岡山県瀬戸内市、全小中学校・幼稚園に集金サービス「スクペイ」導入。利便性向上など目指す
岡山県瀬戸内市内の全小中学校・幼稚園 計16校園に、MEMEが提供する学校向け集金サービス「スクペイ」が導入された。
MEMEは、「スクペイ」の提供を通じて、市内の学校において保護者の利便性を向上させるとともに、集金業務における職員の業務負担を軽減し、教育に専念できる環境を整備することで、より質の高い教育の提供を目指す瀬戸内市を支援していく。
「スクペイ」導入の背景
平成16年に岡山県牛窓町、邑久町、長船町の3町が合併して誕生した瀬戸内市。合併による効果を最大限に活かしながら、新しいまちづくりを進め、昨年11月1日に市制施行20周年を迎えた。
学校教育においては、「子どもが楽しく学び成長を実感できるまち」を目標に、各施策の充実を図っている。
同市では、多くの学校で現金集金を行ってきたが、保護者から学校集金のキャッシュレス化について要望の声が上がり、集金管理システムの導入について検討が始まったそう。
そして、「スクペイ」のシンプルで学校の業務実態に即したシステム画面や機能が、実際にシステムを使用する学校の教職員等で構成されるプロポーザル審査委員で高く評価され、今回の導入に至ったという。
「スクペイ」のサービス概要
「スクペイ」は、小中学校向けの集金決済サービス。学校は、「スクペイ」を通じて保護者に請求書を発行可能だ。このように、集金業務をデジタル化することで、銀行口座登録用紙の回収や振替データの作成、入金データの確認といった教職員の業務負担を軽減する。
保護者はスマホで請求を受け取り、そのまま支払いが可能。銀行口座(※1)を設定することで銀行即時決済が可能になり、コンビニ支払いを選択する場合は、最寄りのコンビニエンスストアで現金による支払いができる。
また「スクペイ」では、保護者の口座情報や個人情報を学校側で入力・表示することなく、安全に利用できるのもポイント。集金画面はシンプルで直感的に操作できる設計となっており、管理画面上の帳簿に自動反映されるため、残高の確認はもちろん、収支管理まで一元的に行うことが可能だ。
瀬戸内市からのコメント
瀬戸内市は、「現金紛失のリスクや通帳管理の業務がなくなったほか、請求書や督促がシステム上で行えるため、配布物が減り、印刷代や用紙代の削減にも繋がっています。(中略)今後、システムの使用感を学校からフィードバックし、システム改善をすることで、さらなる保護者の利便性の向上および教職員の集金業務の確実性・効率性の向上が実現できると考えています(一部抜粋)」とコメントした。
瀬戸内市における「スクペイ」導入の効果や、今後の全国の自治体への拡大に注目したい。
※1 銀行口座の接続数は1月現在約355行
「スクペイ」URL:https://sukupay.jp
(Higuchi)
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