図譜』に収録された「25–01原図」だ。東京大学総合研究博物館所蔵(TI00089002)。

5つ目は「ホウサイ Cymbidium sinense (Andrews) Willd.」。1930年代頃の山田壽雄さんによるインク、水彩画だ。東京大学総合研究博物館(TI00083582)。

上記1つ目と5つ目は前期、2つ目と4つ目は後期、3つ目は通期展示公開予定だ。

関連イベントが開催

同展の関連イベントとして、シンポジウム『植物芸術 – 日本と台湾からの視点』も2月15日(土)13:30~17:00に開催。

会場は「インターメディアテク」2階「ACADEMIA(レクチャーシアター)」で、言語は日本語および英語(通訳付き)だ。参加費は無料で事前予約不要で参加可能だ。定員は48席で先着順となるため、席に限りがある。

蘭や花、花の絵に興味がある人にとって貴重な機会になりそう。『台湾蘭花百姿 − 東京展』や関連イベントに参加してみては。

■特別展示『台湾蘭花百姿 − 東京展』概要
会期:2月15日(土)~6月8日(日)
時間:11:00~18:00(金・土は20:00まで開館) ※時聞は変更する場合あり
休館日:月曜日、その他館が定める日 ※月曜日が祝日の場合は翌日休館、ただし4月28日(月)は開館
入館料:無料
会場:インターメディアテク2階「GREY CUBE(フォーラム)」/東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階
公式サイト:https://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0283

(鈴木 京)

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